Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190512 JC-40のイコライジング

貯金の為、機材に対する物欲をありとあらゆる手(ネトゲw)で捩じ伏せてる日々を送っておりますが、今回はRoland JC-40のイコライジングについて至極個人的な見解で記事を書きます。

ROLAND JC-40 ギターアンプ

ROLAND JC-40 ギターアンプ

 

まずお断り(笑)から書きますと、(ぶっちゃけ本命のw)JC-120の事では無いですm(_ _)m

また俺が何回か(ハードオフでエフェクター試奏の為に)使わせて頂いたJC-77の事でもないですm(_ _)m

あくまでJC-40について、至極個人的な見解で書きます(大事な事なので2回書きました_✍)

 

まずJazz Chorusシリーズは、プリアンプ部に関しては全てアナログのソリッドステート回路で、コーラスは昔のJC-120ははBBDのアナログ、現行品のJCシリーズのラインナップでは全てデジタルコーラスになっていると思われます。

またリバーブに関しても、昔はスプリングで現在は軒並みデジタルに置き換わってます。

ディストーションに関しては全てのラインナップに於いてアナログですが、JC-40ではクリッピング回路が変換され、JC-120に比べ非常に使いやすくなってます(その代わりクリックで音を太くするとかは出来なくなってます)。

で、イコライジングで何故念押しして注意書きしたかというと、ぶっちゃけJCシリーズは製造年やラインナップの違いでEQの代わり方が全然違うからです。

JC-120は2回しか触ったことが無いのですが、恐らくJC-40で決めたセッティングを輸入するとモコモコになるかなと推測してます(笑

(実際JC-77では聴くに耐えないモコモコ振りを披露してくれましたwww)

なら「JC-120よりも圧倒的に普及率の低いJC-40のイコライジング晒して自己満?www」と取られかねないですが、もしかしたら似たようなサウンドが出せそうな気もしなくも無いので(JC-77と違って双方ツインスピーカーだし)、正直経験談によるメモがてら、という体で書きます。

 

12インチスピーカー搭載のフルチューブコンボアンプ(Mesa Boogie Mark V Combo)とのエフェクターの乗りの違い

まずJC-120でよく言われる誹謗中傷(笑)が、

・音が硬い

・ミドルが無くのっぺりとしてる

・ハイが出まくってキンキン

が多いのかなと思ってます🤔

クリーンだけだと分かりづらいので、MesaのアンプとJC-40、それぞれにBE-ODを繋いで実験してみました✨🤘

 

まず全体的に言えるのは、Mesaでは音に奥行があり、EQ全て12時にした場合低音から高音までバランスよく出力されるのに対し、JC-40では12時の時点でやはり高音が目立ち、それが音の硬さやキンキン感、音がのっぺりとして平らな感じ、相対的にミドルがスポイルされて音が細くなるような感じを受けました。

また低音にもやや癖があり、音がぼやけるような印象も受けました。

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結果として全て12時の5-5-5のセッティングだとギターアンプとしてはやはり音が硬いかな、という印象なので、早速いくつかのEQセッティングを試して見ました🤘

 

T0-M10-B0 (Bright OFF)

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一昔前のJC-120における、フラットと言われていたセッティングです。

これはBassとTrebleはブースト、Middleはカットされるという効き方だったらしく、「ならフラットにしたら必然的にこうなる」という結論だったそうです。

ではJC-40ならどうなのか?

JC-40で試したところ、かなりハイがカットされ、篭ったような音になりました😅

Bassも削られてるので籠りは無いのでは?と思いましたが、それ以前にMesaに感じられた適度な高域成分がごっそりと無くなり、音抜けが悪くバランスがあまり宜しくないという印象です。

 

T0-M10-B3 (Bright ON)

今度はBright SWをオンにして高域を増し、低音もやや上げた形で試して見ました。

感想としては、まずBright SWをオンにした時点でかなりハイが強くなり、これで音はキンキンになり硬くなるという印象を受けました😓

JC-40に於いては高域の調整の仕方がかなりシビアで、Bright SWを弄るよりTrebleを微調整して上手くセッティングした方が良いのかな、と思いました🧐

 

T4-M10-B2 (Bright OFF)

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Mesaのアンプとエフェクターの乗り具合を比較するまで、デフォルトで使ってたセッティングです(笑

Bassは上げるとかなり散るので2、また高域の抜け感を維持したかったのでTrebleは4、MiddleはMAXという、どこかの口コミで聞いたか聞いてないかのセッティングです(笑

長らくコレを使ってたので体に染み付いてる感はありましたが、やはりMesaと比べると高域が強烈でキンキン、Bassの効き方で音の輪郭もぼやけ、ペラペラな感じがしました(笑

この事から、全てのEQの扱う帯域が従来のギターアンプらしからぬという感じで、ソリッドステート特有の音の硬さをどうにかして解消し、抜け感を維持したまま音の柔らかさや奥行感を出すか?を試行錯誤してみました。

 

T2.5-M7-B0 (Bright OFF)

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で、取り敢えず俺の中で辿り着いた1つの解はこんな感じでした🤘

個々のEQに着目すると、

 

・Trebleは可変値がかなり高く、3より上げるとかなりブライトで硬いサウンドになり、逆に2にすると太さや柔らかさが目立ち、ヴィンテージ感のある音になりますが、同時にMesaで感じられた音の芯が消し飛ぶので、バランスを取ったらこうなりました(笑

 

・Middleも1.4kHz辺りかそれ以上の帯域の操作で、元々オール12時でややドンシャリなサウンドを補正する形で存在してるけど、上げ過ぎるとのっぺりと平坦な音になりMesaのような奥行感が失われる感じなので、目盛り7ぐらいが引っ込み過ぎでも出過ぎでもなく、適度に分離感と太さのバランスを取ってるかなという感じです🤔

 

・Bassに関してはちょっと扱いづらい帯域という感じで、上げると音がぼやけてモコモコしてくるのでカットしました(笑

「それじゃ低域は大丈夫なの?!音スカスカにならない?😳」

と最初は俺も考えてましたが、Mesaのアンプと聴き比べたら殆ど低域の出方は変わらず(ちなみにMesaはオール12時)、特別足りないという感じはありませんでした。

寧ろカットした方が音の解像度や芯が際立つかなと「現時点」では考えてます(EQは日によって考え方が変わるから、明日になったら足りないと感じてるのかも?ww)

 

長らく使ってた「T4-M10-B2」とやや似てる(というか全体的にほぼ-2してる)感じです🤘🏼

どのEQも他のギターアンプとは違い、効き方も帯域もちょっと違うので(全体的に高域寄り)、Middleはガッツリ上げてTrebleとBassを下げるのがやはり良い感じでした🤘✨

 

結果として

JCシリーズは扱ってるEQのHzは概ね他のギターアンプより高めで、恐らくアクティブタイプのEQなので弄ると音がガラリと変わるという感じです。

またスピーカー自体もギターに美味しいミドルレンジに凝縮してると言うよりも、どちらかと言うとモニタースピーカーのようにフラットな特性なのかなとも思いました。

なので他社の10インチスピーカーにすげ替えれば、かなりギターアンプらしい音になるのかなとは思いますが、同時にJCらしさが失われるのかなとも思います(仮にJC-40やJC-22をJC-120での音作り用に使用するなら、スピーカーの交換はご法度ですな🙅🏻)

しかしながら、エフェクターやプリアンプのカラーを色濃く反映してくれるので、お気に入りの設定さえ掴めば非常に頼れる相棒になり得るアンプです😁👍🤘✨

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