Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20201229 Two-Notes Le Clean

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なんと!

来年来るかな〜と今年は見送ったつもりのプリアンプ、Le Cleanが年内に届いてしまった!(笑

これはレビューしておかなければなりませぬ。。。😅😅😅

 

という訳でmy new gear...

Two-Notes Le Cleanです!🤘✨

Two-Notesブランド及びOrosys社に関しては前回の記事

www.guitarstuff.jp

で書いたので省略します。

前回はIR対応キャビネットシミュレータであるC.A.B. M+でしたが、今回はチューブ搭載プリアンプになります。

 

インターフェース

2ch方式のプリアンプで、左側はTrebleとBassの2バンドEQにGainとVolの計4つまみ、右側がBass、Middle、Trebleの3バンドEQにGain、Sweep、Volの計6つまみで構成されてます。

SweepはMiddleつまみの周波数帯域を操る、Frequency的な立ち位置ですね。

この2つのプリアンプは混ぜる事が可能で、フットスイッチを「同時押し」します。

混ぜる方式は2通りあり、プリアンプBにある押下式のボタンを押し込んだ時はHotモード(A→Bの直列)、出っ張ってる時はColdモード(AとBの並列)になります。

インプットとアウトプットの他、エフェクトループやチューナー用のスルー端子などがあります。

またMIDI端子も搭載しており、MIDIスイッチャーを繋げて制御する事も可能です。

アウトプットはDIアウトやヘッドホンアウトもあり、インターフェースやミキサー等に直接送れる他、アナログ式のキャビシミュが内蔵されてるので、それをオンにする事によりコレ一台でFoHの殆どを賄えます🤘✨

 

Aモード

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フットスイッチも内部のライトも緑色に光ります。

Fenderアンプ(Twin Reverb相当?)のプリ部のような音色でかなりドンシャリな傾向にあります。

個人的にはこれ単体だとエフェクター噛ませるというより、これのみでクリーンサウンドを狙ったり、歪エフェクター使うならBと混ぜて使った方が好印象でした。

 

Bモード

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フットスイッチは黄色で、内部のライトは黄緑色に光ります。

所謂Marshall系のサウンドですが、ローゲインクランチ程度にしか歪みません(笑

クリーンメインで使うという感じですが、こちらも例に漏れずかなりドンシャリなサウンドなので、歪エフェクターを噛ませるならイコライジングが必須です。

Aモードと違ってMiddleやSweepが付いてるのでフラット〜ミドルブーストなサウンドが作れます👍✨

 

Hot Fusionモード(A→Bの直列)

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AモードをブースターにしたBモードで、内部のライトは赤く光り、AモードのVolが無効になります。

クランチなどを作る際はこちらのモードが良いかなと思います。

 

Cold Fusionモード(A+Bの並列)

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AとBを並列にしてミックスするモードで、内部のLEDは青く光ります。

AのVolは無効になる代わりに、FusionつまみでAの出力を担います。

個人的には、Bモード単体とこのモードが歪エフェクターの乗りが良い印象ですね👍✨

 

鳴らしてみた

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Le Cleanを買った目的は、「Torpedo C.A.B. M+用のチューブプリアンプ」なので、早速BOSS DS-2を媒体にし、Le Cleanを挟んでC.A.B. M+をMSP-3で鳴らしてみました🤘✨

まずはLe Cleanを常にONにして、各種IRを堪能しました🤤

BOSS TURBO Distortion DS-2

BOSS TURBO Distortion DS-2

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

続いてはLe Ceanをバイパスした音と、噛ませた音の比較です。

youtu.be

セッティングはこの写真の通りのEQに、Cold Fusionモードで使用してます。

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まずC.A.B. M+にDS-2を直接繋ぐのと何が違うかと言うと、音にハリが出てきてより迫力や明瞭さ、輪郭が浮き彫りになります。

C.A.B. M+に直接繋ぐと、IR次第では高域が圧倒的に足りずモコモコして使い物にならなくなるのですが、こういったプリアンプを足すことによりIRの選択肢がかなり広がります。

以前は高域しか拾わないマイク距離0cmの物ばかり使ってましたが、プリアンプを挟むことによりIRの醍醐味であるダイナミックレンジや空気感を取り込めるマイク距離3〜4cmの物が大いに生かせ、それによって迫力が桁違いに出てきます。

プリアンプ内蔵型のペダルは兎も角、ディストーションペダルなどをキャビシミュに繋ぐ場合は、こういったプリアンプは必須ですね👍✨

で、クリーンプリアンプもこの世の中には沢山ありますが、サウンドの根幹を担う部分なので、このセクションもグレードが非常に重要になってきます。

ではLe Cleanの場合はどうか?

トーンにかなり癖があり、そのままだとドンシャリサウンドで使いづらいです。

しかしEQを詰めていくと極上でエフェクター乗りがすこぶる良いクリーンサウンドが顔を出してきます🤤👍✨

個人的には写真通り、ミドル全開でAとBのBass、Trebleは削り、Sweepは11時位が丁度良い感じでした😊🤘

ガッツリチューブの特性が出てくるので、音がぶっとくなりつつ柔らかさを保っており、今のところこれでプリアンプは充分という感じですね😃✌️

 

総評

最高のクリーンプリアンプでした(笑

トーンに癖があり、EQ全て12時での運用は人を選びますが、弄れば極上なサウンドが得られるので、「一度決めたセッティング」さえキープしておけば良いかなと思います。

他のチューブプリよりも頭一つ抜けたチューブ感が堪能出来るので、チューブ特有の温かみ、太い音、コンプ感などを付与したディストーションペダルサウンドをキャビシミュで鳴らしたい場合はこれが最有力候補かと思われます(但し中々お値段が張ります💸💸💸)

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