Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20191207 Custom Tones Ethos Overdrive Pt.3

久しぶりにコイツの記事を書きたいと思います😆🤘✨

 

というのも、

「Ethosはインターフェースは完全にプリアンプなので、アンプのリターンに接続して使うのでは?」

というちょっとした疑問があり、アンプのインプットでも遺憾無くそのパフォーマンスを見せつけてくれるのですが、パワーアンプ一体型の存在もあるのでやはりリターン接続であろうと確信を持ち、今回実験してみました(笑

 

今回の実験内容は、

・ギター→Ethos→JC-40のインプット

・ギター→Ethos→JC-40のリターン

を行い、GACスイッチ(アンプかラインアウトかを選ぶ機能)を併用してどちらが正当なのかというものです👨‍🔬

 

また、BoostスイッチをオンにするとDistortion側のGain、Presence以外のつまみやトグルスイッチが効かなくなり、全く別のモダンなサウンドに変化するという仕様らしく、通常のDistortionモードやHRM eqモードで違いがあるかどうかを試してみました。

 

まず、インプットとリターンの違いですが、インプットは高域が強くザラつきがあり、リターンは低域が底上げされた感じです。

どっちに挿してもいい音なんですが、「Dumbleらしさ」がより出てるのはミドルが強調されたリターン接続かなと思いました。

 

次にGACスイッチによる違いですが、ラインアウトにするとインプットではエッジが耳にキツくなる感じで、リターンでは丁度Van WeeldenのBモード(ブライトスイッチオン)のような効き方になり、アンプアウトのミドル強調型と差別化を図ってモダンなサウンドになってます。

ぶっちゃけラインアウトと明記されてますが、音作りではどちらを使っても良いという感じです👍✨

 

HRM eqモードに関しては、ヴィンテージサウンドを狙うならリターン接続が推奨されます。

これは、インプットに接続するとやはりエッジが刺々しく、丸みを帯びた歪みや低音のブーミーさを強調した古いサウンドを構築する場合、リターンの性質と全て適合する為です。

逆に、高域が強くザラザラした成分が欲しければインプットがいいですね😆

 

Boost

前述の通り、EthosのBoostスイッチはGain、Presence、Volume以外のフロントパネルのインターフェースは効かなくなり、EQ調整はPresence、TLE/Classic、GAC、Hi-Cutで行います。

HRM eqモードにすると、HRM eq個別のEQは有効になります。

 

因みに、Boostオンのトーンをオフで再現するとこの様な設定になります。

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(Gain、Presence、VolはBoostオンでも有効なので好みの設定ですw)

 

トグルスイッチはBright OFF、Modern、Rockとミドルを強調させ、音圧があって歪む設定ですね🤔

EQが単純で、Trebleは12時、MiddleはMAX、Bassは0となってます。

これはBoostオンの効き方が丁度Tube Screamerを噛ませたような感じで、1kHz辺りのミドル強調と低音のタイト化を再現してる感じです因みにBass上げるとブーミーになって古臭いサウンドになります👨‍🦳

低音を底上げする場合はTLE、無くす場合はClassicにすると良い感じです😊

 

HRM eqでもBoostをオンにすると低音がタイトになりミドルが強調されますが、通常モードと違ってややドンシャリ傾向のサウンドで、歪みが丸く、ヴィンテージなTweedサウンドという感じは払拭されません(笑

80〜90年代のDumbleは通常、70年代はHRMと、Boostオンにしても変わらないです(笑

 

結論

どんな繋ぎ方でもいいと思います(爆

 

というのは、例えばSansampなどの場合リターン接続(かミキサー直)でないと使いづらい音になる傾向にあるんですが、Ethosの場合はどんな繋ぎ方や設定にしても「使える音」なので、インプットとリターンの境界線が不明瞭な部分がある為です(ただ、よりアンプライクなサウンドを求めるならリターン接続推奨です)

 

またGACスイッチもぶっちゃけライン/アンプの境界線は無く適材適所、自分の好みで選べる感じですね👍✨

 

Boostに関しては、ブーストさせると言うよりも、EQが反映されないことを利用してプリアンプの3chという風に捉えると使いやすいですね(笑

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