Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20210607 Shigemori Stone Drive Custom Ver.3 Plus

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BOSS TU-3wに続いて2件目のmy new gearでございます(っ’-‘)╮ =͟͟͞͞💰

パンツ🩲、、、では無くShigemori Stone Drive Custom Ver.3 Plusです!

 

このエフェクターは6〜7年前にデジマートかなんかで、

「Ruby StoneとかMighty Stoneたっけーなぁ!じゃあ一番高いのは何じゃろな?」

という好奇心で値段の高い順にした時に見つけました。

第一印象は、、、正に

🩲

でした(爆

もう柄といい、形といい、完全に競泳用のブーメランパンツを連想し爆笑してました(爆)ꉂꉂ😂

(某メーカーのギターであるクール爺や💩型のエフェクターであるTurd Fuzzと共にギター機材の爆笑ネタとして記憶に残してましたwww)

 

しかし時が経ち、Twitterを始め、様々なギター機材関連の情報を入手してると、フォロワーの方が中々素晴らしい音と褒め称えており、ちょうどその頃アンプライク系ペダルにどっぷり使ってた俺は物凄く興味を持ってしまいました。

しかし新品は13万、中古でも4~6万と結構行ってたので中々手を出せずにいましたが、遂に手に入れてしまいました👍✨

 

Shigemori

Shigemoriは名古屋市に拠点を構えるペダルビルダーで、少数精鋭か個人工房で作られてるみたいです(情報があまり無い😓

Shigemoriのペダルに対する見解は説明書に熱く語られてましたのでご覧くださいませ(꜆ ˙-˙ )꜆

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要は定番の歪エフェクターの回路では無くShigemoriが耳で心地良いと感じたパーツや回路構成を考え出したり、アルミ削り出しボディによる高音質化と、職人意識が強いビルダーみたいですね🤔

アルミ削り出しボディのエフェクターブームの草分け的存在とも言われてます。

同社のディストーションやオーバードライブは非常に高価なものが多いですが、多くのギタリストやベーシストが好んで使用し、また有名な使用アーティスト等が公式HPに記載されてるなど、人気のビルダーみたいです☺️

そしてその中でも最上位機種と呼ばれるものが、今回のStone Drive Custom Ver.3 Plusでございます。

 

Stone Drive Custom

前述の通りStone Drive CustomはShigemoriの中でも最上位機種に位置してますが、識者の方によるとShigemoriのペダルはラインナップでそれぞれ全く異なる性質を持っており、且つ個々で非常に優れたチューニングを施されているので、どんなジャンルの音楽をやるのかで選ぶペダルが変わってくるそうです。

Stone Drive CustomはShigemoriの中でたまたま(値段的に)最上位機種になってるそうです。

で、そのStone Drive Customのコンセプトは「チューブアンプ」で、主にソリッドステートアンプのインプットに繋いで極上のチューブアンプサウンドを再現するそうで、このShigemori的解釈のチューブアンプエミュレータは巷で好評を博し、AIAB系エフェクターでも一目置かれる存在となってます。

 

Ver.3とVer.3 Plusの違い

Ver.3なので恐らく前バージョンとかもあったのかなと思われますが、それらは市場で見かけないので割愛します😌

Ver.3とPlusはそれぞれ併売されてて、Plusの方が3万円ほど高くなってます😳

公式HPによると、Ver.3とPlusは基本の回路は同じで、違いはブースト回路にあります。

Ver.3はナチュラルにブーストさせるのに対し(恐らくクリーンブースト?)、Plusはゲインブーストを行う機能になってます。

 

インターフェース

Gain、Tone、Volume、Boostの一般的な歪エフェクターのようにシンプルな4つまみとなってます。

Boostはフットスイッチでオンオフを行い、オフなら青、オンなら赤色にLEDが光ります。

電源はセンターマイナスの9Vアダプターのみで、中に電池を入れる事は出来ません。

電池を使う場合、アダプターに接続出来る付属のカートリッジを使用します。

 

トーン

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まず歪なんですが、紛うことなきチューブアンプです!\\\└('ω')┘////

JC-40で試しましたが、硬い歪成分は取っ払われて分離の良いウォームな歪を奏でます。

Gainつまみの効きがナチュラルで、下はクランチから上はそれなりの歪量のディストーションまでこなせ、守備範囲が広いです👍✨

ミドル成分も豊富でふくよかで温かみのあるトーンは正にチューブアンプですね🤤

 

Toneはパッシヴタイプのコントロールで、効きはやや特殊です。

12時まではかなり高域が減衰してモコモコした音、1時頃から4時までは緩やかに高域が増幅し、仮に5時をMAXとすると、4時から5時の間で急激に高域が足されてエッジの強い歪になります。

同時に音量も結構変わるので、Volumeと相互に調整して最終的な自分好みのトーンを作るのが良いかなと思いました。

ちなみに個人的には12時だとかなりモコモコした音なので、1~2時くらいまで上げた音が好みでした☺️

 

低音はバランスよく出るタイプで、どっしりと主張した感じは無く、逆に極端にカットされてスカスカという訳でもなく、丁度いいポイントを抑えてます。

ふくよかで分離感の良いミドルレンジを強調するのに一役買ってる気がします👍✨

 

ブースターをオンにすると、ゲインブーストの他にエッジやサスティン等も加わって抜け感が良くなります。

Toneをフルにした時よりも高い帯域を扱っており、キンキンというよりザクザクという風な高域が足される感じです。

丁度チューブアンプにおけるプリ管を1本足したようなゲインブーストという感じですね🤔

 

総合的にチューブアンプサウンドなんですが、では何のアンプに似てるか?と言うと、各々の感性に拠る所が大きいんですが、個人的には第一印象は「Dumble系」かなと思いました。

ミドルの出方や歪み量が何となくDumble系のそれに近い印象です🤔

 

比べてみた

 

Shigemori vs Van Weelden

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国内正規品で買うと値段がほぼ一緒の両者。

まず歪量や大まかなトーンは結構似通ってます。

Van Weeldenの方がローミッドがしっかりと出ており、分厚さで勝ってます。

Stone Drive CustomはToneを12時にすればローが顔を出しては来るのですが、高域のロスが目立つので2時から下げたくないです(笑

Van Weelden側でMode AとBをそれぞれ試したのですが、Stone Drive Customは歪みのキャラに関しては本当にその中間の印象ですね。

Van WeeldenはDumbleよろしくヴィンテージの空気感があり、相対的にStone Drive Customは全体的にトーンがすっきりとしモダンな印象を受けました。

 

Shigemori vs Ethos Overdrive

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日本で買うとほぼ同額の両者Part.2!

まず歪量はほぼ一緒で、大まかなトーンも近いです。

Ethosの方がVan Weeldenよりもヴィンテージ感が強く、Stone Drive Customの方がやはりモダンな印象です。

ミドルレンジや音の分離感はEthosの方があり、Stone Drive Customの方がややスカスカな印象を受けました(笑

ただ、Dumbleのアンプサウンドを目指すなら兎も角、汎用的に使えるチューブアンプサウンドをソリッドステートアンプで欲するなら、癖の少ないStone Drive Customの方が使いやすいかなと思いました。

 

Sigemori vs BJFE Model D 5K

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日本で買わなくてもほぼ同額になる両者!(笑

お馴染みブティックペダルブランドBJFEの最上位に位置する機種との対決⚔

まずModel D自体歪量はそこまで高くないので、Stone Drive Custom側のブーストはオフにしてます。

それを踏まえて聴き比べると、Stone Drive Customの方がやはりモダンという感じで、スッキリとした低域や丸みとエッジ感を絶妙にミックスした高域が使いやすいという印象、Model Dは全体的に丸っこい歪でトーンもDumble寄りの独特のハイミッドが目立つ、ヴィンテージ感を漂わせるサウンドと、かなり毛色が違います。

Ethosの時よりもModel Dの方がさらに癖が強く、やはり様々なジャンルに合わせるならStone Drive Customの方が圧倒的に使いやすいですね🧐

 

Shigemori vs Jetter Gear GS124

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youtu.be

一番初めに似てるなぁと思ったのがGS124。

(これがきっかけでDumble系を次々にあてがいましたw)

比べた所、歪み方は極めて近い感じで、やはりトーンの違いで棲み分けがされてます。

Stone Drive Customは明るいサウンドでサスティンの伸び方がモダンなアンプ、GS124は豊富な1kHz帯のミドルレンジや、"相対的"に散り気味な低音でややヴィンテージ感が出てます。

どちらも素晴らしいサウンドですが、やはりというかジャンルを選ばないのはStone Drive Customかなと思いました😅

 

総評

極まったチューブアンプライクなペダルというのは確かです👍✨

ただ、サウンドに対する値段を考えると高過ぎかなとは思いました(俺はお買い得価格で買ったけど新品は13万です)

音は確かに良いのですが、昨今はアンプライクな優れたペダルが色々有り、発売当時としては凄まじくハイクオリティなサウンドだったのかと思われますが、選択肢の多い現在においてはちょっと厳しいかもしれませんね(見た目もパンt...*´∀`)=⊃)´Д゚);、;'.・グホォ

 

次回は非Dumble系アンプライクペダルと比較していきたいと思います🎶

サウンドハウス  

DJI