Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20240909 Quilter Phantom Block

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こちらは割と最近(と言っても2ヶ月前くらい)に手に入れたアナログのキャビネットシミュレータ、Quilter Phantom Blockです。

Quilterはアメリカのギター機材メーカーで、主な製品は超小型のソリッドステートアンプヘッドシリーズがあります。

超小型で真空管を使わずに、アナログ回路で真空管らしいサウンドを奏でられるとして一躍人気メーカーとなり、現在でも定評があります。

他にはリバーブなどのエフェクターも出してるみたいです。

そんなQuilterですがキャビシミュにも力を入れてるようで、今回のPhantom Blockの他に上位機種と思われるSuper Blockシリーズ、最上位機種のDirect Ampなどのラインナップも備えてるみたいです。

今回は日本で唯一手に入るPhantom Blockを買いました✌️

 

インターフェース

一見シンプルに見えますが、本来キャビシミュには無く寧ろオーバードライブペダルにありそうなMaster、Tone、Gainで構成されてます。

 

電源は9Vアダプターか電池、若しくは48Vのファンタム電源でBalanced Outから供給出来るEXT PWRを選択出来るみたいです。

 

またFRFR(Full Range Flat Response)とキャビシミュモードが選択出来ます。

 

インプットは通常の1/4"プラグなのですが、アウトプットはBalanced Out(XLRオス)となってますので、プラグがXLRメスのものでないと挿さりません。

持ってない方は買い足さないと繋げられないのでやや不便かもしれません。

またChameleonでも思ったんですが、Speaker Outが付いてないのでアンプのスピーカーアウトからコレに繋ぐ事はどうやら出来なさそうですね😨

プリアンプ専用のキャビシミュという感じです。

 

トーン

今回プリアンプとしてApex Preampを採用しました。

まず思ったのですが、コレをキャビシミュとして使う場合Toneは0にし、更にGainは9時位まで下げる必要があります。

Toneが効いてるとやたら高域が強調され、キンキンな音になりがちです。

またGainも上げると歪が付与されてくるので(コレ自体アンシミュか?!)、ここも下げてクリーンを維持するのですが、0にすると逆にミュートされるので9時くらいが良いでしょう。

他のアナログキャビシミュと違ってMasterで音量調節が出来るのが使いやすいなと思いました。

 

アンプシミュレータ?

インターフェースがどうしてもアンシミュなので、コレだけ鳴らす形でミキサーに送ってみました。

確かにクリーンにした時の鈴鳴の音や、Gainをフルにした時のファジーだけど何処と無く温かみのある音は小型チューブアンプみたいだなと思いました。

しかし今回はあくまで「キャビシミュ」として購入したので、歪は正直要らないです笑

Toneが0の状態で全てのつまみを取っ払ったものが理想のキャビシミュかなと感じました👍

因みにTone 0が前提で評価すると、キャビシミュとしては中々の出来だと思います。

 

総評

設定次第では中々良いサウンドではありますが、やはりChameleon Cabの方が使いやすいサウンドかなと思いました。

イナたいファジーな歪をチューブ使わずにラインレベルで直接ミキサーに送れるのは便利かもしれません。

プリアンプとして割り切ってもアウトプットがXLRなので持ってない方は買わないといけませんし、人に勧めるには弱いかなと思いました😅

 

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