さて、いよいよ(俺だけが)待ちに待った「アンプ VS エフェクター」の決戦が始まりました!!😎🎤
果たして王者アンプヘッドはその威厳を守れるのか?!
それとも昨今キてるペダルブームの波に乗って「大型アンプヘッドは邪魔」と戦力外通告を突き付けられるのか?!
ここで打倒アンプヘッドを宣誓する6台の挑戦者を紹介します!
左からEcstasy Red、Ecstasy Blue、Ecstasy Red Mini、Ecstasy Blue Mini、Burnley、Wessexの計6台がそれぞれタイマン勝負を挑みます。
それではルールをご説明します。
1. JC-40(今回はEVスピーカーになるべく近づけた、Bright OFF、T1、M6.5、B3)に繋いだものと、Ecstasy 101BのCh2とCh3を比較する。
2. Ecstasy 101BのCh1(Bright OFF、EQ全て12時、Gain L、Structure N)に繋いだ音とCh2、Ch3を比較する。
Ch2はEcstasy Blue、Ecstasy Blue Mini、Wessexが挑み、Ch3はEcstasy Red、Ecstasy Red Mini、Burnleyが挑みます。
それではReady..........Fight!!!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o
Bogner Ecstasy Red

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まずは先鋒、Ecstasy Redから挑みます🤘😡🤘
JC-40
Bassを絞ってるせいか、タイトでブライトな音に偏ってますが、概ね本家のアンプに非常に近いニュアンスを持ってます。
本家と違う点を挙げるとすれば、SAG感(チューブを歪ませた事による独特の滑らかで分離のいいザラつき感)が無いので、如何せんこじんまりとした印象と、パワー管を歪ませた、バイクのエンジン音の唸るような迫力に欠けるという所ですかね。
歪のエッジの鋭さはEcstasy Red + JC-40の方が強く、Red Chはまろやかに削られて滑らかという感じです。
総合的に非常に本家に肉薄しており、
「ジャズ子をBognerサウンドで泣かしたい!🤩✌️」
っていう方には最終候補としてコレがほぼ一択という感じです。
Ecstasy Ch1
では、
「パワー管からキャビまで同じならもっと肉薄するのでは?」
という事で、今度は本家アンプのクリーンで試しました。
その結果。。。😱😱😱😱😱😱😱😱
‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o( ´ཫ`)
。。。まんま同じでした🥶
いつもは "(笑" とか "(爆" とか笑いのAA、顔文字を語尾に挿入する所が、上記の様になってるのでお察し下さい(笑
強いて挙げるならEcstasy Redの方が「ほんの少しだけ」ブライトなのとバイト感に欠けるくらいで、ほぼ全く97%以上一緒です!(笑
ブラインドテストじゃ絶対に分かりません!w
Ecstasy Redペダルに「僕はあなたの子供です!」って主張されたら、たとえEcstasy 101Bが否定してもDNA鑑定でほぼ親子って断定されるくらいw
アンプキラーな上、同じ条件下ならほとんど同じ音を出すEcstasy Redペダルの実力は、(俺みたいに)アンプに特に拘るなら兎も角、
「比較的安価で高級な音、Bognerサウンドを堪能したいなぁ〜」
と悩んでる方は精神衛生上買ってしまった方が絶対にいいと思うくらい完成度が恐ろしく高いと、3年越しに気付かされました。
因みにEcstasy RedのStructureトグルスイッチは「101」よりも「20th」の方が近いかな、という印象で、Modeトグルスイッチは丁度アンプのExcursionスイッチと同じような効き方をします。
また、JC-40だとザラザラになりがちなTrebleつまみでしたが、Red Chだとそれがマイルドになり、効き方がほぼ同じようになります。
まとめ
Ecstasy RedはどんなアンプでもBognerらしい音がどのペダルよりも頭2つ分抜きん出て再現出来、Ecstasyに繋げばほぼ同じ音になる、改めて公式の意地をまざまざと見せ付けてくれた名機です!🤘😠🤘
Bogner Ecstasy Blue
[rakuten:ikebe:10059800:detail]
続いて次鋒、Ecstasy Blueがいざ勝負!⚔
JC-40
まずは小手先調べでJC-40から行きます💪😊✌️
結果、Ecstasy Redと同じく低音がタイトにはなりましたが、それよりもミドルのピークが違うという印象を受けました。
Ecstasy Blueは500Hz辺りのローミッドが強く、Blue Chは1kHz〜1.6kHzとハイミッドが強いという感じです。
またRedとCh3の時と同様SAG感の有無もあり、Blue Chの方が気持ち明るいという感じです。
歪の性質も概ねRedと同じですが、こちらのペダルの方がニュアンスが出やすく、強弱や奥行感などもBlue Chに肉薄したような解像度の高い歪みが得られる印象でした😊
巷ではEcstasy Blueの評価がどんどん上がり、今では賞賛の嵐ですが、アンプと比べてそのクオリティの高さを改めて気付かされました🧐
Ecstasy Ch1
続いてはBlue Chとの比較。
結果。。。😇😇😇😇😇😇😇😇
˙˚ʚ⸜(* ॑ ॑* )⸝ɞ˚˙ʚ(,,・ω・,,)ɞʚ(⑅ ' ꒳ ' )ɞ
。。。これは各々の判断にはなりますが、個人的にはBlue Chより、クリーンChに挿したEcstasy Blueの方が好きです😍
まずEQなんですが、高域の煌びやかさがペダルの方に分があり、Blue Chはちょっと篭った印象を受けました。
EQの設定範囲がペダルの方が実質広いのは確かですが、同じ設定にしてるにも拘らずペダルの方が艶があり、俺はこちらの方が好きですね😆
歪量に関してもペダルの方が強く、かつ同じようにニュアンスも出せる為、俺の中では上位互換という感じです。
ただ、アンプ直によるハイミッドのノスタルジックな感じや空気感は出ており、また音が太いので、ブルースとかジャズ、古めのロックに合わせたいとかなら(わざわざペダルを使わず)アンプ直の方がいいかもしれません。
まとめ
Ecstasy Red同様、ある程度アンプのBlue Chをどんな他のアンプでも堪能出来ますが、ミドルのピークがややズレてるのでRedの時よりは離れてるかなという感じと、Ecstasyに繋ぐと「ペダル=モダン」「Blue Ch=ヴィンテージ」とかなり傾向が違うクランチ〜ハイゲインサウンドが得られるので、
「Blue Chでもう少しキラキラなハイが出ないかなぁ〜?」
とかなら、コレを代わりに使うのもいいかもしれませんね😆
Bogner Ecstasy Red Mini
[rakuten:ikebe-rockhouse:10063581:detail]
続いては去年、2018年11月末に発表されたてホヤホヤ(?)のRed Miniの登場です🤘😆✌️
位置付け的には「ミニペダル」という廉価版ですが、その類に囚われないクオリティを見せつけられるのか?!
JC-40
まずは小手調べでJC-40に繋ぎました。
結果、やはりRed Chと比べると歪みの性質においてザクザクとメタリックなエッジの成分が感じられます。
。。。が、逆に言えばRed Chより刺激的で、激しいサウンドを好むならこちらの方がいいなと思いました🤘😎🤘
なんと言うかJC-40で鳴らした限りでは、500Hz帯のミドルはRed Miniの方が強く、1〜2kHz帯の全体的な太さや前に出る感、明るさ、抜け感はRed Chの方が強く、4〜5kHz辺りのエッジが立ちやすい成分がRed Miniの方が上回ってる感じですかね。
またRed Chにおいてはサチュレーションの仕方がやはり丸く滑らかに高域をカットしていくので、良くも悪くもRed Chの方が柔らかく滑らかなサウンドになりがちで、JC-40 + Red Miniだとエッジがそのまま丸くカットされず、SAG特有の滑らかなザラザラ感が無く、結果的に刺激的になる感じです。
奥行感、立体感はベクトルの違いのような感じで双方ありますが、音を出して直ぐに「立体的」と感じるのは断然「Ecstasy 101B + Two-Rock Cab」の方ですね。
「Red Mini + JC-40」では最初平坦にザクザクとした歪成分が伸びていきますが、耳を澄ませて和音の重なりや単音を弾き続けてると、音の分離が良いので、何となく立体的には聴こえてきます😊
Ecstasy Ch1
なら今度は、やはりほぼ同じ条件下ではどうなるのか?というのを試しました。
結果、俺の意見としては通常のEcstasy Redの方がアンプに近いかな、という印象でした。
しかしそれも僅差で、このペダルも充分Red Chに肉薄したサウンドを叩き出します🤘😠🤘
まずRed Miniの内部トリマーは3.5kHz、つまり右に回し切った音が近いかなという感じですが、そうするとRed Miniの方が明るくなり、逆にそれより下げると急にミドルが主張してきて「ボコー」という感じのニュアンス(笑)が出てきます。
なので3.5kHzに固定してると、やはりザクザクとソリッドなエッジ感のある歪が顔を出してきます。
メタルまでは行きませんが、Red Chと比べるとやはり無機質っぽく平坦にザクザクとサスティンが延びます。
その点、Red Chはパワー管をサチュレーションさせた唸る様な音が響き、その生き物のような不規則な歪み方が立体感や奥行感を生み出してるので、太さや迫力、ダイナミックレンジで言えばRed Chに分があります。
レギュラー版のEcstasy RedはRed MiniとRed Chの丁度中間か、少しRed Chに音の方向性が近いかなという感じです。
まとめ
「音作り面倒だから、どこでも簡単にHR/HM向けのBognerサウンドを出したい!😫=Red Mini」
「アンプの質感を重視したモバイルBognerサウンド!📱✨=Ecstasy Red」
「金に糸目は付けないからキハダマグロより本マグロ!🐟=Ecstasy 101B」
です(笑
Bogner Ecstasy Blue Mini
[rakuten:chuya-online:10184075:detail]
お次はBlue Mini、君に決めた!(っ'-' )╮ =͟͟͞͞◒
JC-40
JC-40でBlue Chと比べた場合、レギュラーのEcstasy Blueより(やはり)音が硬い印象です。
ピッキング時のアタックが強く、輪郭があり、サスティンの減衰がBlue Chより早いです。
言い換えれば、Blue ChはアタックにSAGの柔らかなザラザラ感があり、音の輪郭はペダルに分がありますが、その分耳に心地のいい滑らかさでは雲泥の差で、また音の太さを保ったままサスティンが伸びていきます。
これに関してはどちらも甲乙つけ難い魅力があり、特にBlue Miniの反応は高級なロー〜ミドルゲインペダルと同等か、それ以上のポテンシャルがあるなと感じされられました🤩
EQはどう弄ってもBlue Miniの方が高域が出やすく、Blue Chは美味しいハイミッドが凝縮してるという感じで、歪の可変範囲の広さはBlue Chの方が上です🧐
Ecstasy Ch1
続いてはEcstasyのクリーンChでの反応です。
早速比べたところ、これに関してはBlue Chの方が音が良いです😅
なんと言うか、Blue Miniは音が篭もり、高域強調型の設定にしてもBlue Chの凝縮された質の高いハイミッドにボコボコにノックアウト(笑)されてる感じで、クリーンからハイゲインまでどの設定で試してもBlue Chに遠く及ばずという感じです😅
なので、この比較に関してはレギュラー版のEcstasy Blueの音色の方が俺は好きですね😍
まとめ
Blue Miniは4〜5万円台のブティックペダルに引けを取らないポテンシャルは充分にあり、JCですら独特のコンプレッションと凝縮されたミドルで魅了しますが、値段度外視すればレギュラー版や本家アンプのBlue Chより"やや"劣るという感じですかね🧐
(まあつまりSweet Baby ODとSweet Honey ODの違いみたいな感じですねw)
Bogner Burnley Distortion
[rakuten:premiumgt:10023337:detail]
まだまだ行くよ、ペダルシリーズ!🤘😆🤘
今度はRupert Neveとのコラボ、Burnley Distortionでの比較です!
JC-40
まずはJC-40😊✨
比べたところ。。。( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )
かなり本家に似せてきてます!(*>ω<)b
例えるなら、Ecstasy RedやMiniがプリアンプまでの再現なら、こちらはパワーアンプから、場合によってはスピーカーシミュレータまで入ってんじゃね?位似てました!😱
でも今回試したのはEVM-12S搭載のスピーカーなので、本家のCelestion V30とは掛け離れてるとも言えてしまうwww
サチュレーションは流石によーく耳を澄ませると、やはり平坦さが感じられますがそれでも誤差、寧ろJC-40に繋いでパワー管のような挙動、サチュレーションなどを中々再現出来てるのは脱帽です。
SAG感は無いので「これぞチューブ!」という空気感は若干欠けますが、それでも(しつこいようですがw)JC-40でチューブアンプ特有の奥行感、立体感が出てるのは素直に凄いと思いました😭
歪量は、BurnleyがMAXで丁度Red Chの12時といった所で、やはり巷で言われてる通りBurnleyはあまり激しく歪まないですね😅
またハイミッドの美味しい部分はRed Chにあり、BurnleyはToneで弄れる帯域がやや上なので上げると音が固くなる傾向にあります。
Ecstasy Ch1
JC-40では固さを取り除いたBurnleyですが、今度はチューブアンプのEcstasyに繋ぐとどうなるのか?
まずEQに関しては、BurnleyのToneとGainのつまみをMAXにしてもRed Chより篭もります。
なのでCh1側のEQ調整も必要になりますが、上手く合致すればRed Chとは一味違ったBognerサウンドを叩き出します!😠✌️
Red Chが音が前に出て、プリ管によるプリっとした生々しい歪(某バンド、プリプリかw)であるならば、Burnleyはライン直で録ったようなスムーズで安定した歪みという感じです。
同じBognerサウンドなんですが、歪みの性質を微妙に違う方向に持っていってる感じで棲み分けが出来てます🧐
特に80'sのAORやHRなどシンセと交えて鳴らすようなジャンルなら、Red ChよりBurnleyをCh1で鳴らした方が合うかもしれませんね😆
まとめ
Burnleyは他のアンプ、特にソリッドステートなどの硬い成分を丸くしてチューブサウンドに変える力があったり、チューブアンプに繋げばスムーズで安定感のあるBognerサウンドが得られる柔軟性はありますが、やはり歪みがやや弱めなのと、高域が調整しづらいので、そこをアンプ側のEQで調整して化けるエフェクターです😉
Bogner Wessex Overdrive
[rakuten:premiumgt:10018949:detail]
ラストはWessex Overdrive!
オーバードライブペダルでは低音が物凄い出るので非常にアンプライクなペダルと感じましたが、モノホンのアンプと比べたらどうなのか?
JC-40
まずはJC-40での比較。
Blue Chと比べてみたんですが。。。正直書きますと、
「Ecstasy 101BにEQを少しだけ似せた別の何か」
という感じでした(爆
全然似てないので、恐らくBogner独自の頭の中の架空のアンプを模したものだと思います。
兎に角Wessexはモコモコするし、だからと言って高域は上げると音が固くなるし、ゲイン上げるとファジーになるし、どう足掻いてもバランスが整い、ジューシーなハイミッドが濃厚なBlue Chには遠く及びません😡👎
Burnleyみたく一応エッジが丸くはなっているのですが、あまりに篭もりすぎてサチュレーションのシミュレートなどは感じにくいです😓
Ecstasy Ch1
恐らくJC-40との相性があまり宜しくないと決断し(笑)、今度はEcstasyで比較😆✨
結論から書きますと、やはりBlue Chとは似て非なるサウンドです😓
兎に角Wessexは篭もります(笑
その篭もりが、Blue Ch基チューブアンプの前に出る感じを遮っており、やはりWessexのBassつまみは相当下げないと、どのアンプでもイマイチですね(笑
それを踏まえてペダルとアンプ両方の低音を絞り気味にして高域を強調する設定にしても、ペダルとアンプとで扱う高域の帯域が違うらしく(Wessexの方がやや低め)、やはりどうしても音の抜け感が違う。。。いや、音が抜けないですね😓
BognerのEcstasyに似てるという概念を捨て、適正なキャビを選べば(例えば同社の現行のVintage 30が乗ってるキャビとか)、多分思い描いてるBognerサウンドが出てくるかもしれませんが(ミドルの出方は似てるし)、やはりアンプやキャビを選ぶエフェクターですね😅
まとめ
Wessexは少なくともEcstasy 101BのBlue Chの音ではないので、その人気のBlue Chの音が欲しければEcstasy Blueを買いましょう(笑
総評
やはり個人的な見解では、幅広く対応出来、かつEcstasy 101Bの音をガチで再現してるのは、やはりレギュラーのEcstasy Red & Blueだなと思いました。
Red & Blue Miniもなかなかいい線いってるんですが、アンプと比べると大衆向けに洗練された音という感じで良い音なのは確かですが、
「ガチでアンプのまんまか、かなり追従してるか?」
と訊かれたら、
「う〜ん、まあねえ。。。」
とかなり微妙な答えになりますね(笑
一方Burnleyはニュアンスに関してはEcstasy Red以上にRed Chに追従してはいますが、ゲインが高くなく、またいつかの記事(笑)で書いたんですがブースターとの相性もよろしくないので、ハイゲイン目当てでコレ買うんならEcstasy Redの方が良いです😉✌️
Wessexは改めて使いづらさが知れたのでオススメ出来ません(爆
次回はEcstasy 101Bで色んなペダルを試してみます(ちょー楽しみ😆✨