my new gear...が溜まりに溜まってるのでレビューやって行くぞ!!✊ ̖́-
という事で、今回はあの伝説のMarshall Super Lead Plexi Mk IIを小型化して再現した
「Studio Vintage SV20H」
です!
Marshall製品は今までMG10、MG15FX(2台)、Lead12(Zシリアル)、DSL1C(50th anniversary)、Guv'nor(英国製)、Origin 5C、9004と王道から外れたややニッチなものを集めてきましたが、おそらく今回のは王道に近付いたものかと思ってます😏
このStudioシリーズは3種類あり、JTM45を再現したStudio JTM ST20H、今回のSV20H、そしてJCM800を再現したSC20Hとございます。
ST20HとSV20Hは当時のアンプを忠実に再現してる為当然マスターボリュームが付いておらず、歪ませる場合はLondness IやII(つまりボリューム)をフル付近まで上げる必要があり、結果として大爆音となります(笑)
なので歪ませるならマスターボリュームが付いてるSC20Hが選択肢に入りますが、ハイゲインな歪に慣れてしまってる方々は(俺も含め)物足りなく感じるかもしれません😅
その当時のサウンドを、持ち運びやすい大きさ重さでスタジオで鳴らしたいという方に重宝するアンプとなっております。
インターフェース
Presence、Bass、Middle、Trebleの4つのEQと、Normal、High Trebleそれぞれに繋いだ時のLoudness(Volume)、そしてお馴染み4つのインプットで構成されてます。
もう半世紀以上も常識になっている事ですが、下の写真のようにたすき掛けをする事によりLoudness IとII両方効くようになり、これが相互作用してゲインやトーンに密接に関わってきます。
またたすき掛けの仕方でサウンドが変わり、IとIIそれぞれのセクションの上と下でも音が変わるので、これは試行錯誤で好みのパターンを見つけて行くしかないです🤣
トーン
今回は(当然ですが)自宅でLoudnessをフルに出来ないのと、元々ペダル乗りを試す為に買ったので、数十種類のペダルで歪ませた音を載せてます。
インプットの繋ぎ方、Loudnessのセッティングは、インターフェースの項の写真の通りです。
EQはPresence含め全て12時にしてます。
参考までにCarmen Ghiaで同じペダルを鳴らし同じマイクで録音した音源を載せてます。
まず第一に思ったのですが、写真のようなセッティングで丁度Carmen Ghiaのフラットセッティングと似たような音になるかな?という事ですね。
その上でSV20Hのペダル乗りについてフォーカスしていくとやはり少し高域にギラつきがあり、これがMarshallたらしめるサウンドなのかなと感じました。
Marshall/Brown Sound系のペダルとはすこぶる相性が良く、王道の荒々しいサウンドが顔を出してきます。
但し小音量故かSV20HのEL34とCarmen GhiaのEL84のパワー管での区別は付かず、やはりMarshallは大音量で鳴らすべきなのかなとも考えさせられました。
SV20H単体のEQに関しては、Bassは地を這うような重低音なのに対し、Middleは凡そ2kHz辺りのハイミッド、Trebleが4kHz辺り、Presenceが8kHz辺りなのかなと思われます。
MiddleのピークがMarshallらしく高い位置に来てます。
Marshallのペダルやラックプリとかだと500Hzを司っている場合もあるのですが、アンプはやはりキンキンになりますね🤣
またLoudness IのHigh Trebleインプットにそのまま繋ぐとこれまた強烈に高域が強調され低域がほぼ無くなります。
Marshall自体が高域にシフトしてると逆算してLoudness IIのNormal Inputにそのまま繋ぐと逆にモコモコしたとても使えない音が出てくるので(笑)、やはりたすき掛け接続した方が使いやすいです。
ギター→Normal下段→Normal上段→High Treble下段
が好みのセッティングでした🥰
総評
まず自宅ではアッテネーター噛ませないと爆音になり、アンプ単体だとロクに歪ませられないのであまりオススメは出来ません😭
また元々がSLPなので仮に歪ませられる環境だとしてもオーバードライブ程度の歪みかと思われます。
伝説の歪を堪能したいという方向けです。
またクリーンサウンドもかなりでかいので音量に注意が必要です。
ペダルを乗せる為のクリーンアンプと割り切って使うのが最善策だと思います。