Bogner burnley 【ディストーション】【御茶ノ水本店】
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- 価格: 36,288円
前回Burnleyの紹介記事で軽くRedとの比較を行いましたが、今回はよりディープに比較をして来たので個人的な見解を書きます(o^^o)
Guitar:Epiphone Les Paul Custom(ショボくてすみません笑、Gibson Burstbucker PU)
Amp:Roland JC-40
各エフェクターのセッティングは写真のような感じで、Redは(殆どEQを弄れない)Burnleyにトーンを近づける為にEQやトグルスイッチを色々弄ったりもしてます。
まずトーンですが、どちらもBognerらしくMarshallベースで強過ぎる高域をカットし、分離のいいミドルを弄れるようにし、巷で言うシルキーなトーンとなってます。
BurnleyはRedのインターフェイスでは届かないハイミッド辺りの帯域(1〜2kHz辺り)が多少強調されてます。
この辺りを下手に強調すると、スピーカーシミュを歪ペダルの後段に繋いでアンプに繋いだような、音がのっぺりとしてペラペラの味気ない音になるのですが、Burnleyでは不思議な事に(!)アンプの空気感、奥行き感、音の太さを司るような感じで、これがRedよりアンプライクな雰囲気を醸し出してる要素になってます。
そこを超えてRedでは大体6kHz辺りを操作するTrebleつまみが付いており、これがBurnleyでは不可能な高域のエッジの効いたサウンドを出せるようになってます。
アンプライクなドンシャリメタルサウンドをBognerのエフェクターで作るならRed一択です(多分同社のエフェクター、Ubershallよりもこっちの方がいいw)
ミドルの帯域に関しては、Burnleyの方がミドルが強く感じられます。
これは恐らくNeveトランスの恩恵で、ミドルが強いというより、全体的な音がチューブアンプの奥行き感や音がいっぺんに出てくる分厚さを再現してるので、相対的に中域が強目に感じられるような気がします。
Redはどちらかというと全体的にスッキリとした感じで、空気感や奥行き感はBurnleyに及ばないものの、どんなにミドルを上げても音が篭らず、抜けの良さを維持したまま分離感のある音を太くする感じです。
恐らくRedのミドルは500Hz辺りを弄ってるような気がします。
通常ここを強調し過ぎると音は太くなる反面、極端に篭る傾向にあるんですが、何故か不思議と篭らず音を太くするので、抜けの良さはBurnleyより上です。
低音はRedでMAXにしてもどちらも同じ位ですね。
Redの方が全体的に高域にトーンがシフトしてる為か、気持ちBurnleyの方が出てます。
音の粒はBurnleyの方が丸まってる傾向があり、Redの方が堅い感じの音です。
なのでBurnleyの方がチューブアンプライクで、Redの方が刺激的、エフェクター的な印象を受けます。
但しあくまでBurnleyとの比較で感じた点であり、他のエフェクターと比較すれば非常にアンプライクなのは確かです。
歪量は。。。以外にも、「僅差」でRedの方が上です。
これは後々弾き倒して気付いたのですが、ブーストして2つのGainつまみ両方MAXにしても、元々Bognerのペダル自体極端な設定でも破綻しないようになっており、音が潰れたりしない分そこまで歪が強くなるペダルでは無いです。
なので歪量は音が潰れない辺りまでRedは突き詰められ、耳に刺激的なディストーションを作るのはTrebleつまみの役割という感じです。
Burnleyの方が音が丸まってるので、相対的にRedの方がハイゲインに感じられます。
これはStructureスイッチを弄っても同様で、気に入ってる100設定からより歪む20thモードにしても僅かにゲインブーストされる位です。
全体的な音の印象は、Burnleyは「立体的、温かみがある、厚みがある」で、Redは「エッジが効いてる、一音一音が明瞭、抜けが良い」でしょうか(笑
歪のきめ細かさは同じくらいです。
人に奨めるなら、僕はBurnleyを推します。
多分Burnley弾いた後にRed弾いたら、言い方悪いですがショボく感じると思います(笑