Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190322 Randall RGOD

f:id:acidmb:20190308101308j:image

今月早速買いましたMy New Gear!(っ'-' )╮ =͟͟͞͞◒ GETだぜ!

Randallのペダルシリーズの筆頭、RGODです!👨🏻👨🏿👨🏽

(何で漢のアイコンが並んでるかと言うと、漢のアンプメーカー、漢のゴリゴリサウンドだからです💪(థิ👄థิ 💪)

Randallのアンプは昔RG8040という、Randall社の40周年を記念した改良型RG80のアンプを持ってました。

どんな音かは昔記事を書いたので、Googleで「Randall RG8040」と検索してもらえれば出てくると思いますが、端的に書くとFETの特性を生かしソリッドステートアンプの良さを引き出した、ファジーで極悪なメタルサウンドという感じですね(ง🔥Д🔥)ง

メタルサウンドの構築においての扱いやすさはMetal MuffとかMegalith、Empress Heavyなどの方が上ですが、独特の粘り、ファズ加減など癖の強いアンプで、かのDimebag Darrel氏はメインにお馴染みWarhead、サブとして同じシリーズのRG1305のヘッドを控えに用意していたとか🤔

(詰まるところ彼のサウンドメイキングではディスコンで希少なWarheadが手に入らずとも、妥協案としてRGシリーズでもOKという事ですな👍)

で、このRGシリーズは余程自信があるのかラインナップが豊富で、1305の他に300Wの3005、先程の80、8040、1wのフロア型アンプRG13(これは既にディスコン)などありましたが、今回はディストーションペダルとしてRGODが出たという感じです😆

(因みにソリッドステートアンプ自体はもっと豊富で、先程のDarrel氏の他Nuno Bettencourt、Kirk Hammett、Michael Amottなどの超爆裂大御所のシグネチャーもラインナップにありました🥶😱✨)

 

今回のRGODはそのRGシリーズのプリアンプを抜き出し、ディストーションペダルとして改良を加えたものになります。

なので記憶にあるRG8040と比較が出来そうなので楽しみです🤘🏼🤘🏼

 

まずインターフェースは2ch式でGain、Volつまみが独立、Pres含む4バンドEQが共有となってます。

またプッシュ式の3つのスイッチも共有です。

電源は9〜12Vで、アダプターが同梱されてるのでそれがオススメです(笑

ちょっと不親切なのは、バイパス時にLEDが点く事。

恐らく緑色の意味も含めて「クリーンch」という意味なんだと思いますが、バイパス時はLEDを消して、オンにしたら点いて欲しかったです(笑

 

歪量やニュアンスなど

まずGainですが、Gain幅は狭く9時くらいからハイゲインになります(笑

直ぐにハイゲインになり、コンプレッションが強めなので、ギターVolへの反応性やピッキングニュアンスは出にくい、というかほぼ出ません(爆

Red chとBlue chでは歪み方や歪量が変わり、これはRGシリーズにおけるブーストのオンオフの違いと全く一緒です。

具体的にはRedが通常だとすると、Blueは更に歪量とファズのニュアンスが加わり、Redには無かった倍音成分が加わって滑らかできめ細かい歪になります。

またRedではGainを3時以降にすると、Apex Preampのような強烈なノイズゲートが掛かったようなニュアンスが加わり、更に刻みやすくなります。

Blueは滑らかなまま歪を上乗せしていく感じですね( ‘-^ )b

アタック時の粘りが強く、チューブとはまた違う独特のコンプレッションが掛かっており、FETの特性を活かした特徴かなと思いました。 

歪の分離感は比較的良く、パワーコードを弾いた時の奥行き感は感じられました( ‘-^ )b

また歪の成分はやはりソリッドという表現が相応しい、刺激的で鋭い感じです🗡

Metal Muffと同様、ハイゲインのチューブアンプエミュレータよりも当然鋭いエッジが有り、メタルなどをやるにはうってつけの成分ですね👍

元々ハイゲインソリッドステートアンプに長けてる企業なので、このペダルも例に漏れずソリッドな歪みでありながら非常に使いやすいチューニングが施されており、メタル系のディストーションならコレも一考かなと思います🤔

 

 

トーンつまみ

まずBassは200〜250Hzのローミッドを扱ってるみたいで、DiezelやMegalithのような重低音、MP-1CHのような迫力のある低音という感じでは無いです。

ソリッドな歪み方と併せて低音は非常にタイトで、やはりダウンチューニングに適してるな、と思いました🤔

但し低音が足りないというわけでもなく、寧ろ最初からかなり出てる上、後述のBass Boostスイッチで更に重低音をブースト出来るので、逆に出過ぎると感じるかも知れません(笑

 

Middleは1.2〜1.4kHzとミドルにしてはやや高めの帯域を扱ってる印象。

ここを上げると70年代のイナたさを纏い全体的に太いサウンドになり、カットすると重厚なドンシャリサウンドが得られます。

ドンシャリメタルは元より、上げた時のふくよかなミドルの効いたディストーションサウンドも中々で、RGODの懐の深さが伺えます(笑

(多分Randallアンプ使う人は大体カットすると思いますがw)

 

Trebleは3〜4kHzの正にトレブルの帯域を扱います。

耳を劈くか否かのギリギリの所を司る感じで、これがチューブライクでなく、またそこらの安物ソリッドステートアンプのようなザラザラ感も出さず、Randallが売りにしてる「FET」らしさを最大限に享受出来る箇所かなと思います(大袈裟

明るさと適度なエッジ感を調整する感じで、非常に使いやすく積極的に音作りするならまずはこのつまみから弄ると良いかもです(^^)

 

Presenceは大凡6kHz辺りで、全体的にやんわりと明るさ、倍音の調整をします。

これは本来のアンプヘッドに取り付けられてるPresenceそのものの効果という感じで、プリ段で音を作った後マスターで明るさを調整する、という役割を果たしてる感じですね(^o^)/

 

3つのスイッチ

RGODの最大の特徴として、つまみの下に3つのスイッチが搭載されてます🤩

 

まずBass Boostですが、文字通り低域を底上げします(笑

扱う帯域はBassつまみよりも低く、重低音に属す部類かなと思います。

これはアンプにも搭載されており、ヘヴィなサウンドを構築する際にみんなオンにしてたとか🤔

JC-40でもJC-40らしからぬ重厚な低音が得られます👍🤘🏼

(つか寧ろRandall標準のスピーカー、Diavloを彷彿とさせるようなエミュレータとも取れますね😎)

 

次にMid Boostですが、押すとミドルがカットされます(💣💥🔥😂😂

アンプには「Mid Scoop」というミドルをカットする機能があるんですが、それと全く効果が同じなので、恐らく名前を付け間違えたんでしょう(笑

なのでドンシャリサウンドを構築する際は押すとミドルがカットされるので便利です(笑

具体的には1kHz周辺を広い範囲でやんわりと減衰させる感じですね。

 

最後にT.S.Sスイッチですが、これは「Tone Stack Shift」の略で、ミドルのピークを微妙にずらすスイッチです。

具体的には、オンにすると微妙に尖った400Hzのピークを600Hz位にする感じで、奥行が出てくる感じでしょうか?🤔

効き方が本当に極小なので、よく耳をすませないと気付きにくいです(笑

(デモ動画とかだと絶対分からないと思います🤣)

 

基本的にアンプのインターフェースを踏襲し、ブーストのオンオフを2chに分けたような感じですね😉

 

因みに全部12時にした場合、限りなくフラットに近いトーンかなと思いました。

Marshallよりもミドルが出てるという印象ですかね。

EQやそれに付随するスイッチの効きがかなり良く、「色んなトーンに染める」というのがこのRGシリーズかなと思いました。

 

Randall知らないんだけどどんなジャンルに合う?

基本スラッシュ、デス、ブラック、ドゥーム、ゴアグラインド、メタルコアです💣💥🔥😂

ただ前述の通り、EQの弄り方次第では割と古めのHR/HM(70年代中盤以降)なんかも行けます。

少量の歪やニュアンスを重視するような楽曲は全く向いてません(笑

Metal Muffのようにガッツリ歪ませてゴリゴリの漢らしいリフを刻むのに最適な(ソリッドステートアンプライクな)ディストーションペダルです‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

 

じゃあメタルなら買い?

MegalithやOKKO、Emma、Empressなどの使いやすくヘヴィなディストーションペダルに比べると、ファジーで癖が強く、万人向けではないです(笑

ただ設定次第で出る「禍々しさ」は他のペダルではなかなか出せない味なので、一風変わってる歪を求めるなら十分選択肢には入れてもいいと思います。

サウンドハウス