Rockman以外ののmngはこれが今のところ最後となります。
「Palmer Pocket Amp MK2」です!
Palmerは以前キャビネットシミュレータのPDI-03JBを買いましたが、今回はアンプシミュレータとなります。
このPocket Amp、見た目は完全にS○ns○mp GT2なのですが、おそらく高確率で模倣してますね(笑)
(まあBehringerもV-Tomeなるシリーズでパ○ってますが🤣)
アナログアンプシミュレータは個人的に大好きで、Rockmanから始まり、Sansamp Character Seriesも集めましたしPSA-1.1も持ってますし、AMTのLAシリーズも3つ持ってる位なので、今回のPocket Ampも必携でした🥹✨
インターフェース
Gain、Tone、Treble、Bassの4つのつまみと、Vintage/BRIT./USのAmp、Clean/Crunch/HeavyのMods、Classic/Centre/Off XのMic、GND. /Liftのハムノイズ対策の計4つのスライドスイッチで構成されてます。
電源はセンターマイナスの9Vアダプターで動作します。
コレの便利ポイントとして「Phones Out」があり、もし接続先の機器などにそれが無かった場合、ココにヘッドホンなどを繋いでモニタリングなんかも出来ちゃいます👍✨
トーン
Clean
Vintageモードは恐らくFenderのアンプをシミュレートしてるので、ある程度までゲイン上げてもクリーンを維持出来ます。というかVintageモードはやたら音量が低いので音量と共にゲインも上げた方が良いでしょう。
Fenderらしいフラットか、ややドンシャリ気味なクリーンという感じで、歪エフェクターを前段に乗せても中々良い感じに鳴ってくれます✨
Misaki Distortion→Palmer→GO Mixer Pro-Xでライン録り。
— ROCKMAN (@gtrstfgitagia) 2024年7月4日
1. VINTAGE(Fender Tweed系)
2. BRIT.(Marshall系)
3. US(Mesa Boogie Markシリーズ)
の順でModeはClean、MicはOFF X。
中々ペダルの乗りが良くて驚いた😳
一番音が忠実なのはVintageかな。 pic.twitter.com/DqOGfecQ8C
Brit.モードはMarshall系ですね。
Vintageに比べると全体的にレンジが狭くなり、ミドルに帯域が集中してる感じです。
またゲインも大幅に上がるので、このモードでクリーンを狙うならGainは0必須です。ちょっとでも上げると歪みます。
因みに歪ペダルを乗せるとVintageと違って一気にライン臭くなります(笑)
USモードは(やはり)Mesa Boogieっぽいです(笑)
Bpitより高域が抑えられ、逆にローミッドがドッシリと出てる感じは正にそれでしょう。
VintageとBrit.の中間のサウンド、、、と言えなくもないかもしれませんが、兎に角レンジが狭いのでやはりライン臭い音になります。
このライン臭いミドルに集中して低域と高域が削られてるクリーンもイナたい感じがあり、俺は結構好きですね☺️
Crunch
Vintageモードは恐らくTweed系の音かなと思われます。
クリーンにファジーな歪がほんのり加わったような、モコモコしてブーミーな感じが雰囲気を出してます。
ブルースなどやるにはうってつけのトーンだと思いました。
Brit.モードはPlexiでしょうか。歪量やトーンがそれっぽいような気がします。
60~70年代のロックをやるならこのBrit.のCrunchモードが適格でしょう。
程よいサスティンやピッキングのアタックに顕著に反応してくれるのが最高です👍
USモードはBritに比べるとやはりハイミッドが抑えられて低域がかなり出てきます。
Mesa Boogieの古いアンプの特徴は掴んでいるとは思いますが、やはりBrit.と比べるとどうしてもバイト感とかギラつく高域などの派手さに負けて地味な音に聴こえてきますね(好きな方すみません)
Heavy
Vintageモードはやはりヴィンテージな音です🤣
Clean、Crunchと続いて順当にゲインブーストしたような感じで、やはりブーミーな感じはありますね。
ピッキングニュアンスはGainフルでもかなり出やすく、ゲインの低さも相俟ってやはりブルースやロックンロール向けのサウンドですね。
Brit.モードはJCM800よりゲインが低いので、恐らくPlexiをハイゲインモディファイしたような感じでしょうか。
Brown Soundですね😏
ロック、ハードロック、70年代メタルとかやるならこのモードが最高です👍🤘
CrunchモードとHeavyモード、どちらも一長一短な部分があるので、楽曲によって使い分けるのも面白いかも知れませんね🤘
USモードはフラットで堅実なミドルゲインディストーションという感じで、色んな楽曲に柔軟に対応出来そうな気がする反面、Brit.モードのような派手さにやや劣る印象です。
Metallicaとかコレのシミュレート元のアンプ使ってましたが、コレでザクザクとしたソリッドなサウンドは外部EQ使わないと出ません(爆)
低域がBrit.に比べると散りやすいのもあるので、俺はBrit.の方が色んな意味で使いやすいと思いました。
トーンコントロール
まBassとTrebleの2つのコントロールで操作しますが、厳密には後述のMicのスライダーもEQに関わってきます。
何方もアクティブEQで、12時を中心にブースト/カットをアグレッシブに行います。
Trebleは左に回せばモコモコ、右に回し切ると音量が上がりキンキンなサウンドになります。
ただやはり癖も強いので、外部EQがあればそれを後段に繋いで調整した方が音作りしやすいと思います。
Bassは下げれば低域がスッキリし、上げると低音と言うより重低音が増す感じです。
Volumeで調整しやすいTrebleと違い、ここを上げると場合によっては低域が割れるので、ミキサーとかに繋ぐ際は入力レベルを逐一確認するのが肝要です。
MIC
所謂マイクの位置を表してるのですが、Vintageだけ特異な鳴り方で、恐らく別のマイクかスピーカーのシミュレートだと思われます。
具体的には2kHzより上の部分が緩やかにカットされ、全体的に丸くイナたいサウンドになってるという感じです。
Centreは恐らくマイクをスピーカーのセンターキャップに合わせた音を狙ってるのかなという感じで、確かに強い高域と相対的に低域が引っ込んだ感が感じられます。
Off Xは恐らくGT2で言うOffAxisで、スピーカーのエッジの部分をマイク録りした時の音をシミュレートしてるのでしょうが、実際にマイクで録った時の音程Centreとの差は感じられませんでした。
少し音が奥に引っ込んで、高域が落ち着いてバランスがよくなる感じでしょうか。
人によってはハイミッドが減って音が細くなったと感じるかも知れません。
ドンシャリメタルサウンドを狙うならこのOff Xが使いやすいなと思いました。
総評
全体的に中古ではGT2より安いので(Behringer V-Toneよりは高いですが)、GT2の代わりにコレを導入するのもいいかも知れません。
何よりスピーカーシミュレータの部分は天下のPalmerサウンドから来てると思われますので音質は折り紙付きです👍✨
Phone Outでモニタリングが即出来るので何かと便利ですし、アンプシミュレータとしても歪ペダルのヘッドホンでの音質確認用としても使いやすく、筐体も小さいので持ち運びしやすく、中々オススメな機材でございます😊