Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170621 Bogner Burnley Distortion Part2

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最近Rockman SustainorかBogner Burnleyしか使ってないです(笑

SansampのキャラクターシリーズとかWampler Triple Wreckがそろそろ要らなくなってきたので売ろうかとも考えてます(爆

(でもOxfordはこの前生産完了したらしいし、Liverpoolはこれはこれで何気に良い音出すし、売ろうにも売れないww)

もしBogner Wessex買ったら、おそらく同社の赤青も要らなくなるかもしれないですね(*´-`)

その位Burnleyが俺に与えた衝撃は凄まじく、現時点では一生もののペダルです!

これとCarbon Copyだけで本当に十分なくらい(笑

(Carbon Copyは以前音痩せする的なレビューを書きましたが、Burnleyだと全く気にならないです)

強いて言えばCarbon Copyから伸びてるケーブルをMonsterのStudioに変えたいくらいでしょうか(笑

Burnleyは確かに音がかなり丸く、メタルなどのリフを刻むには最初は少々迫力に欠けると思うかもしれませんが、暫く弾いてると分離の良さと太い音で以外にも中々迫力があります^ ^

あとゲインの幅が広いので、12時くらいでヴィンテージなクランチ、1〜2時で70年代ハードロック、3時以降でメタルと使い分けることもできます。

ハイゲイン設定だとToneとGainはMAXでも良いですが、Gainは案外3時くらいでも結構歪むので、音の分離感かミドルが突き抜ける音を選ぶかでGainを調整しても良いですね。

今までペダル探しの旅は続くかと思いましたが、漸く落ち着きそうかもです(笑

(まだWessexが残ってますが爆

20170616 Bogner Ecstasy Red vs Burnley

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前回Burnleyの紹介記事で軽くRedとの比較を行いましたが、今回はよりディープに比較をして来たので個人的な見解を書きます(o^^o)

 Guitar:Epiphone Les Paul Custom(ショボくてすみません笑、Gibson Burstbucker PU)

Amp:Roland JC-40

各エフェクターのセッティングは写真のような感じで、Redは(殆どEQを弄れない)Burnleyにトーンを近づける為にEQやトグルスイッチを色々弄ったりもしてます。

 まずトーンですが、どちらもBognerらしくMarshallベースで強過ぎる高域をカットし、分離のいいミドルを弄れるようにし、巷で言うシルキーなトーンとなってます。

BurnleyはRedのインターフェイスでは届かないハイミッド辺りの帯域(1〜2kHz辺り)が多少強調されてます。

この辺りを下手に強調すると、スピーカーシミュを歪ペダルの後段に繋いでアンプに繋いだような、音がのっぺりとしてペラペラの味気ない音になるのですが、Burnleyでは不思議な事に(!)アンプの空気感、奥行き感、音の太さを司るような感じで、これがRedよりアンプライクな雰囲気を醸し出してる要素になってます。

そこを超えてRedでは大体6kHz辺りを操作するTrebleつまみが付いており、これがBurnleyでは不可能な高域のエッジの効いたサウンドを出せるようになってます。

アンプライクなドンシャリメタルサウンドをBognerのエフェクターで作るならRed一択です(多分同社のエフェクター、Ubershallよりもこっちの方がいいw)

 ミドルの帯域に関しては、Burnleyの方がミドルが強く感じられます。

これは恐らくNeveトランスの恩恵で、ミドルが強いというより、全体的な音がチューブアンプの奥行き感や音がいっぺんに出てくる分厚さを再現してるので、相対的に中域が強目に感じられるような気がします。

Redはどちらかというと全体的にスッキリとした感じで、空気感や奥行き感はBurnleyに及ばないものの、どんなにミドルを上げても音が篭らず、抜けの良さを維持したまま分離感のある音を太くする感じです。

恐らくRedのミドルは500Hz辺りを弄ってるような気がします。

通常ここを強調し過ぎると音は太くなる反面、極端に篭る傾向にあるんですが、何故か不思議と篭らず音を太くするので、抜けの良さはBurnleyより上です。

 低音はRedでMAXにしてもどちらも同じ位ですね。

Redの方が全体的に高域にトーンがシフトしてる為か、気持ちBurnleyの方が出てます。

 音の粒はBurnleyの方が丸まってる傾向があり、Redの方が堅い感じの音です。

なのでBurnleyの方がチューブアンプライクで、Redの方が刺激的、エフェクター的な印象を受けます。

但しあくまでBurnleyとの比較で感じた点であり、他のエフェクターと比較すれば非常にアンプライクなのは確かです。

 歪量は。。。以外にも、「僅差」でRedの方が上です。

これは後々弾き倒して気付いたのですが、ブーストして2つのGainつまみ両方MAXにしても、元々Bognerのペダル自体極端な設定でも破綻しないようになっており、音が潰れたりしない分そこまで歪が強くなるペダルでは無いです。

なので歪量は音が潰れない辺りまでRedは突き詰められ、耳に刺激的なディストーションを作るのはTrebleつまみの役割という感じです。

Burnleyの方が音が丸まってるので、相対的にRedの方がハイゲインに感じられます。

これはStructureスイッチを弄っても同様で、気に入ってる100設定からより歪む20thモードにしても僅かにゲインブーストされる位です。

 全体的な音の印象は、Burnleyは「立体的、温かみがある、厚みがある」で、Redは「エッジが効いてる、一音一音が明瞭、抜けが良い」でしょうか(笑

歪のきめ細かさは同じくらいです。

 人に奨めるなら、僕はBurnleyを推します。

多分Burnley弾いた後にRed弾いたら、言い方悪いですがショボく感じると思います(笑

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20170613 アンプについて

今までチューブ、アナログソリッド、デジタルモデリングといろんなアンプを使ってきたので、個人的な解釈を書いていきます。

 

チューブ:それぞれ個性があって総じて出来が良く選択の幅が広いので、出したい音の傾向でアンプを選ぶ感じ。

真空管の品質管理さえ怠らなければ安定した自分好みのトーンを得られ、所謂一生モノのアンプは大体チューブアンプが選ばれる。

但し老舗の廉価版みたいな小型アンプや、どこぞの安価なメーカーのものはあんまし音が良くない印象なので、安いチューブは要注意。

アナログソリッド:真空管の寿命を気にする必要は無いが、出来不出来の差が激しく、自ずと名機と呼ばれるアンプが限定されて持ち上げられる。
チューブを模したPeavey Bandit、Tech21 TMシリーズ、Roland Blues Cubeや、Dimebag Darrel氏のシグネチャーのハイゲインアンプRandall Warhead、ボストンのギターサウンドを再現したRockman XP-100などオリジナリティ溢れるものが多い。

ブライアン・メイのディーキーアンプのクローンやVBM-1もアナログソリッド。

デジタルモデリング:年代によってかなり出来が変わり、00年以前はYAMAHA DGシリーズなどごく一部のハイエンド機器を除いて総じて出来が悪い。
Line 6社のモデリングアンプ、Spider IIIがブレイクした以降から徐々に全体的なクオリティが上がり、2014年位からクオリティは頭打ちな印象。
現在では総じて出来が良く、ギターのvolノブへの追従性やチューブアンプのサチュレーション、絶妙な濁りなども細かく再現されてる物が多い。

Axe FXやKemperなどの「どんなアンプでも高レベルで再現出来る」系は非常に高価だけど、一般的には安価で手軽に楽しめる。

20170612 Bogner Burnley Distortion

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久しぶりにブログの記事を更新します。
もう持ってる機材はレビューし尽くして、最近新しくこれを買ったのでレビューとなります(^^;;

以前から欲しい欲しいと喚いてましたが(笑)、とうとう物欲に負けたのと、新品特価で通常より1万円以上安かったので食指が動きました(爆

Bognerのディストーションペダル、Burnleyです。
Bognerは以前からアンプライク系のディストーションペダルを販売してましたが、こちらも例に漏れずアンプライク系のペダルとなってます。
ただ、XTCシリーズやUbershall、La Grangeとはまた別の路線のペダルとなってまして、以下に違いを書いていきます。

まず、このBurnleyもシリーズものとなってまして、他にオーバードライブのWessex、ブースターのHarlow、コンプレッサーのLyndhurst、ファズのOxfordがあります。
これらに共通する点として、Rupert Neve氏が設計したカスタムトランスが内蔵されており、それが最終的な音の傾向を決めてるそうです。
Rupert Neve氏はオーディオ機器のエンジニアで、アナログ系のハイエンドレコーディング機材などが有名だそうです(何度も賞を取ってるからか、どの機材も高いですw)
で、このNeve氏のトランスが入ってるエフェクター群で一貫して言えるのは、音が太く、分離がよく、奥行き感があるという点らしいです。

話は戻りますが、BurnleyのコントロールはGain、Level、Toneと他種に比べて至ってシンプルとなってます。
(弄る必要が無いという事かな?(^^)
一応音の傾向を変えられるトグルスイッチも付いてるので後で書きます。

トーンはというと、まんまEcstasyアンプです\(^^)/
独特のミドルやコンプ感、弦を弾いた時の振動などがXTC Redと似通ってて、更に音が太くなって奥行き感が増した感じです。

EQが無い代わりにベストなイコライジングがされてるという感じで、個人的にはこれで満足ですが、巷では高域が弱いという感想も散見されます。

Toneノブは全体的な音の出方を変える感じで、奥に引っ込ませたり、全面に出す感じです。
現場調整用のトレブルブースターみたいなものですかね。

GainもMAXにしてもそこまでハイゲインという感じではなく、破綻しない程度にまとまってる感じです。
12時より左はクランチ~オーバードライブという感じで可変幅が広く、右はディストーションでゲインの微調整をしていく感じになってます。
なので12時以降はどんなに回してもさほど歪量は変わらないので、完全に好みで調整出来ます。

トグルスイッチはFとTの2つのパターンがあります。
Fは低音がブーミーになって音圧が上がり、ミドルがブーストされます。
Tは低音がタイトになって全体的にスッキリとしたトーンになります。
僕は完全にTの方が扱いやすく好きですね(^^)
Fはゲイン下げてヴィンテージアンプのクランチとか作るのに良さそうです。

XTC Redと比べると、音の傾向はまんま同じで、Redの方がよりハイゲインで高域のレンジが広いです。
Burnleyの方がより自然なコンプ感で奥行き感があり、アンプらしさで言えばBurnleyに分があると思います。僕もどちらかと言うとBurnleyの方が好きかも?(笑
どちらも極めてアンプライクなのですが、Burnley弾いた後だとRedがこじんまりとしてエフェクターらしさが出てきてるような印象を受けてしまいます。
音の密度、分離感がBurnleyの方が上です。

Friedman BE-ODと比べると、ゲイン量、全体的なレンジは完全にBE-ODの圧勝で、Burnleyの方が音が分厚く、Bogner特有の弦を弾いた感が出てる印象です。
個人的にはBognerのトーンを継承してるBurnleyの方が好きですが、人に勧めるなら間違いなくBE-ODとなるでしょう(爆

MXR Carbon Copyと組み合わせると、正直この2つだけで他にエフェクターは要らないという感じです(笑
ゲインが低いと感じる人もいるかもしれませんが、Burnley自体ぶっちゃけハイゲインアンプ直位の歪は得られるし、実際音抜けは良いのでブースターやEQは不要です。
なのでCarbon Copyで味付けすれば充分という感じで、MarshallだろうがJCだろうがどこのスタジオでも安定した極上なトーンが得られます\(^^)/

アンプライク系のペダルとしてはBE-OD同様極まった感じなので、値段はかなり高いですがオススメです!

20170525 現在欲しいものリスト(笑

今現在機材を買う余裕が無いので、欲しい機材の名前と理由を書いていきます(爆

 

Bogner Burnley Distortion

理由: Bogner Ecstasy Red傾向の音で、更に大元のアンプに近い音が出ると評判に釣られました(笑

アンプライクなディストーションは好きですが、更にBognerだと喉から手が出るほど欲しいです\(^^)/

 

Tech21 Sansamp Classic

理由: 元々Sansampは好きなので、オリジナルのClassicも是非試したいです!

DIPスイッチみたいに、たくさんのパラメータがあると性分で欲しくなるんですよね(´∀`)

 

Rockett Pedal Mark Sampson High Top

理由: ボグナー然りフリードマン然り、ブティックアンプビルダーのペダルは大概クオリティが高いので、クランチに最適そうなペダルとして欲しいです(笑

 

 T.C. Electronic Skysurfer Reberb

理由: 動画見た限りクオリティ高い、安い、評判いいので現状一番買おうかなと思ってるリバーブペダルです。

 

Electro-Harmonix Metal Muff

理由: どんなアンプでもスラッシュ、デスメタル系のザクザクしたリフが刻めるのが良いですね。

値段が比較的安いのも魅力的です。

20170524 Rockmanのトーンその3

今回はヘッドホンアンプやハーフラックエフェクターをJC-40に出力したトーンと、アンプ単体のトーンを比べた感想を書きます。

 

まずは下記の手順で各々を繋いだ音の感想を書きます。

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まず前提としてラックエフェクターはプリアンプと呼ばれてはいますが、俺的には完全にエフェクターだと認識してます。

Volは0にしても音が鳴るし、リターンに挿せば音が使えないレベルにまで籠るからです。

インプットに挿して漸く抜けを確保出来る感じです。

歪はインプット、モジュレーションや空間系はリターンが良いとされてますが、インプットでもステレオ効果が得られるので大差ないですd('∀'*)

 

感想としては、JC-40のプリアンプを通過するので前述通り抜けが抜群です。

リターンに繋いでて「Rockmanはミドル強過ぎ、音が籠る」と嘆いてる人はインプット挿しがオススメです。

(インプットでも籠るという人はしゃーないです笑)

俺はSustainorに関しては普段EQで更にミドルを若干削ってハイを上げてますが(笑

その点XPRはEQ内蔵なので、設定で抜けは簡単に確保出来ます。

単体でメタルサウンドを構築出来るし、SD-1をブースターに使えば更にゲインと音圧を確保出来ます笑

逆にX100は硬い音と言われるJC出力でもキャビシミュが効いてるので音が強制的に丸まってる感じがします。

良い意味でチューブらしく柔らかい音、悪い意味でエッジが丸まって刺激的ではない音という感じです。

 

次は下記のそれぞれのコンボアンプの特徴を書いていきます。

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 コンボに関しては、プリ→パワー→スピーカーとダイレクトに繋がってるので、前述のJC出力に比べると篭もります。

これが本来のRockmanサウンドなのかもしれないですが、Rockman自体はミキサーやPA出力が推奨なので、フラット傾向なJC出力の方が本来の音とも言えます。

まあ、好みですね(爆

1つ目のA12-50は一番生々しい音で、かつ一番歪まないです。

ある意味Rockmanの中では異色という感じの歪です。

ハイがかなり弱く、エッジの立った刺激的なディストーションを作るにはループにEQを繋いで調整するのがオススメですね。

2つ目のXP-100は6.5インチ2発なので、いくらキャビシミュが入ってるとは言えレンジは狭いです。

ローとハイがそのままでは弱く、マスター側のかなり効く2バンドEQである程度は調整出来ます。

 音は言わずもがなXPRの音です(笑

2×50wステレオヘッドアンプとしても使えるので、別途キャビネットを持ってればそちらの方がいいかも知れません(なるべくハイが強めなスピーカーが入ってるキャビがオススメです^ ^)

でも手軽にRockmanの音を堪能出来るという意味では、比較的コンパクトなので扱いやすい?

俺的にはかなり手に入りやすく扱いやすいDGをスタジオとか自宅練習用アンプに活用するのが、Rockmanのトーンを堪能しやすいかと思います。

5インチ程度の小型練習用チープアンプ(笑)でもRockmanの音にしてくれます(^。^)

20170523 Rockmanのトーン その2

続いてはそれぞれのラックエフェクターの歪について書いていきます。
Rockmanのラックの歪エフェクターはSustainor、Distortion Generator、XPRの3機種になります。
XPRaというのもありますが、レアでなかなか出回らない上高額なので手が出せません(笑

まず歪の強さで比べると、

Distortion Generator(SustainとDistortion HarmonixはMAX、Lead Leveler Boostオン)
XPR(Sustainオン、Distortionセクション)
Sustainor(Input GainとSustainはMAX、Distセクション、Gain Boostオン)

の順ですかね。

DGは歪専用といった感じで可変幅が非常に広く、最も歪む設定に出来ます。
特にDistortion Harmonixによるゲインのキャラクターが様々で、クランチからハードなディストーションまでこなせます。
但し備え付けのEQはほんのり効く程度で、XPRに比べると歪量にはあまり関与しなあです。

XPRはX100基準で設定幅が狭い代わりに、他の機材と違ってEQを細かくいじれるのでハイゲインに聴こえるようなトーンを作れます。

Sustainorは一番古い機材だけあり、他と比べてかなり歪が弱いです。
その代わり歪が最も滑らかで独特の分離感があり、モジュレーションや空間系を乗せた時最も立体的に感じました。

次にトーンですが、Sus→DG→XPRの順に段々高域が強くなってきます。
より現代的なトーンに寄せてきた感じでしょうか。
Sustainorが80年代初頭くらいの歪量に対し、XPRは90年代メタルまで行けます。
Distortion Generatorは一番ミドルの抜けが良く、80年代末期の歪という感じです。

最後に汎用性ですが、Sus>XPR>DGと僕は思ってます。
まずDGは歪専用なのでSusとXPRの比較になります。
Susはドライブ2つとクリーン2つのトーンをフットスイッチで切り替えられ、それぞれゲインブーストや音圧アップ、ノッチング、(トーンを変えないで全体的な)トレブル調整が出来るので、他の機材に組み込みやすく、外部エフェクターの乗りが良いです。
XPRは俺的にクリーン2つと赤ゲージのドライブ2つ以外はあまり使えない印象です。
またX100の延長という感じのトーンなので、EQで細かく調整出来ますがやはりノッチングによる独特なフィルターを備付けてるSusに分があります。