5月10日はGOATの日、という事でGOAT Generatorを応援する為に特集記事を作りました🤘✨🐳🐬🐋
GOAT Generatorのスペックなどは過去記事
に詳細に書きましたので、こちらをご参考にしていただければ幸いです☺️
簡単に説明すると、SR&D社製のRockmanシリーズのディストーション兼プリアンプ兼ラインドライバーのDistortion Generatorを、TC楽器並びにエフェクタービルダーのGOATが共同で現代の技術やパーツで蘇らせたというのがGOAT Generatorです。
このGOAT Generator、昨今国内外問わず反響が大きく、記念として「5月10日」を「GOATの日」としてキャンペーンを行う事になりました。
その内容が
「GOAT Generatorを無料で貸し出す」
という太っ腹な企画です🤘✨
Rockmanはディスコンで入手がやや困難、GOAT GeneratorはほぼTC楽器での専売なので試奏などがしにくいという事で「Rockmanのサウンドを体感する」という機会に巡り会う事が中々出来ない中での画期的な企画です!
俺は既に持ってるのでレンタルする必要は無いのですが、Rockmanのサウンドを全国の人に知って貰えるという粋な企画と思い、今回この記事を立ち上げました😃✌️
やはり実際触ってもらって、自分の環境下で鳴らしてもらうのが1番手っ取り早くRockman(GOAT Generator)の音を知って貰える手段ですが、今回はこちらの環境下でどの様に鳴るのか検証してみました😎
因みにGOAT Generatorのセッティングは断りが無ければ全てカーソル位置(フラット)で、CleanやLeadはオフ、Phaseはオンオフでのサウンドを比べてみました。
Roland JC-40
まずは全国のスタジオに常備されてると言っても過言でないRoland Jazz Chorus JC-120の小型版、JC-40でのサウンドを検証しました。
インプット時は俺の好きな設定(Bright SW OFF、Treble 1.5、Middle 6、Bass 3)で鳴らしてます。
感想としては、やはりエフェクターの乗りがいいのかしっかりとRockmanらしいサウンドが出てる印象で、特にPhaseをオンにすると良くも悪くも例の癖の強いサウンドが出てきます(笑
インプットでもリターンでも良い感じなのですが、やはりリターンの方が低音が強調され、Treb.BoostがMAXなのがデフォのGOATは高域が強めなので、低音の強さで相殺されるので、リターンの相性が良いかなと思いました。
リターンでPhase ONが良いですね🤘✨
Two-Rock Studio Signature
Fender Blackface系ならびにDumble系アンプの代表格、Two-Rockのクリーン特化型のStudio Signatureで鳴らしてみました。
やはりチューブアンプの場合、そのアンプの個性がモリモリ出てくる印象で、基本GOATの音で、チューブのニュアンスや奥行き感とTwo-Rockのフィルターめいたものを通して鳴らしてるという印象です(笑
またキャビネットが12インチ1発にしては大き目で、スピーカーがElectro Voice EVM-12Sな為か、Rockmanらしくない低音がガッツリ出てきます(爆
これはこれでまた斬新で味わいのあるサウンドではありますね😊
これもどちらかと言うとリターンの方が相性が良いですが、JC-40程の差は無いです。
VOX Brian May Special VBM-1
今度はVOXから発売されたBrian Mayのシグネチャーモデル、VBM-1で鳴らしてみました。
最初がVBM-1直の音、後半がGOAT Generatorとなってます。
感想としてはどちらも鼻詰まり感の強いサウンドなのですが、ミドルレンジや歪の特性がかなり違います。
VBM-1も結構強烈な鼻詰まりサウンドではあるのですが、やはりGOAT Generator、特にPhaseをオンにした時の音の癖が強く、相対的にVBM-1の歪がフラットに聴こえてきます(笑
また6.5インチスピーカーなのですが、元々Rockmanも帯域の上と下がザックリ削られてるので、他のエフェクターを乗せた時程の帯域の狭さは感じませんでした。
Rockman XP-100a
本家のアンプ vs リターンに繋いだクローンの因縁の対決!⚔
やはりXP-100aは元がXPRな為かそれに付随するサウンドという感じで、GOAT Generatorとかなり違ったサウンドです。
具体的には、やはり2kHz辺りの凹み具合がGOAT Generatorの方が強いですね🤔
またコンプレッションも違いがあり、XP-100aはRockmanに準じた感じなのに対し、GOATは些細に違和感のようなものを感じます。
しかしそこまで大きな違いは無いので、やはりGOATはRockmanらしいサウンドと言えます👍
Rockman A12-50
晩年のSR&D社製品のアンプ、Rockman A12-50でGOAT Generatorを鳴らしてみました。
最初がA12-50のDistortion Ch、その後がGOAT GeneratorをClean Chで鳴らした音になります(エフェクトループは音が小さくなるので無効)
ぶっちゃけた話、GOAT Generatorの方が皆の想像するようなRockmanサウンドという印象です(爆
A12-50の歪は従来のRockmanからかなりかけ離れた音でとにかく丸い音です。
但し音量を上げればそれなりにRockmanぽい音にはなります。
それに対しGOAT Generatorは小音量でもRockmanらしい音を奏でますね。
しかしながらA12-50はClean Chでもガッツリコンプレッサーが掛かっており、GOAT Generatorのみならず他の歪ペダルを掛けても強烈なコンプ感や強調された高域が目立ちます(笑
YAMAHA MSP-3
ラストはスタジオモニターであるYAMAHA MSP-3で鳴らしてみました。
この実験ではオリジナルのDistortion Generator(Small & Large Circuit)も併せて比較したり、Acchan 5150氏が配布されてる「Acchan IR」を駆使して音作りをしてみました😁🤘✨
まずDistortion GeneratorとGOAT Generatorの比較では、トーンはほぼ同じという印象でした!👍👍👍
Distortion Generator側のSmall CircuitとLarge Circuitでもトーンに違いがあり、それを踏まえて考えるとGOAT Generatorの再現度はかなり高いと言えます🧐
しかしコンプ感がやはり違う感じで、Distortion Generatorは「これぞRockman」とも言うべきゴンゴン感が出てるのですが、GOAT Generatorはその部分が無いですね🤔
このコンプ感はRockmanの音としてはかなり重要なファクターとなり得るので、もう少し高い再現度が欲しかったなと思いました(贅沢
因みに動画ではやってないのですが、GOAT GeneratorのCleanとDistortion GeneratorのAuto CLN、GOAT GeneratorのLeadとDistortion GeneratorのLead Leveler Boostでは効き方に違いがあり、個人的にGOATの方ではかなり違和感があったので(トーンがかなり変わる)、今回はオフのままにしました。
「GOAT GeneratorのCleanやLeadを入れた音が好き」とか、「CleanをオンにしてギターのVolを絞った時にクリーンサウンドを出したい」という場合は、Rockmanの事は考えずにGOAT Generatorの機能として捉えた方がいいかもしれませんね🤔
続いてAcchan氏の(あの音を再現する)IRで音作りをしてみました🤘😎🤘
本来は「Rocktron RX20H」やスタジオ用の高価なEQ(DAWソフトでもOK)が必要なのですが、無いのでTorpedo C.A.B M+に内蔵されてるEQやEnhancerで代用しました(すいません🙇♂️
個人的に「あの音」は全く詳しくなく、取り敢えず感覚で「そんな感じだったなぁ」という感じで調整してますが、SD-1とワウがあれば大概何とかなる印象です(笑
因みにセッティングなどはYoutubeに乗せてます😎
まとめ
(需要が高そうな)SustainorやXPRでは無く、Distortion Generatorの再現という点では惜しいエフェクターではありますが、それでもそのDistortion Generatorの再現度はかなり高く、クローンと呼んでも差し支えないクオリティを誇ってます!👍✨
普通のエフェクターとして考えても、3バンドEQに各種機能、ディストーションエフェクターの他にプリアンプ、ラインドライバーとしても使えるので、その音が気に入れば国産エフェクターとしてはかなりコスパがいいのかなと思いました。
無料レンタルで全国のRockmanのファンの方が体験して貰えればなぁと願ってます!