Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170701 Roland JC-40 Pt.2

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ROLAND JC-40 ギターアンプ

ROLAND JC-40 ギターアンプ

 

 

 「JCを制すればどこのスタジオでも通用する」
という謳い文句(笑)が有るらしいのですが、JC-120は年代や経年劣化によってかなり音が変わるという事もあります。
まあ同じチューブアンプで、新品同様の高価な真空管を積んだものと、安物で消耗が激しいものを積んだものを比べた時の差よりは大分安定したトーンが得られますが(^^;;

またJCシリーズでも顕著に音が変わり、かなり近いと言われてるJC-40でもスピーカーの大きさやワット数の違いで変わってきます。
なので、どちらかで決めたセッティングをもう一方にコンバートするのは難しいですね(^^;;
ただ基礎的な「JCクリーン」は変わらないので、ある程度近づけることは出来ると思います。

今回はJC-40のクリーンサウンドのセッティングについて書いていきます。

まず、JC-120でよく使われる「5-5-5」(ブライトスイッチはオフ)や「0-10-0」「0-10-4」(ブライトスイッチはオン)
はJC-40では通用しないです。
つかJC-120でもやらないですね笑

「5-5-5」はどちらも高音がキツく、低音に余裕のある120は兎も角40は耳に痛いです(^^;;
iPhoneアプリの、スピーカーからモスキート音を出して測定するアナライザーでも、この設定だと高域がかなり上がってギターアンプらしくない音になります。

次に「0-10-0」ですが、これだと120でも低域が足りないのに40だと尚更です笑
JCのBassはどちらかと言うとLow-Midという感じで、元々ミドルがかなり少ないJCでこれやるとスカスカでペラペラな音になる感じです。
逆に5以上に上げると今度はEQの効きがいいので篭もります。

ではどこかのサイトにあった、JC-120のライン出力、スピーカー出力におけるほぼフラット設定の「0-10-4」にすると、120では音が篭もり、40だと耳に痛いです。
ここで分かったのは、恐らく120と40でEQの帯域が違うという点です。
ミドルが120だとかなり下の方で、40はHigh-Midという感じです。

ここからはJC-40のセッティングになります。

まず動画サイトでライン出力におけるオシロスコープでのフラット設定、ブライトスイッチオンで「2-3-4」のセッティングがありました。
これを試すと、かなり高音が強くやはり耳に痛いです笑
多分スピーカー自体ギターアンプ用というよりも多様性があるモニタースピーカーという感じで、フラットなパワードモニターとして定評のあるYAMAHA MSP-20と比べてもハイよりなハイミッドが強く感じられました。

次にブライトスイッチオンで「0-3-4」でやると、歪ペダルをリターンに繋いだ時の音と同等か近い感じになりました。
やったことある人はご存知だと思いますが、かなり篭もります笑
パワーアンプアウトの端子が付いてる、プリアンプ的な歪エフェクターでないと高域が極端に減衰するのでオススメ出来ません(^^;;

個人的に気に入ったのは写真のような「0-6-4」(ブライトスイッチオン)ですかね。
Midつまみがややハイ寄りなので、ハイが痛いTrebleよりもこちらを少し上げると明瞭かつ耳に痛くないクリーンが出来、バランス良く聴こえるような気がしました。
Midは5か4でもいいかも知れませんが、7以上だと耳に痛いです笑

あくまで俺個人的にいいなと思ったセッティングなので、参考までにお願いしますm(_ _)m

20170630 Bogner Wessex Overdrive Pt.3

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 今回はボグナーの青と比較した時の感想を書きます。

まず、前回ボグナー赤とBurnleyを比べた記事を書きましたが、今回の比較でもほぼ同じような印象を受けました。

青の方が歪が当然強く、3バンドEQの特にTrebleの可変値が広いんですが、Wessexの方が単音でもコードでも音が太い印象を受けました。
なのでカッティングやストロークが出来る位の歪だと、Wessexの方が音が太く、俺はこっちの方が好きです\(^^)/
青のクランチもかなり気に入ってたのですが、前回同様Wessexにお株を奪われた感じです(´•ω•̥`)。。。٩(ˊᗜˋ*)و

ゲインを絞った時のクリーンブースターは青の方が好きです・:*+.*1/.:+
Wessexは若干歪成分が残るんですが(SD-1とかSweet Honeyなんかもそう)、青は完全に歪が消え、アコースティックでナチュラルなクリーンが得られるので重宝してます。
アコシミュの代替としても使えそうな感じです(*´-`)

一番歪む設定にすると、青は完全にアンプライク系のディストーションで、80年代のミドル強目なハードロックからドンシャリのメタルサウンドまでカバー出来、Wessexはオーバードライブまでで留まってる感じです。
青の方が多彩な音を作れる分、Wessexと聴き比べるとどうしても音が細いという印象を受けます。
こう書くと語弊があるかもしれませんが、青は一般的なペダルに比べると音は相当太く、アンプの空気感を再現してる非常にクオリティの高いペダルです(^^;;
ただWessexの方が更に音が太く、コード弾きすると分離感のある音が綺麗にまとまって出てくる印象です。

ボグナーのトーン前提で、オーバードライブ専用ならWessex、オーバードライブとブーストスイッチを押した時のディストーションが欲しい場合は青がオススメです。
ボグナー赤よりは青の方が音作りの幅が広く、前回のBurnleyみたいに明らかにWessexの方がオススメ!という風ではありませんでした。
青のすごさを改めて感じました( ̄^ ̄)ゞ

*1: °ω°

20170628 Bogner Wessex Overdrive Pt.2

先程手持ちのオーバードライブペダルと比較しましたので、今回はWessexの他ペダルと比較した時の感想を書きます。

まずはSweet Honeyのクローンと言われてるSweet Babyです。

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まず音量レベルはSBの方が大きいです。
ブースターとして使うならSBの方が有利かも知れません。
またコンプレッションもSBの方がやや強目なので、ピッキングの強弱を付けたい場合はWessexの方が良いです。
WessexでSBの音はある程度再現出来ますが、Wessexの方が音の分離が良く立体的です。
SBもアンプライクな音ではありますが、Wessexには到底及ばない感じですね(^^;;
また全体のレンジ(特に低音)、歪量もWessexの方が上なので音作りの幅はWessexに分があります。

次はSD-1との比較を書きます。

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まずトーンが全然違います(笑
SD-1は凸、Wessexは凹という印象ですね。
なのでSD-1やTS系のOD、ブースターを使っている人はWessexに違和感を覚えるか、あまり好きになれないかも知れません(笑
一応Wessexの上のトグルスイッチをEにすれば若干ミドルをブースト出来ますが、低音がブーミーになりヴィンテージアンプっぽくなります。
なので割とスッキリした低音のSD-1とまた違った音になります(笑
歪はSD-1の方が強いですが、SD-1は割とすぐに歪むので、多彩な音色を作るならWessexですね。
またWessexの方が(重)低音がかなり強目なので、単体で力強い音が出せる一方、ミドルを強調させるブースターとしてだと使えない感じです。これはSD-1の方がいいかも知れません。
今までSD-1はXPRのブースターとして使ってましたが、初めて単体で試したので、JC-40と相性が良かったのかSD-1も非常にアンプライクで心地よいペダルだと認識しました。
ただWessexと比べるとレンジが狭くこじんまりとした感じで、エフェクターらしさが浮き彫りになる印象も受けました。
なのでやはりWessex並びにNeveトランスシリーズはアンプライクなペダルだと再認識させられました\(^^)/

次回はボグナー青と比べます!

20170627 Bogner Wessex Overdrive

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給料入ったので買いました\(^^)/
ボグナーのNeveトランスペダルシリーズのオーバードライブ、Wessexです!
新品特価で通常より1万円ほど安く購入しました✌(´>ω<`)✌

Neveトランスは前回のBurnleyでも書きましたが、温かみと奥行き感が加わる感じの効果を与えてくれます。

コントロールはLevel、Gain、Treb、Bassとなっており、やや音作りが詰められる印象。
更にBurnleyとほぼ同じ効果のつまみが上部についております。

まず音に関しては、やはりNeveトランスのお陰か温かみがあります。
またボグナーのペダル全般に言える事ですが、音の分離が良く立体的、チューブアンプライクな感じが出てます。
また特有のコンプレッションも健在です。
ミドル寄りのTS系とは違い、高域が明瞭に出て重低音が強めな印象。

ドンシャリ、というよりはベース寄りで、全体的にはっきり聞こえるという感じです。
ボグナーのキャビネットの、低音が強く分離感のいい音と似てます。

低音が強いので、Bassつまみは俺としてはあまり上げず、寧ろ写真の通りかなり下げてます笑
逆に低音に埋もれがちな高域を補う感じでTrebを上げてます。

手持ちのオーバードライブペダル、JOYO Sweet BabyとBOSS SD-1と比べましたので今度記事を書きますが、SD-1はTS寄りでSweet Babyにやや似てましたので、WessexはSweet Honeyペダルにボグナー独特のトーンとNeveトランス効果を足したような印象でした。
また、機会があれば同社の青ペダルとも比べます(^ー^)
かなり高めなペダルですが、ボグナーのトーンが好きなら、という感じです(*´-`)

20170621 Bogner Burnley Distortion Part2

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最近Rockman SustainorかBogner Burnleyしか使ってないです(笑

SansampのキャラクターシリーズとかWampler Triple Wreckがそろそろ要らなくなってきたので売ろうかとも考えてます(爆

(でもOxfordはこの前生産完了したらしいし、Liverpoolはこれはこれで何気に良い音出すし、売ろうにも売れないww)

もしBogner Wessex買ったら、おそらく同社の赤青も要らなくなるかもしれないですね(*´-`)

その位Burnleyが俺に与えた衝撃は凄まじく、現時点では一生もののペダルです!

これとCarbon Copyだけで本当に十分なくらい(笑

(Carbon Copyは以前音痩せする的なレビューを書きましたが、Burnleyだと全く気にならないです)

強いて言えばCarbon Copyから伸びてるケーブルをMonsterのStudioに変えたいくらいでしょうか(笑

Burnleyは確かに音がかなり丸く、メタルなどのリフを刻むには最初は少々迫力に欠けると思うかもしれませんが、暫く弾いてると分離の良さと太い音で以外にも中々迫力があります^ ^

あとゲインの幅が広いので、12時くらいでヴィンテージなクランチ、1〜2時で70年代ハードロック、3時以降でメタルと使い分けることもできます。

ハイゲイン設定だとToneとGainはMAXでも良いですが、Gainは案外3時くらいでも結構歪むので、音の分離感かミドルが突き抜ける音を選ぶかでGainを調整しても良いですね。

今までペダル探しの旅は続くかと思いましたが、漸く落ち着きそうかもです(笑

(まだWessexが残ってますが爆

20170616 Bogner Ecstasy Red vs Burnley

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前回Burnleyの紹介記事で軽くRedとの比較を行いましたが、今回はよりディープに比較をして来たので個人的な見解を書きます(o^^o)

 Guitar:Epiphone Les Paul Custom(ショボくてすみません笑、Gibson Burstbucker PU)

Amp:Roland JC-40

各エフェクターのセッティングは写真のような感じで、Redは(殆どEQを弄れない)Burnleyにトーンを近づける為にEQやトグルスイッチを色々弄ったりもしてます。

 まずトーンですが、どちらもBognerらしくMarshallベースで強過ぎる高域をカットし、分離のいいミドルを弄れるようにし、巷で言うシルキーなトーンとなってます。

BurnleyはRedのインターフェイスでは届かないハイミッド辺りの帯域(1〜2kHz辺り)が多少強調されてます。

この辺りを下手に強調すると、スピーカーシミュを歪ペダルの後段に繋いでアンプに繋いだような、音がのっぺりとしてペラペラの味気ない音になるのですが、Burnleyでは不思議な事に(!)アンプの空気感、奥行き感、音の太さを司るような感じで、これがRedよりアンプライクな雰囲気を醸し出してる要素になってます。

そこを超えてRedでは大体6kHz辺りを操作するTrebleつまみが付いており、これがBurnleyでは不可能な高域のエッジの効いたサウンドを出せるようになってます。

アンプライクなドンシャリメタルサウンドをBognerのエフェクターで作るならRed一択です(多分同社のエフェクター、Ubershallよりもこっちの方がいいw)

 ミドルの帯域に関しては、Burnleyの方がミドルが強く感じられます。

これは恐らくNeveトランスの恩恵で、ミドルが強いというより、全体的な音がチューブアンプの奥行き感や音がいっぺんに出てくる分厚さを再現してるので、相対的に中域が強目に感じられるような気がします。

Redはどちらかというと全体的にスッキリとした感じで、空気感や奥行き感はBurnleyに及ばないものの、どんなにミドルを上げても音が篭らず、抜けの良さを維持したまま分離感のある音を太くする感じです。

恐らくRedのミドルは500Hz辺りを弄ってるような気がします。

通常ここを強調し過ぎると音は太くなる反面、極端に篭る傾向にあるんですが、何故か不思議と篭らず音を太くするので、抜けの良さはBurnleyより上です。

 低音はRedでMAXにしてもどちらも同じ位ですね。

Redの方が全体的に高域にトーンがシフトしてる為か、気持ちBurnleyの方が出てます。

 音の粒はBurnleyの方が丸まってる傾向があり、Redの方が堅い感じの音です。

なのでBurnleyの方がチューブアンプライクで、Redの方が刺激的、エフェクター的な印象を受けます。

但しあくまでBurnleyとの比較で感じた点であり、他のエフェクターと比較すれば非常にアンプライクなのは確かです。

 歪量は。。。以外にも、「僅差」でRedの方が上です。

これは後々弾き倒して気付いたのですが、ブーストして2つのGainつまみ両方MAXにしても、元々Bognerのペダル自体極端な設定でも破綻しないようになっており、音が潰れたりしない分そこまで歪が強くなるペダルでは無いです。

なので歪量は音が潰れない辺りまでRedは突き詰められ、耳に刺激的なディストーションを作るのはTrebleつまみの役割という感じです。

Burnleyの方が音が丸まってるので、相対的にRedの方がハイゲインに感じられます。

これはStructureスイッチを弄っても同様で、気に入ってる100設定からより歪む20thモードにしても僅かにゲインブーストされる位です。

 全体的な音の印象は、Burnleyは「立体的、温かみがある、厚みがある」で、Redは「エッジが効いてる、一音一音が明瞭、抜けが良い」でしょうか(笑

歪のきめ細かさは同じくらいです。

 人に奨めるなら、僕はBurnleyを推します。

多分Burnley弾いた後にRed弾いたら、言い方悪いですがショボく感じると思います(笑

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20170613 アンプについて

今までチューブ、アナログソリッド、デジタルモデリングといろんなアンプを使ってきたので、個人的な解釈を書いていきます。

 

チューブ:それぞれ個性があって総じて出来が良く選択の幅が広いので、出したい音の傾向でアンプを選ぶ感じ。

真空管の品質管理さえ怠らなければ安定した自分好みのトーンを得られ、所謂一生モノのアンプは大体チューブアンプが選ばれる。

但し老舗の廉価版みたいな小型アンプや、どこぞの安価なメーカーのものはあんまし音が良くない印象なので、安いチューブは要注意。

アナログソリッド:真空管の寿命を気にする必要は無いが、出来不出来の差が激しく、自ずと名機と呼ばれるアンプが限定されて持ち上げられる。
チューブを模したPeavey Bandit、Tech21 TMシリーズ、Roland Blues Cubeや、Dimebag Darrel氏のシグネチャーのハイゲインアンプRandall Warhead、ボストンのギターサウンドを再現したRockman XP-100などオリジナリティ溢れるものが多い。

ブライアン・メイのディーキーアンプのクローンやVBM-1もアナログソリッド。

デジタルモデリング:年代によってかなり出来が変わり、00年以前はYAMAHA DGシリーズなどごく一部のハイエンド機器を除いて総じて出来が悪い。
Line 6社のモデリングアンプ、Spider IIIがブレイクした以降から徐々に全体的なクオリティが上がり、2014年位からクオリティは頭打ちな印象。
現在では総じて出来が良く、ギターのvolノブへの追従性やチューブアンプのサチュレーション、絶妙な濁りなども細かく再現されてる物が多い。

Axe FXやKemperなどの「どんなアンプでも高レベルで再現出来る」系は非常に高価だけど、一般的には安価で手軽に楽しめる。