Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170324 Orange Crush 20LDX

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Frontman 15Rに失望した僕は、今度こそMGに対抗しうる歪を得られるアンプを手に入れようとOrangeに着目しました。
Orangeの歪はマーシャルとは違い粘りがありウェットな感じで、ミドルが押し出されてると評価され、Tiny Terrorなどの歪を聴いてると、なるほど僕の好みの歪だなと実感しCrushシリーズに過度な期待を寄せてました(笑
今となっては、チューブのTiny Terrorの動画を参考にしたのが悲劇の始まりでした。。。

まず仕様を書くと、クリーンはvolのみ、ドライブはDriveノブとGainノブの2種の歪調整があります。
EQは3バンド、他に各種エフェクトやエフェクトレベル調整ノブ、チューナーなども内蔵されてます。

クリーンはミドル強目で、パス10やフロントマンとは一線を画してます。
何というかウェットな感じは思い切り出てる感じで、歪エフェクターなどを繋ぐと結構ミドルの分厚い歪が得られます。
EQ全部12時でそんな感じなのでミドルは上げない方が良いかなと思います。

歪は、、、パス10やFrontmanと変わらないww≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛
強いて言えば、Frontmanにも勝る10インチスピーカーを搭載してるので、音のレンジは格段に広がってます(笑
でもトランジスタ共通のファジーなザラザラバリバリドライブは相変わらず健在で、GainやDriveノブをどう弄ろうがザラザラバリバリで個性は皆無です(笑
決して2017年時点で最新のCrush35RTとか、チューブシリーズなどと比べてはいけません!(爆
またGainやDriveを分けた理由がよく分かりません(笑
きっと他の小型練習用アンプとの差別化を図ったのだろうと思います(笑

エフェクトはコーラス、トレモロ、ビブラート、ディレイ、リバーブなどがあります。
コーラスは揺れが遅くて深いものと、揺れが速くて浅いものの2種、ディレイはディレイタイムの違うものが4種、リバーブ4種、ディレイ+リバーブと偏りが激しいです(笑
何もデジタル、シリアル接続で音像がぼやけたりします(ーー;)
調整出来るのはエフェクトレベルのみで、他は全てプリセットなのが残念。
オマケ感半端ないです(爆

チューナーもいたって普通。他の小型練習用アンプに付いてるようなやつです。

今では生産完了してまして、わざわざ買い求めるものでは無いですw

あとパス10とかFrontmanとかもそうですが、これ系の歪は爆音にすればある程度太くなりバリバリ感が多少軽減されます。

あと、メサのキャビ(Celestion Black Shadowをマウント)なんかに繋ぐと強制的にメサの音にしてくれるのでオススメです(笑

20170323 Fender Frontman 15R

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Fenderが嘗て販売してた小型練習用アンプ、Frontmanシリーズのリバーブ付き15wのソリッドステートアンプです。
多分現行ではFrontman 10だけのラインナップになってたと思います。

一時期MG15FXに対抗しうる良質な小型練習用アンプを探してて、パス10のドライブChに当時は失望したので、白羽の矢が立ったのがコレでした(笑
パス15Rも考えましたが、どうせパス10と同じかなとも考えたので遠慮しました(^-^)
(パス15Rは時折銘機扱いされることもあるようです)
なので完全にMG信者でしたね(爆

コントロールはオーソドックスなクリーンとドライブChにそれぞれVolとGain、3バンドEQ、そしてリバーブとなっており、EQはクリーンとドライブ共通です。

で、感想を正直書くと、パス10とさほど変わりない(爆
まあパス10は6.5インチのスピーカーに対して、こちらは8インチなのでレンジが広いっていう分がありますが、トーンはそんなに変わらないです。
クリーンはパス10より気持ち高域が強いかな?
でも音量が直ぐに上がるので使いづらいです。

ドライブはパス10より低域が出てザラザラ感が若干下がってますが、同じような感じです(笑
しかも音量はでかいww
幸いミドルが付いてるので、トレブル下げてミドル多目にしてハードロック的なサウンドを狙えます。

リバーブはスプリングで、正直大きな音を出さないと本来の力を発揮しないですw小さい音だと効いてるのかどうかも分かりづらいので、家では効果無いですね(笑
でも大音量でリバーブ掛けるとそれなりの音になります(まあ所詮はパス10にリバーブ付けた感じだけどw)。

AUXはRCA端子の接続で結構メンドイですね(爆
あと噂によると、AUXは爆音上げて壊れやすいらしい(ーー;)
多分音源側の音量を0にして徐々に上げていけば調整出来ると思いますが、噂が先行して繋いだことありません(笑

僕としてはこれ買うなら同社のSDR-15(生産完了品)の方がマシだと思いますw
あっちはドライブが向上して、キャビシミュ付いてるので多彩な音を出せるので(^-^)

20170322 Rockman Sustainor (Model 200)


久しぶりにSR&D社製品を書きます。
多分思い入れの強い製品なので、記事がかなり長く偏りがあると思います(笑

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Rockmanシリーズの代表作、Sustainorです。
Rockmanのファンのブログやサイトで頻繁に取り上げられてるので、探してる方は凡そ概要をご存知かと思われますw

Bostonのギタリストは全員導入済、また80年代から90年代初頭に掛けて多くのギタリストがXPRやDistotion Generator(以下DG)と共にこれを導入しており、日本のアーティストも挙って使い、一時期価格が暴騰した経緯がある製品です。

「サスティナー」というとBOSSのCS-3とか、一部アーティストの改造ギターに仕込んでる回路かなんかを思い浮かべると思いますが、これは完全にプリアンプです(爆

入ってるのはコンプレッサー、ブースター、ノイズゲート、ディストーションorクリーン回路、ノッチフィルター、トレブルブースター、各種イコライザーと多彩で異色なので、順を追って説明します。

まずコンプレッサーは入力ゲインとサスティンの調整が可能です。
入力ゲインが高いとアタックが強くなり、ディストーションモードだと歪みが強くなります。
サスティンはコンプ回路の応用で、4つのプリセット(0、8、15、21)から選ぶ感じです。
数字の意味がイマイチ理解出来ませんが(笑
15がデフォルトですが、僕は最大にしてます。

ノイズゲートは後に単体で発売されたSmart Gateの回路を流用しており、自然にノイズ成分が減衰していく感じですが、最大にするとすぐにゲートが閉じるので不自然にミュートしがちです(笑
僕はModel200では半分くらい、後述のDouble ICではオフにしてました。

プリアンプ部は歪2つ、クリーン2つの計4種のトーンが作れます。

まずDistですが、DGの歪と比べるとミドルが弱く、歪も弱いので最初はしょぼい印象を受けました(爆
その代わり音の分離は良く、立体的な音という感じにはなります。
コンプ感が強烈で歪はこの上なく滑らか、強弱がほぼ付かないので、DGよりも異彩という感じの歪です。
Boostスイッチで歪をブースト出来、サスティンも当然伸びまくります(笑

EdgeはクランチモードでX100とかにも入ってます。
Distより粗い歪で弱目ですが、ミドルはこちらの方が高いです。
Boostスイッチでゲインブースト出来る他、オートクリーン機能で音圧を出すこともできます。
ゲインブーストオフでオートクリーンをオンにしギターのVolを下げると、ミドルの強い若干歪んだクリーンが得られます。
僕的には音圧目的で、オートクリーンのクリーンサウンドはあんまし使わないです(笑

何れにせよ、歪を擬音で表すと「ゴオオオオォォン」という感じです(爆

CLNは高域が強目のクリーンサウンドで、歪系と同じくキャビネットシミュレータの回路を通過しており、全体的にCLN2より帯域が狭い感じがします。
グライコで表すと、一番端の低域と高域がカットで、低域かかなり低めで、高域になるにつれて徐々に上がっていく感じですかね。
擬音で表すと「ギャリーン、ジャリーン」な感じで、JC-120のブライトスイッチオンのクリーンよりトレブリーです。
Semi Cleanスイッチをオンにすると若干歪んだクリーンになります。でも結構アンプによって変わってきて、全く歪まず音圧が上がるだけの機能だったりします。

CLN2(TM)は唯一キャビシミュを通ってないトーンで、レンジが広く低域と高域が持ち上がりエレアコみたいな響きです。
商標登録されてるのか(TM)マーク付いてたり、日本では通称「青空クリーン」と呼ばれてたり、何かと有名なトーンです(これに同社のコーラスを加えたものが青空クリーンという人もいる)。
擬音だと「カリーン、コリーン」って感じかな?w
エレアコにコンプレッサーを足したような感じです(笑

これら4つのトーンは任意に2つのチャンネルにプリセット出来、ラッチ信号(フットスイッチとかMIDI)で切り替え出来ます。
定番はCh1に歪、Ch2にクリーンと振り分けてる人が多いですが(ボストン勢もそれ)、クリーン専用機にしたり、その逆も出来たり出来ます。

Treb Trimは歪のみに使えるイコライザーで、高域の調整ですかね。上げ下げで高音がジリジリになったり、逆に篭ったりします。

Phase NotcherはDGのやつと一緒ですが、こちらはFreqというスライドバーでノッチする箇所を可変出来るようになってます。
なのでPhase Notcherがオフの場合はFreqは効かないです。

Treble Boostもディストーションジェネレータと同一です。現場調整用です。

Rhythm Volはフットスイッチ専用のイコライザーで、低域の減衰を行います。減衰することによって音圧が下がり、バッキング用のサウンドになります。

音量はCh1とCh2で個別に設定出来るので、ディストーションに対し音量が小さくなりがちなクリーンを補正したり出来ます。

サスティナーはModel 100、100a、200、200 Double ICの4種の型番ががあります。
型番によって音が違うらしいです。
僕はModel 200とDouble ICを所持してますが、確かにDouble ICの方がローノイズで音が明瞭になってる感じがします。
巷では100系が篭った音、200系が抜けのいい音と言われています。
100系は比較的出回ってますが200系は少なく、Double ICはハーフラックエフェクター自体の生産終了の直前に製造された為僅かしかありません。

Double ICは同社のコンプレッサー同様Lead levelerと呼ばれる、ICが大きいのと小さいので重なってるものです。
ノイズ低減、ディストーションの歪の量の増加などの効果が得られます。

プリアンプとして確かに唯一無二の音と言われると納得出来ます。
歪自体は弱い代わりにコンプレッサーで補強してるので、きめ細かさはなく滑らかな感じになってます。
他社製のEQをどう設定して繋ごうとミドルがブーストされた歪で、使うジャンルは限られます(笑
やっぱりコーラス繋いで80年代HR/HMですかね(爆
90年代のJ-POPとかやるには別途ブースターなどが必要です。

クリーンの場合もコンプレッサーの効果で際立って聴こえます。
クリーンはどちらのモードも今の曲でもジャンル問わず使えますね。

僕的にはドンピシャなサウンドですが、万人にはオススメ出来ない、賛否両論がはっきり分かれるサウンドです(笑

20170321 Arion Equalizer MEQ-1

Arion製品は多分これで最後です(笑
Arion意外と買ってるなぁ。。。
あと実はBehringer製品もいくつか買っておりまして、EQも購入済みでほぼ同じ仕様なのでここで書いちゃいますw

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まず両方とも7バンドで入力ゲイン共々±15dBまでブースト/カット可能です。
これはBOSSのコンパクトEQとも性能が一緒で、MXRの6バンドEQとも帯域は完全に一致します。
MXRの方は±18dBと強烈に設定出来ますが。
その帯域は(100、200、400、800、1600、3200、6400)Hzとなっており、MXRはそこから6400Hzを引いたものとなってます。

で、なぜ買ったかと言うと、勿論ロックマンの音を再現する為です(爆
前回RockmanのEQの項目でも話しましたが、ディストーションの後に特定の設定をしたグライコを置くと、ミドルがブーストされつつ抜けのいい音、初期ボストンっぽいサウンドが作れます。

一方Behringerのグライコは同社のアコシミュの大幅調整のために後段に設置してました。
篭ってロクな音が出ないからです(;^_^A
まあ多分僕の設定が悪いんだと思いますがw
因みにディストーションに使うと音が痩せてノイズが凄いらしいですね(適当

また後ほど話しますが、Randallのアンプ(RG8040)を所持しておりまして、それのループに繋いでミドルを大幅に削ってドンシャリサウンドを作ったりもしましたd('∀'*)
タダでさえドンシャリ系の極悪歪に磨きが掛かりましたね(^^;;

まあ普通に使えるので、BOSSのグライコのサブに持っててもいいかもしれないですねw

20170320 Arion Stereo Delay SAD-3

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ARION アリオン Analog Delay アナログディレイ SAD-3

ARION アリオン Analog Delay アナログディレイ SAD-3

 

 

激安エフェクターArion Stereo Delay SAD-3です。

僕としてはアリオンのペダルの中で最高峰の出来だと思います。
コントロールは、通常のディレイにおけるエフェクトレベルが、こちらではDepthになってる以外は基本同じです。

ディレイタイムは最大200msと短めになってるので、あくまでリバーブ〜ショートディレイ的な使い方が好ましいです。

モノラルで使用する場合、Out2に挿して上部のつまみをStereoの方向に合わせます。
ステレオはコーラス同様片方ダイレクト、もう片方はエフェクト音の空間合成になってます。

音的にはまんまアナログエコーという感じで、こだまはかなりぼやけて温かみがあります。僕はディレイとかエコーは半ばリバーブ的に使うからWelcomeです!(笑
ぼやけ具合はRockmanより上という感じですかね。

まあ恐らくBBDは同社のコーラス同様CD3007と安価なものだと思いますが、ディレイに採用したのは大当たりですな(^-^)

またアナログディレイが記事書いてる時点で6千円弱で買えるのはかなりお得です(^^)
しかも他の機種と違って今でも動くし(爆

昨今ではアナログディレイのど定番としてMXR Carbon Copyが槍玉に挙げられますが(僕も持ってます)、SAD-3は全く別物という感じですかね。
今まで使ったアナログディレイを比べてみると、まずRockman Stereo EchoはPANセレクトで最終的な空間内における立体的な音の動き、残響音を構成するという感じです。
SAD-3はフィードバックやディレイタイムが短いので、あくまで擬似リバーブ、エコー、ショートディレイという味付け目的な感じです。
Carbon Copyは後ほど書きますが、こだまの輪郭が比較的はっきりとしてて、モジュレーションなど各種機能があり、どちらかと言うと音そのものを作り上げていく感じですね。
でも設定でエコーや擬似リバーブと軽い味付けなんかも出来るので完全上位互換という感じですが、お値段はやはりSAD-3の3〜4倍弱(巷のエフェクターの平均価格)位です。

まあ世間では輪郭がぼやけ過ぎと賛否両論なので、買う場合は試奏してからがいいかもですw

20170319 Arion Stereo Chorus SCH-Z

続いてArionの屈指の名SCH-Zの感想を書きます。

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まず、好きな人には大変申し訳ないのですが、僕個人の感想ははっきり言って使いにくいです(爆

コーラスの掛かり方が爽やかではなくエグい系で、また音の芯がぼやけるのでディストーションでは使えないです。
シューゲイザーとかのジャンルなら良いかもですが、僕が目指してた80's ハードロック/ヘヴィメタル用にはまず無理です(><)

アコシミュ(べリンガー製)の高域をイコライザーでブーストして漸く抜けて綺麗にかかる感じでした。
因みにSCH-ZはTone MAXです(笑
何というか篭るんですよね(ーー;)
レビューで音量が上がるというのを見ますが、それ以上に篭るのが目立ちます。

 アナログコーラスですが僕には合いませんでした(><)
しかも壊れたので尚更悪い印象しかないですw

と、かなり辛辣なレビューでしたが、僕が使いこなせてないのもありますねw

 かつてこれの前のバージョンであったSCH-1はSCH-Zと比べ音がぼやけず、エグい掛かり方をしないと評判らしいです(今では高いし、そもそも見た事がないですがw)

SCH-1はBBDに松下製MN3007を積んでるのも出音の違いの一因かもしれないです。
SCH-Zは確か海外製のCD3007とかいうコストダウンした物だったような。

 かのマイケル・ランドゥが使用してたのはSCH-1なので、謳い文句に注意(笑

 昨今では多くのモディファイ業者がSCH-Zを改造して販売してたりしますが、お値段は3〜4倍位しますので、余程その業者とSCH-Zにこだわりが無ければ手が出せないです(><)
、、、と思いきや、Youtubeで聴く限りモディファイ品はかなり別物に聴こえますf^_^;