Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20200405 Ovaltone OD-FIVE 2 eXplosion Pt.2(ペダル比較編)

さてさて前回買ったeXplosionですが、今回は各アンプに対する乗り具合や既存で似たようなエフェクターとの比較などの実験を行います⚗️🔎🧐✨

(特に後者の比較対象はてんこ盛りで(笑)、超楽しみな反面大変そうな予感🤮)

大まかなeXplosionのトーンとしては、

・Ultraでもそこまで歪が強くはない。

・SAGやサチュレーションなどは和製では恐らく最強、海外のエフェクターと比べても遜色ないレベルでの再現度。

・動画等ではミドルが強めに思えるが、実際はフラット寄り。

これらを踏まえ、早速実験してみました🤘😆🤘✨

 

エフェクター比較(ニュアンス編)

まずは前項で箇条書きにした、ピッキングニュアンスの出方で例を挙げたペダルから幾つかピックアップし、比較した時の考察を書いていきます。

「アンプライク」という評価が目立つeXplosionですが、

 

Jetter Gear GS124 (Bright:OFF)

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トップバッターは最初にピンと来たコイツでの比較😊

今回はeXplosionの「Low」モードで比較してみました。

まずやはりピンと来た通り(笑)、ピッキング時のチューブコンプやSAGなどは似てました。

GS124を他のアンプエミュレータと比べた時は、

「固いかな?」

という印象でしたが、eXplosionだと逆にソフトでウォームな感じがモロに出てきて驚きました😳

寧ろeXplosionがソリッドな感じに聴こえます。

これについてはeXplosion側のEdgeつまみを弄って調整は可能なので、調整次第ではEQ以外は似通ったニュアンスを出せるのかなと思いました😊

トーンに関してはかなり差異があり、やはりGS124はDumble系譲りのFender Black Face派生のようなノスタルジックなトーンで、対するeXplosionはミドルのピークが下にあり、やや固めな高域も出るのでモダンな印象を受けました。

歪のきめ細かさはGS124にあり、それによって立体感は上ですね🤔

これは完全に好みの問題で、モダンなクランチなら断然eXplosion、FenderやDumbleのようなちょっとエモい感じの柔らかいサウンドが欲しければGS124ですね😊👍✨

 

Catalinbread Formula NO. 55 (Bright:OFF)

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続いてはふわふわスポンジからのコレ(ふわふわスポンジについては前回の記事参照願いますw)

EQはかなり違うのは明白なので、注目はSAG感とサチュレーション感ですね😌

今回もLowモードでの比較です。

まずNo.55はやはりというか、お約束の散りまくりでブーミーな歪み方ですね(笑

eXplosionは相対的にかなりタイトに聴こえました😅

これによりeXplosionのSAGに慣れるには、古いチューブアンプか、そのエミュorシミュを長時間鳴らした後に改めてeXplosionを鳴らせばタイトになって印象が変わるかもしれません(笑

歪のきめ細かさはeXplosionにあり、またトーンもやはりGS124の時と同様、500Hz帯と4kHz帯が出てるので総合的にモダンな感じに聴こえます😊

No.55は雰囲気抜群なので、その手の音楽(ロックンロールとかブルースなど)やるには良いかもですが、オールマイティに使えるODとなるとeXplosionにどうしてもなりますね😅

取り敢えずeXplosionのLowモードは素晴らしいという事ですな😆👍

 

Orange Bax Bangeetar (Bright:ON)

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SAGが凄いと評判のBaxでの比較。

比べた結果、やはりBaxの方が全体的に高域が強く、音に芯があり倍音も豊富に感じられました。

かつタイトな低音でもあるのでまとまり感も良く、各EQの広い可変幅もあり俺としてはBaxはeXplosionの上位互換という感じですね😅

かと言ってeXplosionの音をBaxで完全再現出来るか?と言われたら、やはりほのかに感じられるウォームなトーンやニュアンスがeXplosionにはあり、これがOD-100そのままのサウンドをダイレクトにアウトプットした結果なのかなと考えてます。

また2ch式というのが強く、ローゲインでのサウンドはeXplosionの方が使いやすいので、ソロとバッキング両方を1台のペダルで賄うならeXplosionの方が良いかもしれません。

しかし値段やディストーションの使いやすさを考慮すると、どちらかを勧めるとなれば俺はBaxを推しますね😆🤘✨

 

Diezel VH4-2 (Bright:ON)

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Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

  • メディア: エレクトロニクス
 

今度はVH4-2との比較。

今回はニュアンスがより近いch4をメインに比較してみました🤘✨

結果、やはり前項で書いた通りVH4-2の方がファジーだと言われるch4でもタイトな歪で、SAG感はeXplosionの方が強いです。

なので、もっとタイトで扱いやすいVH4と比べれば、人によってはeXplosionがザラザラしてて纏まり感が薄く使いづらいと感じるかも知れませんね🤔

トーンに関しては、eXplosionにおけるMiddleの可変のカーブが非常に特殊なのが、今回比較して分かりました。

VH4-2と削るミドルの帯域はかなり似通っていて、共にMarshallのドンシャリサウンドを彷彿とさせるような音になるんですが(そもそもDiezelの大元はMarshall)、eXplosionは9時より下げると急激に狭くなったQでざっくり500Hz付近を削ってるような印象を受けました。

因みにミドルを12時より上げてのブースト量はVH4-2の方が圧倒的に上ですが、全体的なミドルレンジ(特にローミッド)はeXplosionの方が多いです。

VH4-2のPresenceとeXplosionのEdgeに関しては凡そ同じような効き方ですが、高域が強まると感じるのはやはりアクティブEQとして作用するVH4-2の方ですね。

この両者に関しては、結構ニュアンスやトーンが違うので何とも言えませんので、やはりCAEとDiezelどちらのアンプが好きかによって好みが分かれるのかなと思います。

(僕はVH4-2の方が好きですね🤔)

 

Bogner Ecstasy Red (Bright:OFF)

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ローエンドが超タイトで巻き弦がブルンと分離感抜群なEcstasy Redとの比較。

これに関してはやはりニュアンスが全然違っており、扱いやすさは断然Ecstasy Redですね😆👍✨

ゲイン量はほぼ同じくらいなので、音作りの幅の広さやSAG感の強さをどう見るかで好みが分かれるのかなと思います。

やはりeXplosionは低音が散りやすく、ピッキングやミュートなどで上手くコントロールしないと、Ecstasy Redに比べ音が潰れやすく扱いが難しいペダルですね😅

裏を返せば、オマケが無いチューブアンプらしさが存分に出てるので、そういったストイックな練習をするのにいいかも知れません(笑

繋いで即使いやすく良い音、となればEcstasy Redでしょう(笑

トーンに関しては、eXplosionは他のペダルと比較してややミドルが強めではありますが、Ecstasy Redの方がローからローミッドに掛けて強く、相対的にeXplosionはフラットな印象を受けました。

個人的にはEcstasy Redの方が好きですね😆🤘

 

エフェクター比較(類似編)

今度は「コイツ被るんじゃね?w」というやつを適当に選別して比較してみました🐊

 

Suhr Eclipse(Bright:ON、Voice:3時)

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まずはやはりインターフェースがほぼ同じEclipseとの比較。

印象としては、やはりEclipseはRiotと同じく特定の低域と高域がバッサリとカットされており、SAG感などは皆無です(笑

その代わりにやはり分離感や単音での太さが強調されており、ややEcstasy Redに通じる所があります😊

なのでインターフェースは似てますが、ニュアンスは全くの別物となっており、本物のアンプに近い感じはeXplosion、使いやすさはEclipseですね🧐

またトーンに関しても違い、やはりEclipseはSuhrらしくローミッドに重きを置いて音が太く、相対的にeXplosionは軽く感じます。

さらに追い討ちをかけるかのようにEclipseには効き目の強いパッシヴタイプの3バンドEQが付いてるので、音作りの幅という点でもこちらが有利に思えます。

ただ、eXplosionにはSAGを伴う歪みの粒が折り重なった、特有のバイト感が音量を上げると出てきて、EclipseはBognerの咆哮のような感じになり、歪の旨味?のベクトルが違うので、使い分けるのもいいかもです😊

因みにローゲインモードだと、Eclipseの方が音が太く芯があり、俺はEclipseの方が好きです😊

 

MXR 5150 Overdrive

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MXR EVH5150 OVERDRIVE

MXR EVH5150 OVERDRIVE

  • メディア: エレクトロニクス
 

GS124と同じく、なんかちょっとSAG感が似てるな〜と思い比較!👍✨

結果、違いは歴然と表れ、5150の方がきめ細かく扱いやすい印象ですね。

eXplosionは粗さが目立ち、また5150に比べると低音が少なく、相対的にちょっとペラペラなサウンドに聴こえました(笑

どちらもチューブのニュアンスは軒並み出てるので、やはり大元のアンプのどっちが好きか?によって変わるのかなと思われます🧐

(僕が勧めるなら5150になるのかな〜😓)

 

総評

「アンプライク」故にかなり人を選ぶペダルだな、と今回の実験で感じました。

一般的なアンプライクペダルと比較すると、「モダン」と「ヴィンテージ」の中間に位置するような感じで、70年代初期のチューブアンプをクランクさせたサウンドという印象が強いです。

CAEは弾いた事が無いんですが、もしとある曲のギターサウンドがCAEを使ってモダンハイゲインを出してるならば、恐らくアンプ直では無く別途ブースターを噛ませて補正してるのかなと推測してます。

そうなれば、eXplosionもブースターを使えば、CAE+ブースターによるモダンハイゲインサウンドが理論的に再現出来ますね😆👍✨

アンプ直だとどうしても歪みが散りやすくコントロールが難しいので、次回はブースターを使ったりアンプを変えて実験を行います。

 

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