Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20220302 Strymon Bigsky Reverb

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先々月買ったのですが、主にアクティブモニター2基のスプリッター目的で買ったので(オマケで高品質なリバーブが付いたら良いよね、みたいなノリw)レビューサボってました🤣

Strymon BigSky Reverbです!

 

Strymonとは

Strymonという企業が発足したのは2004年に遡ります。

最初はアナログエンジニアのGregg Stock氏と電子回路のデザイナーであるLucian Tu氏の二人が細々とエフェクターを作ってた事から始まります。

Gregg氏は以前にAlesisやLine 6といった大手サウンドプロセッサー業界で働いてた事もあり、インストゥルメント製品のノウハウはかなりありました。

最初に作った製品は真空管搭載のプリアンプ/ディストーションペダルで、パラメトリックEQがプリとポストに搭載されてる、非常に実用的なものでした。

そこへ元同僚のPete Celi氏(DSPのスペシャリスト)が遊びに来て、Gregg氏の試作品を試し、それに手を加えて作り上げられました。

更にGregg氏とPete氏の長年の共通の親友であるDave Fruehling氏(回路組み込みのスペシャリスト)がそのプロジェクトに加わり、前身であるDamage Control Designが発足しました。

Lucian氏がシャーシや基礎・構想部分を設計し、Gregg氏、Pete氏、Dave氏がそれに改良を加えていくというスタイルで、最初は真空管ユニットを幾つかラインナップしていきました。

それと同時にDave氏とPete氏はDSP信号処理による製品の開発にも着手し、チューブとDSPのハイブリッド製品もリリースしました。

それらの製品はそこそこの数のギタリストに絶賛されましたが、売り上げ的には厳しいものでした。

そこから5年間、彼らは製品開発のノウハウを更に構築し、昇華し、2009年に社名を「Strymon」に変えて再び製品の開発に取り組みました。

このStrymonという屋号は、亡くなった彼らの友人であるTerry Burton氏が取得したものです。

彼らはblueSky Reverbで超大成功を収めた後DSPユニットを主眼として、今もカリフォルニア州のウェストレイクヴィレッジで次々に製品を開発してます。

 

BigSky Reverb

BigSky Reverbは前述したblueSky Reverbの上位機種に当たる存在で、パラメータの保存やMIDIによるパラメータの読み込みなどが出来、またリバーブの種類も増えてます。

(一部のチラ裏によると、blueSkyとBigSkyでは音質に差があり、blueSkyの方が回路数が少なくて音が太いとか、上位機種のBigSkyの方がハイファイになるとかの噂を目にしましたが、音質は同じだと思いますw)

BigSkyはblueSkyあってこそのBigSkyなので、何故blueSkyが超絶大ヒットし、今日ではド定番リバーブとしての基礎を築いたのかを説明します。

これは持っていらっしゃる方は勿論、持ってない方も情報を得ていらっしゃるとは思いますが、やはり「Shimmer」リバーブが圧倒的に知名度を底上げしてます。

そのShimmerリバーブとはなんぞや?というと、原理としては原音を鳴らした後、エフェクト音側ではハイスペックなSharcコアで演算処理をし、原音のオクターブ上の音を1オクターブ、2オクターブ、3オクターブ、、、とどんどん重ねてアウトし、まるで煌びやかで幻想的なリバーブを演出します。

これが「Shimmer=煌めき」という新感覚のリバーブで、blueSkyが初出で瞬く間に知名度が上がり大人気になりました。

昨今ではEventideのリバーブ系にもパッチとしてあったり、T.C Electronicも幾つかShimmer搭載のリバーブを出したり、その他のリバーブエフェクターやマルチエフェクターにもあったりしますが、やはりStrymonが元祖という他、DSPのノウハウ含む回路設計を極めに極めて他を寄せ付けない程圧倒的高音質なものをデビュー作で持ってきてしまったので、未だに

Shimmerリバーブ=blueSky(BigSky)=Strymon

という図式は13年経った現在でもギタリストの間で認知されてます。

またSteve Lucather氏の他、国内外問わず人気ギタリストなども挙ってボードにblueSkyやBigSkyをぶち込んでるので、見慣れてしまって定番化したというのもあるかもしれません笑

 

インターフェース

つまみに関してはリバーブの種類によって変動するものとしないものがあったり、Param A or Bのように各々のリバーブによって可変するパラメータが違ったりしてくるので、共通項だけ述べていきます。

まずDecayはリバーブの効いてる時間を調整します。

Pre-Delayは原音が鳴った後にリバーブエフェクトがいつ発生するかを調整します。

Mixはドライ音とエフェクト音の比率を決めます。

12時が基準で、左に回していくとドライ音が残ってエフェクト音が小さくなり、0にするとエフェクトが無くなります。

反対に右に回すとドライ音が無くなっていきエフェクト音が強くなり、MAXにするとドライ音が無くなってリバーブ音だけが出てきます。

Toneは左に回すと高域成分が減衰し、右に回せば明るいサウンドになりますが、効き方はほんのりという感じで、主に最終調整用という感じです。

 

リバーブ

全部で12種類のリバーブが搭載されており、それぞれ固有のパラメータを持ってるので、リバーブエフェクトをかなり事細かに作り込めます。

Room、Hall、Plate、Springなどのド定番から、Strymonたらしめる特殊なリバーブであるSwell、Bloom、Cloud、Chorale、Shimmer、ショートディレイとリバーブを足したMagneto、ロングディレイとリバーブを足したNonlinear、リバースリバーブのReflectionsなどで構成されてます。

Shimmerは先ほど説明したので省略しますが特殊なリバーブを見ていくと、まずSwellはドライ音をリバースさせてリバーブを掛ける感じで、BOSS Slow Gear的なドライ音になります笑

これはMixつまみを0にしても効いており、かなり癖のあるサウンドです😅

Bloomはシンセのようなシンフォニックで幻想的なリバーブを鳴らします。

CloudはBloomに低域を足したような感じで、Bloomより重いシンセサウンドという感じですね(どちらもリバーブからかなり離れたようなサウンドですw)

ChoraleはCloudから高域成分を抜いたような、まるで大聖堂でシンフォニーを奏でてるようなリバーブ(最早リバーブと呼べるのか不明www)を奏でます。

Shimmer以外でもかなり高品質で特徴的なリバーブが揃っており、また定番系もスタジオクオリティの高音質なものに仕上がっており、後は昨今あるリバーブエフェクターと比べて自分の好みに合うか合わないかのレベルという感じですね。

もしリバーブを買いたいけど何を買ったらいいのか分からない、という方はBigSkyを最初から買っておけば良いかなと思います😉

本物のスプリング(かプレート)リバーブが良い、とか、Lexiconみたいな雰囲気を出すリバーブが良いとかは無理ですが笑、昨今のリバーブは全てデジタルであり、そのデジタルの中でも群を抜いて高音質なのはStrymonなので(Eventideも高音質らしいです)、それを最初から買っておけば他に目移りしなくなるかもしれないからです☺

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