Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190907 Ovaltone Q.O.O Blue Edition

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ふぅ〜暑い暑い💦

まだ残暑がガッツリ残ってて、出かける気にもならんわ😓💦

本当は節約中だから遊ぶ金が無いんだけどね💸

 

7〜8月はTwo-Rockのキャビを買う為に休みを潰して働き、どこにも出掛けてないので、(暑いけど)近日どっか行きたいと思ってます٩(´・ω・`)و

 

その節約中にも関わらず、物欲の魔が差したのか、或いはディスコンで消えゆく名機を保護活動という大義名分か、ヤフオクでGETしてきました(っ'-' )╮ =͟͟͞͞◒

なかなか捕まらない(競りが激しかった)ので、ハイパーボール(即決1歩手前まで入札額を上げる戦法)を使いました(笑

 

Ovaltone Q.O.O Blue Edition(以下Q.O.O)です!

Ovaltoneは日本国内のエフェクタービルダーで、昨今人気の製品を数多くリリースしてます。

10年代中頃から始まったエフェクターブームにおいて上位の人気ビルダーに属し(俺的にはVemuram、Shin's Music、Leqtique、Vivieの次位の知名度なのかなと思ってます)、日本でも人気で現在ディスコンのアンプ、Custom Audio Amplification OD-100のエミュレーテッドペダルを唯一作ってるビルダーと認識してます。

同社のペダル、OD-Five 2シリーズがそれに当たり、人気を博してる最中にすぐディスコンになる為(笑)、デジマートやヤフオクなんかでは目ん玉飛び出る価格で取引されてたり👀

 

他にもMarshall SLPを基軸とし、BognerやFriedmanのトーンに切り替えられる機能を持つ34 Extremeや、ミドルに集中したファットなサウンドを持つGD-013などもラインナップされており、これらは現行品で販売されてます(のでプレミア価格ではないですw)

 

今回のQ.O.O(なんかどっかの清涼飲料水の名前に似てるようなそうでないような。。。)のコンセプトとしては、

「世の中に存在しない架空のアンプサウンド(Unreal Amp Sound)を想像して作った」

というもので、所謂アンプライク系ペダルでありながら、微妙にそのジャンルから逸脱してると言えます。

但し一部の感想ではOD-Five 2シリーズに似てて、ハイゲインに特化し洗練されたサウンドと言われ、根底にはCAA OD-100があるようにも思えますね🤔

 

サウンド

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ROLAND JC-40 ギターアンプ

ROLAND JC-40 ギターアンプ

 

まずJC-40で鳴らしたんですが、、、ヤヴァイです。。。

 

「んギもちいいいいいいいいいいいいいいあへえええええいくのおお(Simejiによる予測変換)」

 

です(爆)(*^^*)

兎に角JC-40を強引にQ.O.O(アンリアルアンプ)サウンドに変換してきます🤘😡🤘

具体的にはSuhr Riot(こちらも恐らくCAA OD-100のエミュレータ)に非常に良く似た、ローからローミッド辺りの塊がドンっと出てきて、かつ余計なローとハイをカットし、美味しい帯域に集中させたようなサウンドが出てきます🤩

Riotよりも弄れる帯域が1つ多く、可変幅が大きく、歪量も多いので、より多彩なサウンドを作れる感じですね👍✨

ギターVolへの追従も良く、絞ればクリーンに近い音を奏でられたりも出来ます😊

 

兎に角音の分離が半端ないのと、ローエンドが計算されてカットされたり、ダンピングも適度に調整されて低音の倍音が心地よく出るので、パワーコードなどを弾くと立体感が半端ないです😱

(元々平坦な音の)ソリッドステートでは特に真価を発揮し、所謂「JC対策」にはもってこいのペダルですねꉂꉂ😁

パワー管をドライブさせたようなニュアンスもJC-40で感じられました🤘✨

 

コンプレッション、サチュレーション感、SAG感などは、ガチのそれ専門のペダル(DiezelやOrangeなど)に比べたら薄く、ある意味スッキリとして使いやすいです😊👍✨

 

Mesa Boogie Mark V

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試しに(フルチューブの)Mesa Mark VのCh1で鳴らしたんですが、アンプ直のCh3のサウンドと比較すると低音はQ.O.Oの方がバリバリ出て迫力がパないんですが、チューブ特有の指にまとわりつく感じが薄いかなという感じです。

で、Mesa Mark V(Celestion C90搭載の、エフェクターの個性破壊型アンプw)でQ.O.Oはどんな反応を示すのか?というと、ちゃんと独自のキャラは貫き通しており、高域が丸くなるという事以外JC-40と同じような音を奏でました👍✨

現場でアンプが変わっても常に自分の音を維持したいという場合には最良の選択肢になり得ます😉

 

VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

「高いエフェクターたるもの、どんな環境下でも己の意思を貫き通すべし」

という言葉があるように(ねーよw)、(またも)エフェクター破壊型アンプのパス10で試してみました😁🤘

結果、パス10のOD Chに比べると歪がきめ細かく、低音が出て迫力があり、分離がよく、立体感が出てるという感じです🤩

だだしやはり強烈な個性のスピーカー(6.5" Bulldog)なのか、トーンはどう弄っても殆ど一緒、Q.O.Oの各つまみの弄り方次第ではザラザラとエッジが立ってファジーになります

元々低域から中域にかけてのふくよかさが売りなので、それを生かすためにもなるべく10インチ以上のスピーカーで鳴らすのが良いのかなと思いました。

 

インターフェース

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まず大きさなんですが、幅や高さは一般的なエフェクターと大差ないんですが、兎に角厚さがありますね🧐

試しにBOSSのエフェクターと比べてみたんですが、BOSSはフットスイッチの構造上厚みが出るんですが、Q.O.Oの方がスイッチやつまみを除外しても少し厚みがあります。

同じく一般的なMXRとかと比べると差は一目瞭然という感じですね(笑

 

電源は一般的な9Vのセンターマイナスなんですが、とても9Vで出してるとは思えない迫力やレンジ感があり、昇圧回路が入ってるのでは?と疑ってます(回路詳しくなくてサーセン😁)

 

コントロールはVol、Gain、Tone、Middleの4種。

 

まずGainは9時の時点でかなり歪み、上げれば当然どんどん歪んでいきます。

しかしながらMAXにしても破綻することなく分離感を維持しており、逆に下げ目でも足りないということも無く、非常にバランスのいい歪み方をします。

歪みの傾向は「CAA OD-100」ですね(笑

BognerとMesa Mark Vの中間という感じにも聴こえるんですが、Bognerにしてはバイト感が薄く、Mesaにしては有機的でバイト感があるような(どっちだ?!😡)という微妙な感じです(笑

Riotに非常に似てると思ってもらえれば分かりやすいかなと思います(端折り

 

ToneとMiddleはトーン調整なんですが、効き方が独特かつ非常に使いやすいものとなっており、(まだ触り立てで完璧に掴めてませんがw)以下に書きます。

Toneは高域調整(ローパス)で、0だとローミッドが盛り上がった、まるっとしたサウンドで、上げていくと5kHz辺りの高域が狭いQ(可変範囲)で過度にdBが上昇していきます。

元々2kHz辺りがカットされてるのか、コレをMAXにすると心地よいエッジ感のあるミドル強調型サウンドが得られます。

根底のサウンドを全く崩すことなく、最終的な(使いやすい帯域での)エッジの調整になるので、使い勝手は抜群です。

例えば80's HRやるなら値を落としたり、モダンハイゲイン狙いならガチ上げしたり、Middleつまみとのバランスを考えて(とは言うもののどちらをどう弄っても破綻はしないけどw)音作りする感じです。

 

middleは1kHz辺りのミドルを足していくような効き方で、左に回し着るとモコモコした篭った感じになり、右に回していくと音が明るくなっていきます。

但し可変値は狭く、喩えるならBogner Burnleyみたいな効き方で、特定の帯域を上げて音色の変化を変えると言うより、Tone同様基軸となるトーンの最終調整の為のものという感じですね😉

音を作り込むのが面倒くさい人には最終調整だけで済むこの2つまみが使いやすいのでは?と思います(笑

 

オススメのジャンルやシチュエーション

ヘヴィローから500Hz帯のローミッドが強烈に出るので、ハードロックでは第一線で活躍出来ます😎🤘

60〜70年代のロックやハードロックではちょっと歪み過ぎるのと、Q.O.Oの盛り上がってるミドルレンジの帯域が(そのジャンルの音楽をやるには)かなり下なので雰囲気を出すのが難しいかも😱

パンクやハードコアなんかでも使いやすいですね。

メタルに関しては、ソロパート用としてもミドルが出過ぎなので難しいかもです😅

スラッシュやデス、ブラック、ゴアグラインド、ジェント、シュレッド系は無理😣

フュージョンだと、ゲイン相当落としてギター側のVolも絞り気味にすれば中々味のあるサウンドが行けます👍✨

J-POPだと、ミドルの心地良さも相俟ってジャンルにもよりますがキャッチーな曲やアニソン系などでは無双出来ますね⚔️

 

まとめ

正直目からウロコなペダルでしたm(__)m

コレが出た当時の国産エフェクターシーンを思えば相当クオリティが高く、ディスコン宣言直後に飛ぶ鳥落とす勢いで各オンラインショップの在庫が消滅していっただけの事はあります(笑

ただ残念な事に、これを書いてる2019年9月6日現在ではリイシュー等の予定も無く、今後中古品がどんどん値上がりする可能性もありますね😆

 

次回は様々な似た傾向のペダルと比較していきたいと思います🤘✨

サウンドハウス