Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20220106 Verocity Verotwin Custom 五一五丸-B2/FRD-B2 (FRD-B2編)

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前回の記事

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では特注でオーダーしたニコイチペダルの五一五丸-B2(写真右側)を紹介しましたが、今回は左側のペダルについて記事を書きます📝

この写真左側のペダルは「FRD-B2」というもので、Friedman BE-100アンプのエミュレータです。

右側にPeavey 5150のエミュレータである五一五丸-B2、左側にFriedman BE-100のエミュレータのFRD-B2とかなり尖ったオーダーとなってます笑

というのは、昨今水面下で遂行してる実験の為、これらのペダルを両方集める必要があり、何やらニコイチにすれば単体で買うよりも安くなる事が判明したからです爆

よく

「回路のパーツが多く複雑になると音が劣化する」

という話は耳にしますが、Friedman BE-ODとBE-OD Deluxeに違いが無く、逆にDiezel VH4とVH4-2の左側のChでは明らかな差があるので、個人的には時と場合によるという見解です。

 

インターフェース

基本的なVolume、GainにBass、Middle、Treble、Presenceの4バンドEQを合わせた6つまみと、Sat(Saturation)とVoiceの2-Wayトグルスイッチで構成されてます。

俺のオーダーしたものは、左のフットスイッチはオンオフ、真ん中が五一五丸-B2とFRD-B2の切り替え、右がFRD-B2のFriedman BE-100におけるBEモードとHBEモードのゲインブーストとなってます。

要求電圧や全挿し/半挿しでのインピーダンスの切り替えの仕様は五一五丸-B2と同じです。

 

トーン

まず歪量ですが、エフェクターモードだとFriedman BE-ODと比較しての見解ですがGainつまみを最大にしてもそこまでハイゲインでも無い印象を受けました。

 

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ブーストオフ(BEモード)とオン(HBEモード)では、Gainつまみが最大だとあまり大差が無く、12時前後くらいかそれ以下で差が出てくる印象です。

 

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EQに関しては、まずTrebleは増減というよりも帯域のピークが移動してるという印象で、12時より下げればハイミッドが強調され音が丸っこくなり、上げるとエッジの強いザクザクとしたサウンドになります。

Middleはパッシブ型のEQで、凡そ1kHz辺りを司る気がします。

下げればリフやバッキングなどに最適なドンシャリ、上げればリード向けなサウンドになりバランスが良いですね👍🤘✨

BassもパッシブEQだと思われますが、正直効きは弱めです。

下げた時のローカットされたスッキリ感はやや感じられますが、逆に上げた時の迫力とかは無いですね🤔

PresenceはTrebleのパッシブEQという感じで、下げれば音が篭もり、上げると音が明るくなりエッジ感が増します。

TrebleをパライコのFrequency、PresenceをdBと考えて音作りすると分かりやすいかなと思いました。

 

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今度はトグルスイッチの感想です。

まずSATはサチュレーションを意味し、恐らくアンプのパワー管のサチュレーションのエミュレーションかと思われます。

左がオフで通常だとすると、右に倒すと音量が極端に減り、歪量が増し、歪の性質がファジーになります。

滑らかさはオフ、よりハイゲインで荒々しい歪はオンという感じで好みが分かれそうですね😆

Voiceはミドルレンジの特性を微妙に変えるスイッチらしいのですが、正直違いに気付けませんでした笑

強いて言えば右側はローミッド、左側はハイミッド寄りにミドルのピークが推移してるのかなと思いました。

 

比べてみた

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宿命のライバル、BE-OD Deluxeと比べてみました⚔️

因みにFRD-B2は単品で¥44,000、BE-OD Deluxeは¥38,500となってます(2022年1月現在)

FRD-B2はプリアンプモードが最も真価を発揮すると考え、BE-OD Deluxeはクリーンプリアンプを挟んで両者を比較しました。

因みに両者共18Vで駆動してます。

個人的な感想としてはBE-ODの方が奥行感があり、レンジも広く、歪がきめ細かく上品で、FRD-B2はギャリっとした感じが粗めな歪かなという印象を受けました。

しかしながら両者共かなり似通っており、Verocityのエミュレーション技術の高さが伺えました。

しかしながら動画内のGain設定は、BE-OD DeluxeがGain 12時で内部トリマー10時、FRD-B2がGain MAXなので、やはりFRD-B2のゲインの低さが顕著に現れてました。

 

総評

国内ハンドメイドペダルの中では確かに群を抜いてクオリティが高く、人気の高さを裏付けてるなと感じました。

スタジオによくあるMarshall JCM900や2000に直で挿すより、VerocityのエミュレータペダルをプリアンプモードにしてJC-120のリターンに挿した方が、場合によっては良い結果に繋がるかもしれませんね☺️👍✨

反面、五一五丸-B2の時もそうでしたが、ゲインが低めなのでブースターが必須です。

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