Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20200721 KSR Cere 3 Channel Preamp

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エフェクター(フロアプリ)としては丁度1か月振りのmy new gear...となります🥰

KSR 3 Channel Preamp(以下Ceres)です!

KSRはKyle Rhodes氏が2009年に立ち上げた個人のギターアンプのカスタムブランドで、インディアナ州中央部からシンシナシティへ拠点を移し、いくつかのアンプとスイッチャー類などを製造・販売をしてました。

2011年からKSRのアンプが市場で人気に火が付き、昨今はギターアンプのビルダーとしての一角を担うようになりました。

「メイドインUSA」に強い拘りがあり、シャーシは3つの州のいずれかで製造され、アルマイト処理はインディアナポリスで行われ、レーザー彫刻機は社内で、シルクスクリーナーはダウンタウンで、キャビネットは現場で製造されているそうです。

今までハイゲインチューブアンプの雄として君臨してきたKSRですが、今回のCeresは初のソリッドステート機構のフロアプリアンプで、BognerやFriedman、REVVと同じような傾向で微妙に違うスタンスで、新顔としてペダル業界に殴り込みをかけたという感じです🤬

 

インターフェース

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(電源投入時に一瞬だけ光る赤色LEDを激写( ∩'-'📷⊂ )

Clean、Rhythm、Leadの3chが用意されており、Clean ChはToneとVolのみ、Rhythm ChやLead ChはGain、Bass、Middle、Treble、Volの5つのつまみの他、Brightの2-Way、FeelとModeの3-Wayトグルスイッチが付いてます。

クリーンはペダルで用意されたトーンと、トゥルーバイパス、バッファードバイパスの3つの中から選べる3-Wayトグルスイッチがあります。

BypassのフットスイッチでClean ChかRhythm/Lead Chかを選び、Rh/LdのフットスイッチでRhythm ChとLead Chを切り替える方式となってます。

電源は9V固定で200mA以上、9.7Vを超える電圧が掛かると自動でシャットダウンする機構を備えてます。

 

トーン

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(バッファを効かせてる場合LEDは黄色になり、トゥルーバイパスはLEDが消える)

 

まず大前提として「プリアンプ」なのでアンプのリターンか、パワーアンプに直接接続して使用します。

トゥルーバイパスやバッファなどがあるので一見アンプのインプットで使えそうな気がしますが、全体的に音がキンキンになってあまり良くないです😅

 

特徴としては、プリアンプの後段にチューブサウンドのような空気感を出すフィルターが入ってる感じで、Peavey BanditのTranstubeテクノロジーと同じようなニュアンスやトーンに感じられました。

なので第一印象としてはBanditのプリアンプを抜き出してペダルにしたという感じです(その製品は5年前からずっと望んでたので俺得です🤤🤘✨)

EQに関しては、Bassはあまり効かず、Middle(恐らく500Hz)とTrebleはそこそこ効く感じのパッシヴ型で、音をアグレッシヴに変えるというより最終的な調整用という感じです。

Brightスイッチは文字通り高域のブーストをします(クリーンChにも欲しかった)

Feelは何と言うか全体的なサウンドの傾向を示す感じで、上は高域、真ん中は中域、下は低域を中心にして帯域を持ち上げるという効き方をします。

Modeは基礎的な歪量を決める感じで、上がローゲイン、真ん中がハイゲイン、下がミドルゲインという感じです。

 

*以下はJC-40のリターン接続で鳴らした時の感想です。

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クリーン

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Clean Chは癖のないチューブアンプのような印象で、ウォームで鈴鳴り感があり立体的、JC-40などのソリッドステートアンプで鳴らすと特にその効果が享受出来ます🤘

一応前段にディストーションペダルなどを繋いで鳴らす事も出来ますが、高域がスポイルされて迫力に掛け、JC-40のインプットに挿した方がいい結果が得られるような気がします🤔

Toneつまみはハイミッド辺りに効くアクティブ回路で、下げてジャジーなトーンを奏でたり、上げてエッジ感のあるサウンドを得られたりします。

 

Rhythm Ch

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Rhythm Chは一番レンジや歪量の幅が広く、ローゲインクランチからダイナミックレンジなハイゲインサウンドまで得られます。

全体的に5150ぽい歪で、耳に痛くない適度なエッジとチューブライクなフィルターで、ブラウンサウンドが好きな方にはマッチするような心地の良い歪が特徴的です😊

ぶっちゃけバッキングでもリードでも使える万能型なChです🤘✨

 

Lead Ch

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Lead Chはハイゲイン専用という感じで、Rhythm Chよりコンプレッションが強くなり、低域がブーストされた代わりに高域が削れた印象です。

歪は聴覚上は(ハイゲイン設定にした)Rhythm Chの方が出てるような気がします🤔

(恐らくMesa BoogieのCh3のMark IVモードより、Ch2のCrunchモードの方が歪んでるように聴こえるのと同じ原理かなと思います)

スムーズで滑らかなサスティンを得る場合はやはりRhythm Chよりこちらですね😊🤘✨

 

チューブアンプ

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「ソリッドステートアンプでこの調子なら」と、やってみましたTwo-Rockでの乗り具合🎉

JC-40と同じく、InputとReturnそれぞれに接続して実験しました⚗️🧪

まずInputですが、やはり全体的にトレブリーなサウンドになり、悪くは無いんですがバランスが良くないなという感じです。

しかしながらJC-40のInputよりは太くて角の取れた使いやすいサウンドではあります。

では今度はReturnに繋ぐとどうなるか?

結果、超絶気持ちいい(*´ч`*)極上な5150系サウンドが飛び出してきました🤤🤤🤤

多分スピーカーがCelestion V30とか、Greenback、Peavey Blue MarvelやSheffield辺りだともっと気持ちいいサウンドが出てくるのかなとは思いますが、EVM-12Sでもぶっとくて迫力や臨場感のあるサウンドが飛び出してきました🤘✨

(心の中で思わず「Kyle Rhodes天才か?!」と叫んだくらいですw)

で、再びJC-40のReturnに戻し、Trebleを少し削ってMiddleを上げるとある程度Two-Rock版のサウンドに近付いたので、Ceresの設定をちょこちょこ変えればどんなパワーアンプでも気持ちの良いブラウンサウンドが出せるアンプキラータイプのプリアンプなのかなと確信しました😆👍✨

買う前からOla先生の動画等である程度期待はしてましたが、いざ触ってみたら予想以上にハイクオリティで生々しい音だったので、最初は

「チューブ入ってね?!」

と錯覚しましたが(笑)、昨今のアンプライクペダルのクオリティには驚かされますね👍✨

 

次回は(俺が)お待ちかね、BROWN SOUND系での比較を行います!😡⚔️🔥

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