Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190504 Custom Tones Ethos Overdrive Pt.3 比較編

今回はEthosを、精鋭のDumble系ペダル共と比較し、そのポテンシャルの高さを測ってみたいと思います(^o^)/

と言ってもDumble系ペダルは耳にタコが出来る程申し上げておりますが、同じODSの名前を冠していても発注元のオーナー用に専用にチューニングされてる為、土台は似ているものの全く別の音が鳴ります。

それこそガラスのような繊細で艶のあるクランチから、ローミッド〜ミドルを前面に押し出したハードロック向けのハイゲインまでバリエーションが豊富で、今回の記事はぶっちゃけチラ裏程度に考えてもらえれば、と思ってます(笑

 

Van Weelden Royal Overdrive

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まずはDumbleペダル初体験だったRODとの比較‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

RODはDumbleのみならず、アンプライクペダルとしては頭二つ分くらい抜けてると思ってる、Rockmanの次に気に入ってるペダルなので贔屓がちになりそうですが、あくまで公平にジャッジ致しますm(_ _)m

 

まず双方つまみ全て12時、Ethos側はハイカットフィルターはMin(効かせてない状態)、トグルスイッチは全て上、RODはMode A、Bright 1、Gain Boost OFFでRODの方が歪みます。

歪みの性質が違う様で、Ethosは古いFenderをベースにした感じがありヴィンテージな空気感が漂い、RODは歪がきめ細かく、またFenderにしてはロー〜ミドルがガッツリ出ており割とモダンな印象。

 

低音の出方が根本的に違い、RODは大型キャビから鳴らしたような雰囲気がバリバリ出ており、Ethosは普通のアンプライクペダルな出方に留まってます。

これはRODのMode SWやBright SWをどう組み合せても残り、Ethosに合わせたヴィンテージサウンドも作れる事は作れますが、やはり迫力のある低音は顕在です(*>ω<)b

中域は扱ってる帯域が違い、Ethosは1kHz辺り、RODは500Hz付近で、俺的に太いと感じたのはRODです。

またEthosはやんわりと効くのに対し、RODはそれこそガッツリと効き音量まで変わるので、音が詰まった感じや前に出る感じがあり、本物のアンプを鳴らしてるような感覚があります。

高域はEthosの方が出る感じで、出る高域はまんま70's Dumbleサウンドを思わせるような、明るいけど尖らないクリーミーなヴィンテージサウンドですね(^o^)/

RODはどちらかと言うとSuhr Riotみたいな出方で、バッサリ削られてるものの程よいエッジが立つ正にHR向けな感じです。

また顕著に効き方が違ったのはPresenceで、Ethosは耳を劈くようなエッジが立ち局所的、RODは明るさと倍音調整のような補助的という感じです。

 

トーンやEQ、ニュアンスなど総合的に俺はRODの方が断然好きですが、クリーン〜クランチを作るならEthosの方が良いですし、Dumbleの古いタイプでFenderをベースにしたようなドライブサウンドを狙うのもやはりこちらだと思います🤘🏼(^^)🤘🏼

 

Fuchs Plush Drive

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続いてはDumbleクローンで有名なFuchsから、自社のアンプをエミュレートしたPlushとの比較(^o^)/

まず全体的にゲインはEthosの方が高いので、クランチも作れるので幅広いです。

但し両者をクランチ設定にした場合、EthosはGainつまみを右に回していくと段々ミドルが追加されていく仕様なので(多分元ネタの特性をシミュしたのかなと思います)、クランチとフルゲインではトーンが違ってきます。

EQ固定のままゲインだけ上げ下げ出来るという点ではPlushの方が使いやすく、アンプの特性を事細かに再現してるのはEthosではないかなと思います。

 

両者を弾いていて顕著に感じたのがピッキング時のニュアンスの出方の違いです。

明らかにPlushの方がセンシティブに反応し、ピッキングの絶妙な強弱の付け方で色々表現出来ます(今回弾いてて気付かされましたw)

Ethosの方がコンプレッションが強く全体的に整ってますが、ピッキングニュアンスはPlushに比べるとかなり劣り、これが他のDumble系ペダルと比べて「人工的」とか「無機質」とか時折言われる所以なのかなと推測してます🧐

 

トーンに関しては、Plushはどちらかと言うとROD寄りの、500〜600Hz辺りのローミッドが強目な感じで、やはりEthosの方が全体的に明るい音です(^^)

またEQの調整幅もEthosの方が広く、Plushは基本のトーンを変えずに高域の調整、Ethosは多彩という感じです。

 

BJFE Honey Bee Overdrive

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かつてはDumbleペダルとして長年君臨してたHBODですが、改めてDumbleに近いと言われているEthosと比べてみました🤘🏼(*´ω`*)🤘🏼

 

まずつまみは全て12時、Ethos側のトグルスイッチは全て上でEthosの方が歪み、Rock→JazzにするとHBODの方が歪みます。

元々HBODはローゲインペダルとして有名なので、クランチで勝負してみました(^o^)/

EthosはトグルスイッチのBright SWをオフにし、よりニュアンスが出やすくクランチ向きにするためClassicモード、低音と音圧の維持の為Rockモードで比べてみました。

その結果、HBODの方が低音が物凄い出ており、よりアンプライクな感じでした٩(ˊᗜˋ*)و

これ聴くとEthosがちょっと薄っぺらく感じます(笑

Ethosと比較した時点で、この迫力のある低音はBogner Wessexにも似てるかな?とも思いましたが、こちらの方が歪の粒が大まかでヴィンテージ感が出ており、また輪郭も際立ってるとも思います。

改めてHBODのポテンシャルには気付かされましたが、Dumble系の音か?と聞かれると、俺はNOですね🤔

Dumbleのような盛り上がったミドルレンジは無く、Ethosに比べるとミドルブーストしなくてもフラットな印象を受けました。

歪み方もDumbleというよりはヴィンテージアンプの音という感じで別物です(><)

 

総評

今回挙げたペダルは本当に極一部の、どちらかと言うとコアな部類に入るので、最初から「Dumble系」を謳った製品との比較が望ましいと思いました🤔

(なので割とガチでGS124とかUltraphonix辺りが欲しいなと熱望してます(งД)ง

ダイナミックレンジや立ち上がりの早さだけを求めるならSuhr RiotやEclipseでも賄えるかなと思いますので、やはりこの70〜80年代のAORやフュージョンを醸し出すようなトーンこそが「Dumble」なのかなと俺は考えてます。

アーティスト事に絶妙なチューニングがされてるDumbleアンプ、そのエミュレータもそれぞれ違った多彩なサウンドを奏でるので、追い求めるのは苦労しますが、これらのサウンドは何物にも変え難い魅力がありますね💕

サウンドハウス