今回は効きが抜群のエンハンサー、Sonic Stompを紹介します!
BBE社
BBEはBarcus Berry Electronicsの略で、1961年にBarcus Berry社が設立されたのが始まりです。
Barcus Berry社は主にアコースティックギター用のピエゾPUで有名な会社で、現在でも製造されてます。
1985年、ジョン・マクラーレン氏を代表取締役とし、エレキギター専門の機材開発の為の会社としてBBE社が新たに設立されました。
BBE社では一般的な歪系や空間系、ワウなどのペダルがリリースされてきましたが、やはり有名なのはエンハンサーであるSonic Maximizerでしょうか。
原音に艶を与え、よりダイナミックにレンジを広げる様は人々に衝撃を与え、いつしか「BBE=Sonic Maximizer」として認知される事になりました。
Sonic Maximizerは元々1Uラックエフェクターでしたが、今回のSonic Stompはペダル化したものになります。
Sonic Stompはどちらかと言うとベース用エフェクターとして大人気で、ググると大抵は「ベース用」にカテゴライズされてたりしますが、勿論ギターにも使えます笑
インターフェース
低域を補正するLo Contourと高域を補正するProcessの2つのつまみで構成されてます。
これは1Uラックエフェクターの882iや482iなどのフラッグシップモデルと同じつまみです。
電源はエフェクター用の9Vアダプターを使用します。
この電源がラックエフェクターと違い、ラックの方はそのままAC100Vから取ります。
この違いで音に相当な差があるのかな、と思われます。
具体的にはラックの方は変換トランスを積んでるので、その分音が太いとかレンジが広いとかあるような気がしますね。
トーン
両方のつまみが0で恐らくフラットだと思われるのですが、やや音痩せしてるかな?という印象です。
まずLo Contourですが、目盛り5までは緩やかに低域が足され、それ以降は割と多目に上がります。
重低音というより、ややローミッドに寄った太い低音が強調されるという感じです。
原音を損なわないので、ベースレンジブースターとして優秀かなと思いました。
兎に角低音が欲しければ、ココをFullにしちゃってもいいかもしれませんね👍✨
次にProcessですが、凡そ4kHz辺りが持ち上がってるという印象で、聴く人によってはかなり音色が変わる感覚を覚えるかも知れません。
よくSonic Maximizerがドンシャリになるという意見が散見されますが、恐らくこのProcessが結構高域を持ち上げるので、そう聴こえるのかも知れません。
0~5までは緩やかに高域が足され、倍音成分も徐々に付加されていくので、5まで回してそこから左右に微調整していくのが良いのかなと思いました。
総評
エンハンサーとして中々優秀かなと思いました。
イコライザーよりも原音に対する忠実度が高いので、やはりSonic Stompならではの可変の仕方かなと思われます。
特に低域をブーストさせたい場合、変な癖を付けずにブーストしてくれるのでSonic Stompは非常に便利かなと思いました😊✌️