Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20191210 Behringer Dynamics Compressor DC9

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恐らく2年前くらいにちょっとだけ触れた(ような気がするw)コイツ、DC9のレビューをしたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و

というのは、最近実家に帰りコレを調達してきたからです(笑

去る2年前、俺はRockmanのクリーンとディストーションを「安ペダル」でなんとか再現出来ないか模索してました(笑

で、Rockmanの音を作るには「コンプレッサー」が必要不可欠と知り、当時サウンドハウスで大々的にBehringerの製品を取り扱ってたのでDC9を入手して試しました。

DC9にした理由は、巷でド定番のDyna Compのコピーと謳われ(まあ名前からしてそうなんだけどw)、当時はMXRから独立したビルダーの立ち上げたサークル?、Whirlwindがそのハイクオリティなクローン(Distortion+、Dyna Comp、Phase 90)を作ってたので、それら全てが欲しいなと思ってたのが一因です😅

で、DC9は主にアコシミュと併せてCLN2のサウンドを再現する為に使ってましたが、飽きたので(笑)、実家の物置の奥に閉ざされてました(笑

因みに2019年12月現在ではディスコンみたいです。

 

インターフェース

シンプルにOutputとSensitivityのつまみのみとなってます。

 

Outputはクリーンや歪の後段に接続した場合は音量に関与し、歪の前段の場合は歪量に関わってきます。

しかし12時にしても出力は相当弱く、体感ではSensitivityが12時の時でOutputが2〜3時位がつり合う感じです🤔

なので歪の前段で使う場合、つまみが全て12時だと歪がかなり弱くなります(笑

 

Sensitivityはアタックやサスティンに関与する部分で、上げるとアタック時の音とそこから伸びる音が均一化され、サスティンが伸びていきます。

また、直ぐに減衰する高域を補強する為、全体的にハイの強いサウンドになります。

この辺は恐らくDyna Compの効き方と共通してるのかなと思われます(が、本家を使った事が無いので分かりません🤪)

 

電源は定番の9Vアダプターか、裏蓋をネジで外して9V電池を装着して動作出来ます。

 

トーン

ぶっちゃけ書くとほんのり効くという感じで、Dyna Compとかでよく聞かれる「パコパコ感」は感じられませんでした(笑

ほんのりどう効くのか?と言うと、高域成分が明瞭になる事でピッキング時の音の輪郭が際立ちます。

ただ、掛けすぎると今度は一瞬音量が下がって、再び戻ってそのままサスティンが伸びていく、Rockman Guitar Aceのような動作をします(但しあちら程顕著ではなく、あくまで微々たる程度)

 

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Bogner ECSTASY RED - MINI ギターエフェクター

Bogner ECSTASY RED - MINI ギターエフェクター

  • メディア: エレクトロニクス
 

試しにチューブライクでないエフェクターにDC9を掛け、チューブライクなEcstasy Red Miniと比べてみました。

昔からディストーションペダルをチューブライクなサウンドにする為の方法として、コンプレッサーを前段に置く手段が広まってましたが、では昨今のアンプライクなペダルと比べるとどうなのか?

 

Red Miniのピッキング時においては、チューブ特有のザラつきを伴い、それが折り重なって立体的に聴こえます。

また、ピッキングの感触が柔らかいような印象も受けました。

それに対し今回のYAMAHA DI-100とDC9の組み合わせですが、高域が出て輪郭が際立つ代わりに硬質な感触で、チューブのザラつきが皆無なので機械的、平坦な印象を受けました。

このザラつき(SAG)が恐らく音の柔らかさも司ってるのかなと思ってます🤔

 

では、昨今手に入れたコンプ(FOCUS-NX)とはどんな違いがあるのか?w

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今度はMesa Boogie Flux Fiveを久しぶりに出して試してみました(*>ω<)b

このペダルはコンプ感が薄く、前段にコンプ置けば微々たる違いも分かりやすい為です😊👍

 

まずNXの場合、Compressionつまみを上げると高域が丸く削られてるので、そこをLevelやGainで歪量を補い、クリーンの場合はLevelのみで音量を補う形となります。

その結果、NX側とFlux側とでGainの比率を適度に調整出来(因みに両方MAXだと音が潰れますw)、NX側を強くすれば前回の記事通りチューブのような粘っこい感触に、Flux側にすればドライな感じとなり、またNX側でのローパスフィルタとなるCompressionつまみとLevel、各種ColorつまみとFluxの各種EQで音作りの広さは抜群です!😉

 

対してDC9はSensitivityを上げると逆に高域が張り出してきて、最初から出力が低いのでOutputのレベルも上げ気味になります。

良い感じのハイの出方によって癖の少ない音の輪郭を形成し、チューブらしさとは違ったアタックを得られ、Flux側の設定をあまり崩したくない場合は便利です😊

 

まとめ

アタックがさほど強くなく、高域が増し、音量がガクンと下がる様は癖が強いようで弱いような微妙な立ち位置です(笑

クリーンのカッティング用に高域をブーストしてメリハリをつけたり、ブーミーでぼやけたディストーションやファズの前段に置いて整えたり位の仕事はこなしてくれます👍✨

但しこれより上質なコンプレッサーは世の中にゴロゴロ転がってると思いますので、俺はあまり推せないですね(笑

Behringer DC9 Dynamics コンプレッサーペダル

Behringer DC9 Dynamics コンプレッサーペダル

  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: エレクトロニクス
 

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