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今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190422 Custom Tones Ethos Overdrive Pt.1

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さて、待ちに待っていたオーダー品が漸くやって来ました!🎊🎉✨✨

多分Dumbleアンプマニアなら当然、それ以外の人でも知ってるかもしれないフロアプリ、Ethos Overdrive(以下Ethos)です!🤘🏼🤘🏼🤘🏼

 

コイツは昨今のペダルブームでDumble系ペダルが乱立する前までは不動のDumbleエミュレータの王者として長年君臨してた超高級ペダルの一つで、そのブームが去りつつある2019年4月現在でもDumbleの音を再現する最終候補の一つとして度々挙げられるペダルでもあります。

10年以上前はそこそこ出回り、値段も5〜6万前後だったのですが、これを書いてる2019年4月現在では10万超とかなり高騰してます🥶

 

DumbleアンプについてはVan Weelden Royal Overdriveの記事でも書きましたが、完全オーダー制で発注者のギターサウンドに特化したトーンとなっており、一口にDumbleと言っても全く違う音です。

しかし一方で「Fender Blackface系」のアンプを基軸にして造られており、そのトーンから昇華したものでもあります。

Ethosは同じくそのBlackfaceのトーンを元に、各種スイッチを満遍なく搭載することによってありとあらゆるDumbleアンプの音を再現するペダルとなってます。

 

このペダルは完全オーダー制で、表面だけにスイッチやつまみが実装されてるベーシック型に、料金を追加する事によりCab Sim OutやFX Loop、GAC SW、Hi-Cut Filterつまみ、TLE/Classic SW、HRM EQなどのオプションが付けられるシステムになってます。

(因みに俺のはフルオプションの完全型ᕙ( ˙-˙ )ᕗ)

 

インターフェース

まず2ch式のペダルとなっており、下段がクリーンで上段がODとなってます。

クリーンが付いてるのでプリアンプとしての役割が大きいですが勿論歪ペダルとしても充分使え、更に別途キャビシミュアウトも搭載されてるのでミキサー直とかも行ける万能ペダルです👍💗

 

クリーンとODに関しては表面のEQやトグルスイッチは完全独立で、側面の各種スイッチは共有となってます。

但し後述するHRM EQに関してはOD chのみに効きます。

 

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プリアンプ故かエフェクトループが付いており、パワーアンプに付いてない場合は重宝します。

 

電源は0062Pのド定番エフェクター用電池か、付属の12Vアダプターで動作します。

 

各chでは3種のトグルスイッチ(Brite、Modern/Classic、Rock/Jazz)と4種のEQつまみ(Bass、Mid、Treble、Presence)が個別に用意され、Clean chではVolのみ、OD chではVolとGainが付いてます。

 

側面の各スイッチについて

このプリアンプはありとあらゆるDumbleサウンドを再現する為、様々なギミックが施されてます。

単体のペダルみたいな「○○○が所有してたDumbleアンプ」では無く、「幾つかのDumbleアンプのトーンを集約した」感じで、狙ってる音までたどり着くのは少し時間がかかるものの、上手く行けばコレで網羅出来るかなとは思います( ‘-^ )b

 

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まずこの右側面の写真から説明しますと、左からHRM EQ切替スイッチ(左がHRMモード、右が通常モード))インプットジャック、Hi-Cutフィルター、GACスイッチとなってます。

 

まずGACスイッチですが、上側がギターアンプ出力、下がラインやミキサー、PA直となってます。

恐らくライン用はCab Sim Outから出力して使うものだとは思いますが、正直どちらのモードにしてもギター用アンプから何ら問題も無く出力されます(笑

具体的には、アンプ用が普通だとすると、ライン用は低域と高域が強調され、音に張りが出てきます(^o^)/

但し高域成分が強く、Hi-Cutフィルターがアンプモードでオフだとすると、ラインモードは12時まで回して同じようなEQになりました。

(まあGACとHi-Cutで音作りをしていくのも全然いいと思います٩(๑>ᴗ<๑)۶)

アンプモードの方がチューブコンプレッションの再現度が高く、ラインモードはもっとオープンな感じでもありますね。

 

次にHi-Cutフィルターですが、恐らく4kHzからのハイエンドを減衰させていく感じですね。

右に絞り切るとハイがかなり丸っこくなり、ローミッドが強調された分厚く、篭ったサウンドになります。

ここの調整でクリーンなら煌びやかさからヴィンテージなジャズトーン、ODならエッジの立った刺激的な音から70年代ロックという感じの音をシームレスに表現出来ます。

 

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これは左側面の写真ですが、左からTLE/Classic SW、アウトプット、キャビネットシミュレータアウトとなってます。

 

最近代理店がオーダーする際にオプションとして付け、大々的にアピールするのがこのTLE/Classic SWで、TLEとは「Tight Low-End」の略、つまりローエンドをバッサリとカットしてタイトにするスイッチです。

このスイッチはEthosオーナーの間では、元々強めな低音をバランス良くカットして使いやすくなると専ら評判らしいです✧٩(ˊωˋ*)و✧

俺は。。。どっちのモードも使えるので適材適所ですかね(笑

 

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HRM EQについては、次回の記事に詳しく書きたいと思います(^o^)/

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