Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20200331 Ovaltone OD-FIVE 2 eXplosion

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2ヶ月ぶりのマイニューギアDETH!🤘😎🤘✨✨

 

というか、ご存知の方もいらっしゃるかと思われますが、このペダルは非常に大人気でサードロット(半年以上)まで待たされた商品でございます😂

(Apex (Preampも結構長かったけど、その比では無いぞ!😡🤯💣💥🔥)

即予約して待ちぼうけしつつRockmanを始めGS124等のエフェクターを買い漁り、ラックシステムを組み、Rockmanをリペアに出し、そうこうしてるうちに漸く今月末に届きました😭😭😭

 

Ovaltone OD-FIVE 2 eXplosion(以下eXplosion)です!

Ovaltoneと言えばQ.O.Oの項目でも書きましたが、OD-FIVEシリーズが非常に有名なメーカーで、他の様々なメーカーのエフェクターを圧倒するサウンドクオリティ、極小数精鋭でのハンドメイドで生産台数が少なく、OD-FIVEやOD-FIVE 2 Cross、OD-FIVE 2 Extremeなどは今でもオークションや楽器屋の中古販売で高額取引されてます(Q.O.Oも別カテゴリですが同様に高額で取引されてます)

 

で、そのOD-FIVEシリーズの最新作に当たるのが、今回のeXplosionになります。

 

eXplosionは過去作とは回路が全く違うらしく、

「チューブアンプのプリ管をトランジスタに置き換えたものでは無いエミュレート回路」

にする事によってチューブアンプらしさ、具体的にはエミュレート元のCAE OD-100により一層近付けたニュアンスやサウンドを奏でるそうです(CAEは弾いた事が無いので分かりませぬ😅)

 

インターフェース

Level、Middle、Edge、Gainの4つのつまみと、Ultra/Low/Highとゲインストラクチャーを切り替えられる3-Wayトグルスイッチ、筐体前方側面にあるプッシュ式Brightスイッチで構成されてます。

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電源はセンターマイナスの9Vで動作し、リモートインプットで外部機器によるCh切り替えやオンオフが出来るみたいです。

 

また上段と下段に同じインターフェースが並んでおり、これは全く同じエフェクターを2個同じ筐体に入れた、2 in 1ペダルでもあります。

これは丁度Suhr Eclipseみたいな感じで、Bright

 SWだけが各Ch共通で効くのもEclipseのVoiceスイッチと似てます(ので今度比較決定🎉🤘✨)

 

トーン

結論:めっさ良いです!🌱🚬🍂

 

。。。と語るのも早計なので細かく見ていきましょう🔍🧐

 

ぶっちゃけ書くとJetter Gear GS124とかなり挙動が似てます。

ピッキング時のチューブコンプレッションやSAG感、サチュレーション感などはGS124系統ですね。

これは具体的に書くと、

 

・完全なふわふわスポンジ→Catalinbread No.55、JHS Twin Twelveなど

・ちょっと固めのスポンジ→GS124、eXplosionなど

・固いスポンジ→Orange Bax Bangeetar

・スポンジ感の少ないタイトな低音→BE-OD、VH4、MXR 5150ODなど

・スポンジ感が無い超タイト→Bogner Ecstasyシリーズ、Van Weeldenなど

 

と、アンプエミュレータには様々な歪の特性、低音の出方がありまして、eXplosionはやや低音が散りやすい部類のSAGやサチュレーションに入るのかなと思いました。

GS124の項でも述べましたが、この手の散り具合は非常にアンプライクな反面、それが反ってコントロールが難しく上手下手が一番出やすいペダルにもなり得ます。

しかしこの散り具合による倍音成分を生かし、低音の出し方を手元で上手くコントロール出来れば、JC-40でもチューブアンプの様な立体的でウォームな歪が得られます。

 

EQに関しては、MiddleとEdgeの2バンドで微調整は出来ますが、ほぼOD-100に特化したEQとなってます。

 

MiddleはEQカーブがかなり特殊かつ凡そ500Hz辺りを幅の広いQでやんわりと増減させる感じで、0にするとMarshallのドンシャリ設定のような感じ、9時くらいからミドルスクープしたみたいな感じになり、それ以降は気持ちミドルが増量したかな?位の絶妙な増幅量で音が太くなっていきます。

なのでフルにしてミドルがモコモコするという事は無く、かと言って「効いてないんじゃね?」という事も無く、基本のトーンを維持したまま音を太くするという感じなので、イコライジングは外部機器に任せ、eXplosionにはOD-100そのものの音を求めるなら最適な効き方だなと思いました😊

 

Edgeはアンプで言うPresenceに該当する感じで、全体的な音の硬さに直結するような高域調整という感じですね🧐

12時を基準にして、

「チューブアンプのようなウォームでバイト感のある、粘りの強いニュアンスが欲しいな🤤」

という場合は下げ目、

「ソリッドなハイゲインサウンドを寄越せオラ🤘😡🤘」

という場合は少しずつ(或いはガッツリMAXにw)上げて調整すると良い感じです😊

こちらもMiddleつまみと同様、まんまアンプについてるPresenceみたいな効き方なのでEQとしては劇的な変化では無く、最終的に目指すニュアンスをこのつまみによって左右するという感じです。

 

高域調整としてはBright SWが大きな役割を果たします。

これはシンプルに狭いQで高い増幅量のトレブルブースターという感じで、Normalよりも強烈に高域がブーストされます。

NormalがOD-100そのものだとすると、Bright

 SWは5150ODやBax Bangeetarのようなジャリっとした成分が得られます。

かなり強烈に効くので、つまみやトグルスイッチを弄る前にオンオフどちらかを選んで大まかなトーンの傾向を決めるのが良いかなと思いました😊

 

3-Wayトグルスイッチ

2 in 1ペダル故に最大限に生かせるのがこのトグルスイッチ。

特徴としては、

 

Low

歪量の増加はリニアに変化し、ちょっと歪んだクリーンからオーバードライブまでこなせます。

恐らく大元のOD-100にトーンは準じ、チューブアンプライクなニュアンスが得られるので、自然なサチュレーションのようなドライブサウンドが簡単に出てきます👍✨

個人的にはこのLowモードのオーバードライブはかなり気に入っており、そんじょそこらの単体のオーバードライブペダルのクオリティは超えてると思いますね😆🤘✨

一般的なToneツマミと違い、MiddleとEdgeによる美味しい所を弄れるのもGood👍✨

特にMiddleとEdgeやや下げ目の、粘りの強いバイト感が出る設定が堪らんです🤤

 

High

Lowにトレブルレンジとパワー管のサチュレーションを足してゲインアップしたような感じで、Lowモードにちょっとゲイン足したいなという時にこのモードにしてGainツマミを下げて代用したり、逆に後述のUltraよりもSAG感を落としてタイトなピッキングが欲しいなと言う時にこちらのGainつまみをかなり上げ目にして使うとか、双方の中間みたいな立ち位置で使えます。

Lowをリズムでこちらをリードにしたり、Ultraをリードにしてこちらをバッキングにする王道的な使い方も良いですね🤔

 

Ultra

Low→High同様、高域とパワー管のサチュレーション感を加える形でゲインブーストする感じです。

一般的なペダルのゲインブーストみたいに刺激的なディストーションになるという訳ではなく、SAG感と倍音成分が追加される感じで、チューブアンプ的なゲインブーストという感じです😊

このモードに関しては3時からゲインがガッツリ上がるポイントがあるんですが、同時にノイズもガッツリ増えるので、上げても1〜2時くらいで運用するのがいいかなと思いました😅

またチューブアンプそのものを内部機構でゲインブーストしたような感じなので、シャリシャリとしたSAGや倍音成分が強く、一般的なディストーションエフェクターのようなコンプ感のあるピッキングニュアンスを求めるなら論外です(笑

TS系を前段に噛ませるとかで補正するのが良いかなと思います。

 

全てのモードで共通して書ける事は、ピッキングの強弱にセンシティブに反応するという点です。

ピッキングでの絶妙なニュアンスを活かしたい場合、このペダルは十二分に働いてくれる事でしょう😊

逆にギターVolを絞ってのゲイン落としやクリーンサウンドは、高域が減衰してモコモコするので難しいかなという感じですね😅

 

総評

前Verや大元のCAE OD-100を弾いた事が無いのでどうとも言えませんが、少なくとも「チューブアンプらしさ」は存分に出てます。

というかチューブアンプらし過ぎて「一般的なディストーション」と思って買ったらちょっと違ったニュアンスに感じられるかもしれません(笑

あとはやはり大音量で真価を発揮するペダルかなとも思いました。

小音量だとザラザラな部分が目立ち、かなりファジーな感じに聴こえるので、音を大きくしてロー〜ミドルを強調させるのがいいかなと思われます。

5150 ODとGS124辺りにかなり近い部分が感じられるので、後後これらと比較したいかなと思いました🤘✨

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