Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170504 BOSS eBand JS-10

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今回はBOSSのギター用オーディオプレーヤー、JS-10の感想を書きます。
*かなりお気に入りの機材なので長いです(爆

これは(見た目も含めて)オーディオプレーヤーという位置づけですが、ほぼギターアンプです(笑
つかオーディオプレーヤーとしては音質は良いんですが操作性的に微妙ですねҨ(´-ω-`)

つかプレーヤーというより見た目通りプレーヤー無しのミニコンポですね爆

先に概要を書くとこれは同社のGT-100相当のプリアンプ、サブウーファー付きオーディオスピーカー、リズムマシンをコンパクトに纏めたものです。
GT-100相当のエフェクトなのでGT-100のように細かい設定は出来ません。
前作JS-8はGT-10相当のモデリングで、使える機能も制限されてましたが、JS-10になってウーファー搭載で低音が補強され、総合的に使いやすくなり、音質も向上してます。
個人的には中古でJS-8買うならJS-10買っちゃった方がいいと思います。

また2インプットあり、ギターやベース、ボーカルなどを2つ同時に差し込んでセッションなんかも出来ます。
ひとりでやるんならギターorベースとボーカルですね(笑

まずモデリングアンプとしての機能は、ギターアンプタイプ25種、ベースアンプタイプ3種あります。

クリーンはNatural Clean、Full Range、JC-120、Clean Twin辺りですね。
主にクリーンサウンドや、後述の歪ペダルで特に歪が強いものを乗せる際に良い感じです。

クランチはCombo Crunch、Stack Crunch、Pro Crunch、Tweed、Deluxe Crunchとフェンダー系が多目です。
勿論ゲイン絞ればクリーンからほんの若干歪んだクリーンも作れ、絶妙な歪にペダルを乗せたい人には良いセッティングになります。

ロー〜ミドルゲインドライブはVO Drive、VO Lead、Match Drive、BG DriveとVOX系が大半占め、ブースターやパライコでリードサウンドも作れたりします。
勿論ゲイン絞ればVOXらしいクリーンなんかも作れますので、一番柔軟な感じです。

リードはHigain Stack、BG Lead、SLDN、MS I、MS I+IIと多く、基本ブースターで補強するぐらいですね。
マーシャルかそれのモディファイが多目で、全体的にカラッとしたアメリカンなドライブサウンドです。

メタルはExtreme Lead、Core Metal、R-Fier Modern、R-Fier Vintageとメサブギーのレクチかそれを独自にBOSSが解釈してモディファイしたもののみです。
元々の歪が強いので、個人的には基本アンプ直か、歪の弱いブースター系で軽くブーストする位ですかね。
TSとか音が太くなって良い感じです(・ω<)

モダンハイゲインはPower Drive、T-Amp Lead、5150 Driveの3種でハイゲインかつ太い歪を出します。
Power Driveはボグナー系のような音がする感じで、特有のミドルの出方やコンプ感があって好きですね^ - ^
これもアンプ直かブースターのみが良い感じです。

音作りが大好きな俺としては涎ものです(笑

それぞれのアンプタイプではVol、Gain、プレゼンス含めた4バンドEQ、後述のT-Compの他、一部ではブライトスイッチの機能が使えます。

まずゲインの可変幅が広く、本来のアンプを超えた最大120まで調整可能です(笑
Volは後段のパラEQと同時に音量調整可能で、こちらは音の太さとも関係するので上げ目が良い感じです。

EQは可変幅が広いですが、帯域も広めなので緩やかに上がるように聴こえます。
またウーファーがかなり効いてるので、ベースは下げ目が良い感じです。
プレゼンスはVOX系のモデリングの場合0が最高値で、上げていくと高域が減衰していくパッシブ仕様となってます。
その他はアクティブタイプで、0から徐々に微調整していくと良い感じです^ ^

ブライトスイッチはゲインレベルが低いと発動する感じで、ミッドハイが強調される感じです。
丁度JC系のアンプについてるものぐらいの帯域ですかね。
ゲインが高いとほぼ効き目は有りません。

T-Compはチューブアンプ独特のコンプレッションを再現するモードで、簡単に書けば下げると粒がきめ細かくなって硬質、上げると歪が丸くなって音の分離感が下がる感じでしょうか。
つまりハイゲインは下げ目、ヴィンテージトーンなら上げ目が良い感じです(^^)

コンプレッサーはサスティン、アタック、トーン、レベルを調整可能です。
リミッターはスレッショルド(信号を一定値以上にならないようにする)、リリース(リミッターが解除されるまでの時間調整)、トーン、レベルを調整可能です。
コンプレッサーとリミッターは同社のコンパクトペダルのようにどちらか一方を選ぶ感じです。

オーバードライブ/ブースターは12種類あり、ゲイン、ボトム(低域調整)、トーン、レベルとなってます。
オーバードライブと言っても、RAT2などのディストーションやFuzz Faceなどのファズもあり、アンプ側をクリーンにしてこちらのセクションで深い歪を作れます。
「アンプによってペダルの乗り方が変わる」という性質を最大限に活かせますので、(俺みたいな)ペダルで音作りが好きな人にはたまらんです(笑
外部ペダルの相性は悪いと言われてますが、個人的にはアンプをクリーンにして普通にペダルを使ったりもしてます(^^)

ノイズサプレッサーはスレッショルドの調整のみで、効き目は抜群です^ ^
ゲートの閉じ方も割と自然なので、他のマルチより頭一つ抜けてる感じです。

パライコは俺がセクションで最も気に入っており、一番時間を掛ける場所です(笑
まずLow GainとHigh Gainはそれぞれアンプ側より低域は低く、高域は高いので、アンプ側のと併せて幅広く調整出来ます。
Levelは全体の音量調整で、クセのないアッテネーターのようなものなので、ここで音量調整してます。

Mid-Lo GainとMid-Hi Gainはそれぞれ20Hzから10kHzまでの間の20バンドの中から選び、その帯域のブースト/カットする量、可変する帯域の広さなどを調整出来ます。
ギターアンプに於いてミドルレンジは大変重要であり、ここを調整する事で大幅に従来のアンプの音質を変えることが出来ます。
またデフォルトのキャビシミュが俺的には微妙なので、それの補正なども出来ます。

ローとハイのカットも可能で、下は20〜800Hzまで、上は12.5kHz〜630Hzまでカットする事が出来ます。
俺は基本フラットにして使いませんが、低域のモッサリ感や高域のシャリシャリ感を消したり、チューブっぽく低域と高域を少し削りたい時に使えます。

モジュレーションは7種類の中から選べ、それぞれ異なる設定が出来ます。
使えるモジュレーションは、コーラス、フェイザー、フランジャー、トレモロ、ロータリー、Uni-V(ユニヴァイブ)、パンです。
エフェクト自体は可もなく不可もなくと言った感じで、俺的にはコーラスが出力系統が3種類から選べるので気に入ってます。

ディレイはディレイタイム、フィードバック、ローパスフィルター、レベルとなってます。
ローパスフィルターで輪郭のあるディレイから、アナログエコーのようなぼやけた音が出せます。
エコー好きなので当然ハイカットです(笑


リバーブはアンビエント(マイク録りした時のようなリバーブをシミュレート)、ルーム、ホール、プレートから選べ、リバーブタイム、ローパスフィルター、レベルなどを調整出来ます。
チューブアンプみたいな奥行き感や立体感を出すならアンビエントが良いです^ ^
スプリングリバーブは難しいですが、近いのはホールですかね。
グリッサンドとかはホールが良い感じです。
プレートは特有の金属感が出るので好みが分かれると思います。

EZ Charは最終的なミドルの調整で、他のアンプで言うContourの役目のような感じがします。

色々トーンは弄れますが、曲に合ったトーンを即席で出したいって人はリストから選べますし、そのトーンにあった内蔵バッキングトラックも選曲されてすぐにセッションやミニライブなんかが出来ます٩( 'ω' )و
(俺はトーン弄りたい人なので全くもって使わないですが笑

勿論外部からの入力も可能で、外部内部問わずバッキングトラック有り無し関わらずセッションを録音、(ループ)再生出来たりテンポの速さ、ピッチの高低を調節可能でルーパー代わりにも使えたり^ ^

筐体は小さいし軽いですが、出音はかなり良く、個人的には自宅向けに最高だと思います!
巷では「ミニコンポみたいでダサい」という意見があり敬遠されがちです笑
またキャビネットシミュが若干のっぺりしてて、低音は充分なのですが高音のエッジを立たせたい人は内蔵のパライコを上げ目にする必要があるかも?

RCAピンでステレオラインアウトもあるので、別途JC-120のリターンとか(前に繋いだらマーシャル12インチ4発のJCM900を軽く凌駕する音量音圧歪を得られましたw)、ミキサーに繋いでPAからも出力出来たりします。

 

BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10

 

 

20170503 Tech21 Sansamp RK5

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恐らくTech21最終レビューになるであろう今回の機材は、ギタリストでボーカリストのリッチーコッツェンのシグネチャーであるRK5です!\\└('ω')┘////

リッチーは古くはPoison、MR. BIG、Winary Dogでギタリストとして活躍し、近年ではソロ作品が人気でシグネチャーのギター(テレキャスター)が発売されるほど波に乗ってる人物です(^^)
まずギターは言うまでもなく上手いのですが、技巧派とは違い独特のエモーショナルな弾き方をするので、ギタリストとしての彼に対しファンは多いです(イケメンだしw
またボーカルが超絶で、ブルース主体のハイトーンでこれまたエモーショナルな声を併せ持ち、天は彼に二物どころか三物与えてるようで羨ましいですd(゚∀゚。)デス!!

今回のRK5はそんなリッチーとTech21がコラボしたマルチエフェクターとなってます。

基本的なインターフェースはFlyrigと全く同じで、Plexi部にこれまた同社の彼のシグネチャーペダルであるOMGを積み込んでる仕様となってます。
このOMGはまたまたHot-Rod Plexiと全く同じインターフェースとなっております。

で、このRK5のOMGの出音ですが、FlyrigのPlexiとは全く持って別物です。
個々の差はありますが、個人的には圧倒的にRK5の方が良いです!(笑
Plexiは試行錯誤を強いられましたが、こちらはどう設定しても俺好みの音になります。
具体的には歪が滑らかになり、ミドルが分厚く分離が良く、Sansampとは違う心地良いコンプレッションが加わり、音そのものが太いです。
Tech21はリッチーのコウモリのような聴覚を元に微調整を行い製作した、とありますが、俺の予想ではボグナーのアンプを再現してると思います。
コンプ感、ミドルの出方、滑らかな歪がまんまボグナーっぽく、彼自身も昔はマーシャルでしたが昨今ではEcstasyやGold Fingerを多用しており、可能性は高いような気がします(^^)
「リッチーのコウモリのような耳で綿密に再現したボグナー」
なのかもしれません(笑

Sansamp部も改良されており、音が太くなってミドルが強くなってます。

Sansamp部もFlyrigとでは俺はRK5の方が好きですね^ ^

本人はワールドツアーでプロトタイプのこれを2台使用しており、1つはSansampをオフにしてGold Fingerへ、もう1つはディレイを気に入ったらしく、ディレイ専用エフェクターとしてループに接続してました。

正直Flyrigは使いづらかったですが、RK5はどのセクションも使いやすく、個人的には手放せない機材の1つです^ ^

サウンドハウス

20170502 KORG MIKU STOMP

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KORG コルグ ギターでミクが歌う! コンパクト・エフェクター MIKU STOMP

KORG コルグ ギターでミクが歌う! コンパクト・エフェクター MIKU STOMP

 

 


今回はMiku Stompの感想を書きます。
単刀直入に書くと、一応所持してますがあまり使ってません(爆

これは音声合成ソフト、ボーカロイドを開発したヤマハと、VOXと提携したり何かとギターアンプやエフェクターに強いコルグが共同で開発したギター用シンセサイザーです。

シンセサイザーですが、使い勝手は歪みペダルのような立ち位置で、コンプレッサーは前段、モジュレーションなどは後段に繋ぎます。

下のボタンがオン/バイパスで、上のつまみで初音ミクが発音するフレーズを決められます。

つまみの「Random」は単語をランダムで選んで発音し、「Phrase」はデフォルトで千本桜などが入っており、スマホやPC用アプリのエディターで自分で歌詞を作って登録出来ます。
「Scat」は「Laah」「Looh」「Ahh」をランダムに発音します。
その他は書いてあるフレーズをそのまま発音します。

左の赤LEDはエフェクトオンで光り、右の黄色はゲインレベルが高くて音が割れそうになると光って警告を促します。

まずギター側にある一定以上のノイズが瞬間的にでも入れば、伸ばしてる声は途切れます(笑
また速弾きやタッピングは追従せず、カエルのような声(笑)が出たり、声が出なかったりします(^^;;
同じくコード弾きも同様な現象が起こります。
基本4ビートくらいで奏でると大丈夫みたいな感じですかね。

逆にチョーキングやトレモロアームは追従し、ビブラートを掛けたりシームレスにキーを上げたり出来ます(^^)

エフェクターとの相性は良く、モジュレーションや空間系はそのままヴォーカルエフェクターのように使えます。
ピッチシフターやオクターバーなんか使えばツインボーカルなんかも再現出来ます。

歪ペダルは前段に繋ぐと、ミクがメガホンから声を出してるような音を出せます。
後段に繋ぐと音が潰れて破綻するので注意(笑

勿論アンプはクリーン前提、リターン挿しも音量調整不可なので非推奨です。
アンプによって声色が変わると思ったら大間違い、スピーカーの違いがほんの多少出るだけで、デジタルシンセのミクの声は普遍的な特性です。
寧ろオーディオ用のフルレンジの方が良い
ので、それに近いJC系のアンプがオススメです。

これで従来のボーカロイドのような音作りは無理、音楽制作に使うにも不安定で無理ですね(笑
ライブで飛び道具的に使うか、遊びで使うくらいでしょうかね。

サウンドハウス

20170501 Rockman Smart Gate

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ロックマンのノイズゲート、スマートゲートです。
ボストンでは使われませんでしたが、ヴァンヘイレンがPeavey 5150のアンプを使ってた時代に使ってた事があり、ロックマンコレクター以外の人も集めてる稀有な製品です。
(別にレアではないんですけどね笑)

この製品はSR&DがJim Dunlopに売却された後、筐体をペダル型にして作り直され、2017年4月現在でも発売されてます。
僕が初めて買ったノイズゲートはそのMXR Smart Gateで、その後BOSS NS-2の方が使い勝手が良く乗り換えました(笑

余談ですが、ノイズゲートはある一定以下までdBが下がったらミュートするもので、ノイズリダクションはノイズ成分を検知して除去するものです。
ノイズゲートは無音時には強いですが、設定次第でミュートされる段階でいきなり音が消えたり不自然になります。
ノイズリダクションはホワイトノイズやピンクノイズを検知して消してくれますが、ディストーションにおける絶妙な倍音成分を消し去って音がペラペラになりかねないという欠点も併せ持ってます。
どちらも一長一短ですね(´∀`)
取り敢えずパッチケーブルから見直すのも手ですね(適当

話が逸れましたが、このSmart GateはRockman SustainorやCompressor、MXR 5150 Overdriveなどにも回路が流用されており、MXRに関してはなんとプロ専用にカスタムメイドされたの2ch仕様の1Uラックバージョン(現在生産完了、当時の値段6万強)までありました。

コントロールはRockmanもMXRも全く同じなので、Rockmanの方で感想を書きます。

まずNoise Band Cutは、特定の帯域を絞ってノイズを除去するモードです。
HISSは超高域、HISS/MIDが中域~超高域、FULL BANDが帯域全体の除去です。
低音はノイズがあまり気にならないので、ノイズが目立つ高域中心に設定出来るということですね(´∀`)

Threshold Adjustはゲートの閉じる基準の信号の大きさを決めます。MXRではこれが回転つまみになってます。
例えば最大にすれば、ギターのサスティンを伸ばしてる途中で、いきなり音がミュートされたりします(爆
その状況に応じて適度に調節するのがベストでしょう。
因みにサスティナーや5150に搭載されてるスマートゲートはここの部分のみです。

Guitar Level/Line Levelは、ギターモードは常識の範囲内でのノイズゲート、ラインモードはラインレベルの強烈なノイズゲートで、通常はギターモードで良いでしょう(笑
下手するとラインモードでは音痩せが凄まじいです(^^;;

総合的にBOSS NS-2の方がゲートが閉じるまでの減衰時間が細かく自然です。
スマートゲートはサスティンをブチッて切られます(笑
これはサスティナーなんかに搭載されてるスマートゲートでも同様で、ゲートは低めに設定するのが良いです。

使い勝手は。。。他のノイズゲートの方がいいかも知れません(笑

 

現行品はこれ

 

MXR M135 SMART GATE

MXR M135 SMART GATE

 

 

20170430 Rockman MIDI Octopus

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大分記事を書くのが遅くなりましたが、ロックマンのMIDI管理ツールのオクトパスです。

ロックマンのハーフラックモジュールはフットスイッチ(ラッチ信号)で切り替えるモードが多く、同社からトリプルフットスイッチなんかも出てましたが当然コントロールが追い付かず(笑)、MIDI全盛の時代という事もあり製造・販売された感じですd('∀'*)
勿論ボストンのメンバーは全員装備済み(笑

コントロールは、まずA~Hまでのボタンはオンオフで後ろに繋いだ各々のラッチ信号を切り替えます。
例えばAのジャックに同社のサスティナーの、フットスイッチのCh切替アウトを接続すると、Aを押せばChが切り替えられます。
A~Hまでで設定したフットスイッチのモードは、左側の赤いスイッチを長押しして0~99までのページに保存することが出来、番号ディスプレイの右隣の矢印付きボタンでページをスクロール出来る仕組みです。
赤いスイッチの下のボタンはページのコピーで、押したままページをスクロールさせ、自分が保存したいページでボタンを離すとそこに保存される仕組みです。

スクロールボタンの他、同社のMIDIペダルでもページをスクロールさせたり、1~5までは即時呼び出せますが、0のページに保存した設定は読まないので注意(^^;;

オクトパスはロックマンのみならず、他のエフェクターでも汎用フットスイッチで何かしら切り替えるジャックが付いてるものは適用対象で、繋いでMIDIペダルでコントロールすれば総合的に管理出来るので非常に便利です。
但しハーフラックになるためエフェクトボードには(脆弱なため)組み込めません(笑

同社のサスティナーとかコーラスディレイはCh切り替えがあり、瞬時に切り替えるにはオクトパスしかなく、必需品と言っても過言では無いです笑

逆にギターサウンドはアンプ直だけな人や、歪ペダル+MXRカーボンコピーだけみたいなシンプルなエフェクター使いなら無用の長物です笑
DTM派にも全く以て使い道はないでしょう。

またアンプやエフェクターの中には「専用」フットスイッチで色々切り替えるものが多く(Marshall MGシリーズとかDigitechシグネチャーシリーズとか)、そちらに使うと何かしらエラーが起きたり反応しなかったりするので、使えないと思った方が良いです。

ロックマンのハーフラックエフェクターには必須なので、ロックマン集めてる人がいたらこれも手に入れちゃいましょう(´∀`)

ちなみに以下のスイッチなどでMIDI管理可能です↓

 

サウンドハウス

20170429 JMI Rangemaster Treble Booster

更新前なので昔使ってすぐ売った機材の感想を少々書きます。

今のアンプには多分必要ないと思いますが、昔のイギリス製のアンプはトーンが全体的に低域にシフトしており、歪ませると籠るため高域を上げて補正してました。

 

今回のこのトレブルブースターは元々Rangemasterが発売してたものをJMIが復刻して限定で発売してたものです。

 

コントロールはオンオフのスライドスイッチとVolumeのみで極めてシンプルです。

Volはアッテネーターの代わりにもなります。エフェクトは最初から掛かってる感じです。

 

上がる帯域はハイミッドな感じで、高域が滑らかに際立ちます。なので刺激的な音ではないですが、抜けが良くなり明瞭になります。

 

今はディスコンなので手に入りづらいですが、作成キットなるものが超格安で売られてるので自分で工作するのもいいかも?w

 

今のアンプはバランスがいい物が多いので多分必要ないと思います。

またイコライザーなどでも調整出来るので、好きな人には、って感じです(笑

サウンドハウス

20170429 Sansamp PSA-1.1

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Sansampシリーズの最上位機種、PSA-1.1です。
ラックタイプのSansampですが、弄れるパラメータがかなり特殊なのでClassicともGT-2とも違います。

元々Sansamp(Classic)が大ヒットし、波に乗って次々と同社製品が発表されて、その中にこれの前機種に当たるPSA-1があり、日本の有名なバンドが使ってたり、ギター用ですがベーシストの間でもClassic含めて評判となってました。
(Tech21製品がベースエフェクターに特に強い理由)

基本的な回路や出音は1も1.1も一緒で、1.1ではMIDIによるトーンのプリセットの管理などが出来るようになりました。
自分で作ったトーンを保存し、手前についてるスクロールボタンやMIDIペダルで簡単に呼び出せるようになってます。
トーンを調整するコントロールがつまみかボタンかの違いでRockman XPRと同じような仕様です。
因みにMIDIの部分だけがデジタル回路で、トーンを構成する箇所はXPRと同じくフルアナログ回路となってます。

アウトプットでは現場に応じてハイかローを選べるようになってます。アンプなどに出力するならローで良いでしょう。
またエフェクトループがステレオリターンとなっており、同時にステレオアウトになってます。
これによりステレオエフェクターが存分に活かせる仕様となっており、プリアンプとして完全に成立してる感じです。
ラック型のパワーアンプを足すだけでラック型のヘッドアンプの完成です(^^)

コントロールはPre-Amp、Buzz、Punch、Crunch、Drive、Low、High、LevelそしてTrimとなってます。
かなり特殊なので思った感じで書いていきます。

まずPre-Ampは名前通りプリ管を歪ませたような音の調整です。単純に歪の量と考えれば分かりやすいかも?
大体同社は12AX7を歪ませた音をシミュしてるのでこれもそうでしょう(適当
MAX付近で「After Burner」とありますが、この辺りにすると急にハイゲインになりきめ細かい歪になります。
ヴィンテージ系や粗い歪はAfter Burner以下、滑らかでモダンな歪はAfter Burnerに合わせると良いでしょう^ ^

Driveを先に感想を書きますと、こちらはパワー管のサチュレーションをシミュレートした感じです。
上げても聴感上はあんまり歪んでませんが、Pre-Ampと合わせると更に激しい歪が得られます。
但し欲張って両方MAXとかにするとノイズがかなり多いので注意が必要です(笑

Buzzは低域の歪量、飽和感、EQの総合調整です。
上げると歪み、ブーミーな感じになります。
ヴィンテージ系のトーンなら上げ目にし、Pre-Ampや後述のPunchを下げ目にすると良いです。
逆にモダンな歪が欲しければ下げめにしてタイトな低音にすると良い感じです。
低音が不足すると思われがちですが、後段のLowはアクティブEQでBuzzより低い帯域なので、こちらを上げると良いでしょう^ ^

Punchは中域の歪量、抜けなどを調整します。
ここで大体サウンドのキャラクターが決まり、ヴィンテージ系のアンプのトーンなら下げ目、メタルやモダンハイゲインを狙うならMAX付近が望ましいです。
ミドルは持ち上がりますが、篭る帯域ではなくどちらかと言うとハイミッド寄りで、抜けが良くなり音の芯が強調され、Pre-Ampと合わせて歪がきめ細かくなる仕組みなので、モダンハイゲインを狙うなら上げるように設定されてます。
逆にブーミーでイナたいサウンドを求めるなら、音が太くて歪の粒が粗い方がいいので下げ目が良いです(^^)

Crunchは高域のコンプレッションな感じがします(適当
これに関してはあまり聴感上気付きにくいですが、上げると高域のコンプレッションが強くなり音が潰れるので、少なくともハイゲイン狙うなら下げ目が良い感じです。
ハイゲインでの感想ですが、上げると音の立体感が薄れて奥行き感がなくなる感じがします。
名前通りクランチで使う分には高域の歪の増加とコンプレッションで、歪や抜けが弱いクランチの音を底上げする感じですかね。
ツイード系アンプとかヴィンテージのVOXなどの若干歪んだトーンを構成するのに良い感じかな?w

EQはLowとHighの2バンド。
Tech21よろしく12時基準でアクティブ/パッシブとなっており、(アクティブに関しては特に)可変幅が広く、ここを調整することによって前項の3つのつまみと共にヴィンテージ系からモダンな音まで再現します。
ドンシャリメタルサウンドを作るなら基本両方MAXですね(笑

Levelは最終的な音量調整となっており、全体的につまみが上げ目ならLevelは下げ目にして登録し、逆にクリーンサウンドを作ったりして全体のつまみが下げ目ならLevelを上げ目にして登録して、音量のバランスを整えたり出来ます。

TrimはMIDI管理外の微小な音量調整で、現場に持ち込んだ際に最終調整する感じですかね。

巷ではアンプシミュレーターとして認知されてはいますが、プリセットが登録されてる位で、基本自分で事細かに調整する機材な気がします。
「いろんな音が作れるアナログプリアンプ」
という感じでしょうか?
丁度シンセサイザーのアナログとデジタルの違いみたいな感じです^ ^
で、昨今のKemperとかAxe-FX IIがアナログモデリングシンセみたいな笑
事細かに調整と出来る分、GT-2やキャラシリーズみたいに容易にトーンを作るのが難しく、同社のアンプのTM60をより拡張したような感じなので慣れが必須です。

またこれも例に漏れずSansamp特有のコンプレッションがあり、GT-2やClassicがダメな人は全く向かないかもしれません(爆
何というか音は柔らかくなって耳に心地いいんですが、刺激的、金属的な音を求めるなら他のハイゲインペダルorアンプの方が良いです。

また新品では値段がTech21でも1番高く、Sansampが大好きで更に微調整したいという人には良いかもしれませんが、GT-2やキャラシリーズで満足ならそちらの方が良いです笑

 

TECH21/Sansamp GT-2

TECH21/Sansamp GT-2