さてさて、ブティックアンプの人気モデルのBogner Ecstasyではございますが、果たして他の「アンプ」と比較をし、その格の違いをまざまざと見せ付ける事が出来るのか?という実験をしました🤘🤩🤘✨
Mesa Boogie Mark V Combo
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多分、そんじょそこらのスタジオではこんなブティックアンプで固めた装備は無いと自負しております✌️😆✌️
長年やりたかった、俺の大のお気に入りのハイエンドアンプ同士の比較から参ります!😂
因みにスピーカーを交換して鳴らす実験もしようとは思いましたが、各々の持ち味を最大限活かすため敢えてやりませんでしたm(__)m
3ch同士と、何かと相性が良さげなのでそれぞれのCh同士も細かく見ていきましょう!ε=┏(・ω・)┛
クリーン
まずは手始めにクリーンから🤤
Mesaはコンボアンプ、ローミッドの出やすいC90スピーカーという事で、かなりコンパクトに纏まったクリーンという印象で、対するBognerはよりワイドレンジで、BognerやTwo-Rockキャビの特性もあって低音がかなり強めな印象を受けました。
音の粒が重なって織り成す立体感、鈴鳴の感じはMesaの方が強く、俺はMesaの方が好きですね😍
Bognerの方はピッキングの強弱に対する絶妙な匙加減の調整や、ダイナミックレンジを堪能したければ有利という感じでした😊
Blue Ch V.S. Edge & Crunch
続いてはCh2同士での対決🤘🤯🤘
因みにMesaのCh2にあるMark Iモードはちょっと違うので敢えて外しました(笑
ローゲインクランチからミドルゲインディストーションという、ある意味ギターアンプの美味しい所がギュッと詰まった所なので、慎重に吟味しました🤤🤤🤤
まずEdgeモードと、Bognerでのローゲイン設定で、各EQ同士を弄って比べてみると、Edgeはやはり歌モノのバッキングに最適な無難な使いやすいローゲインクランチで、対するBognerの方は兎に角ぶっといです(笑
歪量はMesaより落とせてクリーンにもなりますがぶっとい(笑
MesaのEdgeモードでクリーンに近い位ゲイン落とすとペラペラになるため、ダーティクリーン且つ音の太さを維持したいならBognerかなと思いました。
続いてMesaのCrunchモードでハイゲイン設定と、Bognerの方はハイゲイン設定かつPre EQをB1にして比較してみました🤩
結果、やはり両者とも各々のアンプの個性を引き継ぎ、Mesaは歪がきめ細かく滑らか、BognerはMarshall譲りの荒々しさとシルキーさを兼ね揃えた感じで、更にBognerでは小音量ながらも「獅子の咆哮」の片鱗、バイト感とか真空管特有の空気感などが感じられ、俺はBognerの方が好きです😋
どっちも高品質なクランチサウンドなので甲乙付けたくないのですが、Bognerの生々しさにやられました(笑
Red Ch V.S. Mark IV Extreme
最後は両者の土壇場、ハイゲイン設定です!(ง🔥Д🔥)ง‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o🔫 (′ω’ 🔫)バキュン!
まず結論から書くと、どっちも良過ぎて選べませんでした(爆
それぞれの強みが最大限に出ており、ここまで来ると「その日の気分次第」で好みの傾向が変わりそうなので、公平な判断が出来ないと判定しました😭(最初比較出来ることに喜びを感じてたのに、いざ比較すると苦渋の選択を強いられるという贅沢な悩みwww)
Bognerはご存知Marshall譲りの荒々しさを徹底的にシルキーにし、ハイ削ってミドルをモリモリ(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑追加した非常に生々しく旨味が凝縮されたサウンドで、対するMesaは歪がどこまでもきめ細かく滑らかで無機質、硬質な感じで、またローミッドのパンチが聴いてるのでやはりドッシリと重く、Bognerとは違ったメタル的な魅力があります🤘😠🤘
もう設定してて、
「やっぱMesaの腰の据わったサウンドはいいなあ〜」
とか、
「Bognerバイト感バリバリあってカッコイイじゃん!」
とかなったりしてて、最後まで選ぶ事が出来ませんでした(笑
「上品で有機的 V.S. 伝統の無機質」
という風に双方とも対局の位置にあり、各々のいい所をぶつけ合ってこの結果なので、俺は大満足です😂😂😂😭😭😭
VOX Pathfinder 10
続いてはやはりパス10のご登場です!🤘😆🤘
因みにお値段は、パス10が5千円前後、Bogner Ecstasyが安く買えたので約52万円、Two-Rockのキャビが17万2千円なので合計70万前後、値段の差で言えば約140倍の差があります(爆
VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10
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値段の差は兎も角、パス10は非常に優れたアンプなので、
「ド定番自宅用ソリッドステートアンプ V.S. ハイエンドプロユースアンプ&キャビ」
という、挑戦的な企画を行いました😱
クリーン
まずはクリーンサウンドの比較です🤘
結果、俺としては
「パス10、かなりいい線行ってるな!」
という印象を受けました🤘😆✨
どちらも温かみがあり、かつ鈴鳴感のある綺麗なクリーンをしており、事細かく聴き比べなければパス10のクリーンはかなり上質と断言出来ます。
無名で得体の知れない自宅練習用小型アンプなんか買うより、コレ買った方が安いし(クリーンに関してだけ書けば)音良いし、ビジュアルも高級感出てるし、いい事づくめだと思います(笑
で、事細かく書いていくと、やはり目立つのは(仕方ないんですがw)レンジの広さです。
特にBognerは大出力なので低域がずっと残りますが、パス10は直ぐに低域が減衰して無くなります。
なのでかき鳴らした後に音を伸ばすと、Bognerは太いまんまなんですが、パス10は徐々にペラペラでチープな感じになりますね🧐
またソリッドステートの宿命なのか、Bognerはフルコードで弾くと一音一音がくっきりと残っているのに対し、パス10は直ぐに音が混ざります。
なので干渉?なのか、音が細くなって聴こえてしまう部分はありますね😓
それらにさえ目を瞑れば、パス10は昔から言われてますが、非常に優れたクリーンを兼ね揃えてます。
OD Ch V.S. Red Ch
続いては歪同士の比較なんですが、取り敢えずパス10は結構ハイゲインなのでCh3と比較しました(笑
結果、お察し下さいm(__)m
パス10の歪も、EQを適切に設定すれば中々カッコイイドライブサウンド作れるし、そのEQの独特な効き方をするコツを掴めれば、やはり5千円のアンプとしてはコスパ抜群です、以上!
ヾ(' '*;) ォィォィ
まず全体的なトーンとして、パス10はソリッドステートの宿命か、かなり高域がジリジリとした細いサウンドになります。
それが良い意味でメタルサウンドにマッチする部分もありますが、逆に言えば音が非常に潰れやすいという事でもあります。
なのでBognerと比較するとBognerの方が、
圧倒的×(奥行感+太さ+分離感+ワイドレンジ)
(全ての冠詞に「圧倒的」を付けたかったので数式にしましたw)
を揃えており(スピーカーの径が違うのもあるけどw)、更にBognerは各種高域調整機能がある為、パス10より大幅に極上な、バランスの良いエッジの効いたドライブサウンドを出力します。
またピッキング時のコンプ感もかなり違いがあり、Bognerがチューブらしい「普通」のコンプ感だとすると、パス10は異様に粘る様な感覚があります。
このコンプ感が好きな人には堪らないですが(俺も意外に好きw)、Bognerでなくともチューブアンプのコンプ感に慣れ親しんだ人だと、このしつこい感じでピーキーな音は「耳に痛い」とか「音が硬い」という感想に繋がりかねません(笑
結果としてハイエンドフルチューブアンプに対する安価なソリッドステートの特徴が浮き彫りになった感があり、これはこれで面白いと思いました(自己満
Tech21 Trademark 30
お次は、今は無きTM30で果たしてBognerのRed Chの音に近付けられるか?という(無謀なw)実験をしてみました🙀😱
近付けられるか?という内容なので、TM30側のスピーカーはデフォルトとTwo-Rock両方使いました。
まずRed Chは当然強めに歪みますので、TM30でもエッジが立ちハイゲインな歪になるようにセッティングします。
Amp Type:British
Gain:Hot (Wired)
Speaker Type:U.S.
まず双方ともEQは全て12時にするとBognerの方が低域があるので、Bogner側で低域を絞って高域を足す調整を行いました。
で、結論から行くと。。。似ません(笑
トーンと言うより特性が全然違う感じで以下に書いていきます。
まず歪の成分がかなり違い、Bognerはチューブをドライブさせた事による、喩えるならばザラザラな物質が太いホースからギュッと詰まって出てくるような、通称SAG感というものが感じられるのですが、TM30はそれが無いです。
なのでどういう風に聴こえるか?というと、同じホースから放出するとすれば、詰まること無くかなりスムーズに出てくるという感じですね。
このSAG感が、絶妙なピッキングの強弱を拾い上げたり、チューブ特有の空気感や雰囲気を出してるので、Bognerが生々しく分厚いとするならば、TM30はいくらSansampのエミュレート力を持ってしても相対的に奥まって硬い音という印象を受けます。
俺もTM30買った当初は、
「おおーすげー!今までのアンプとは違ってウォームでファットで滑らかで心地いい!これ正にチューブアンプそのものじゃね?!(*>ω<)b」
と大絶賛し、その後ご存知の通り(?)Tech21の熱狂的な信者になり、チューブアンプであるMarshall DSL-1C(50th ver)と比べた時にその信仰ぶりはより強まりましたが、やはりハイエンドアンプのニュアンスを体験してしまうと幻想が打ち砕かれますね(笑
また音の解像度にも差があり、Bognerは単音では太く且つ抜けを確保し、コードだとそれぞれの音が混ざること無く立体的に放出されるのに対し、TM30では単音で平坦な印象、コード弾きだと音が混ざり、相対的に音が細く感じます。
トーンに関しては、まず扱う高域が違う感じで、TM30の方が低い帯域なので、全体的にややイナたい雰囲気を漂わせてます👨🦳
中域に関しては、EQで弄れる値は違いますが、Bogner側はデフォで500Hz辺りが高めであり、そこをアクティブEQで弄れるTM30ではある程度似させる事も出来なくもないですね😊🤘
結論として、Mesa (Markシリーズ)やMarshallとかに似させるならいい線行きますが、それらの改造・派生系は厳しいのかなと感じました😅
BOSS eBand JS-10
BOSS AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS eBand JS-10
- 出版社/メーカー: BOSS(ボス)
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[rakuten:marks:10011622:detail]
最後はデジタルモデリングのJS-10!
昨今はKemperを始め、比較的安価で大人気マルチエフェクター、Mooer GE-300など音色を取り込む事が出来るツールが巷で流行ってますが、俺は旧式のデジタルマルチでトーンを寄せてみました😱
その結果、無理でした(爆
まずJS-10にデフォで搭載されてるキャビシミュの中域にかなり偏りがあり、またスピーカーも小さい(2×2" + 3" ウーファ)ので、何となく縮こまったような、奥まったような印象です。
それに対しEcstasy + Two-Rockキャビの方がどうしてもワイドレンジで、ヘヴィローから美味しい部分が詰まったハイミッドまでバーンと前に出てくる感じです。
またJS-10で歪み方が似てる「Power Drive」のアンプタイプを選びましたが、やはりEcstasyにあるSAG感や、パワー管をドライブさせた、まるで大型バイクのエンジン音みたいな空気感が無く、それらが構成するチューブ独特の音の太さやウォームさに著しく欠け、結果として細い、薄っぺらいという印象でした。
ではEQだけでも似せられるか?と試行錯誤しましたが、Ecstasyのミドルレンジは意外に複雑で、ローミッド〜ハイミッドの間で絶妙に特定の帯域をブースト、リデュース、ノッチングを計算して行われてるので、JS-10に内蔵されてるパライコや4EQでは補えず、どう足掻いても似ませんでした(笑
総評
自宅で鳴らせる音量まで絞ってこの強さなので、Vol12時くらいまで上げたサウンドは凄まじいパフォーマンスを発揮するのかなと想像してます😊🤘
個人的にはマスターVolが欲しいかなと思いましたが、機能が多過ぎてフロントパネルに収まりきらないのもあるのかなと(笑
兎に角音量調整が難しく、音色はともかくとして自宅ではオススメ出来ないです😅
次回はいよいよお待ちかね、ペダル合戦で参ります!🤘😠🤘🤘😎🤘🤘🤨🤘