Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190316 Engl Reaper

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イケベ楽器で「希望小売価格の50%引セール」をやってたので買いました(笑

Englのディストーションペダル、Reaperです(*>ω<)b

Englはドイツのアンプメーカーで、ハイゲインアンプ、Powerball IIが有名です🤘🏼(><。)🤘🏼

他にもシグネチャーモデルを出したり何かとノってるメーカーでもあります。

(そう言えば、今や世界的ギタリストのMarty Friedman氏もこのアンプを使ってました( 'o' )!!!)

ドイツのアンプと聞くと、Bogner、Hughes&Kettner、Diezelなどのモダンハイゲインアンプの超人気メーカーがズラリと並び、このEnglも例に漏れず人気なので、やはり音響工学に強い国なんだなとしみじみ思います(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)♡*゜

さて、今回買ったReaperなのですが、これはちょっとあまり宜しくない噂があり、値引きしなくても価格が安いにも拘わらず暫く手を出しませんでした🤐

それは某ロシアのエフェクタービルダーの製品の外側だけを替え、中身が一緒でEnglの名前を冠して売ってるといった内容で、実際ググってみると確かにそんな感じの内容を匂わせるビルダーのサイトは見つけました(何か問題があるとアレなので伏せておきますw)

BognerやDiezelなどもペダルを出しており、それらはそこそこ値が張る物なのに、一流アンプメーカーのEnglはボスコンに毛が生えた程度の値段でエフェクターを取り扱ってたので不審には感じてましたが、裏付けは取れたので成程、という感じです。

(ここだけの話ですが、中国のエフェクタービルダーのJOYOのディストーションペダル、Ultimate Driveと中身が全く一緒で、外側だけ某有名バンドアニメの絵にして公式が売ってたという事もありま。。。( ´ཫ`)💥🔫(*´∀`🔫)スダダダダ)

しかし今回、ボスコンかそれ以下の値段で手に入ってしまったので(笑)、早速レビューしたいと思います(⊙ꇴ⊙)👍✨

因みにラインナップとしては他にオーバードライブのRetro、Reaperより歪むディストーションStraight To Hell、コンプレッサー、アナログコーラス、リバーブ、ディレイなどが有りますが、Reaperが1番有名&人気&使いやすいという事でコレにしました(笑

 

コントロールはVol、Gain、3バンドEQとプリアンプ的な標準装備で、9Vアダプターか0062P(四角い)電池で動作します。

またエフェクター下部に無線LANのコネクタを差し込むような穴(笑)があり、そこに専用のケーブルを挿す事によって、パッチケーブル要らずで他のEngl製品のエフェクターと繋げられるとか。

でも他のEnglのエフェクターは買わないので無用の長物ですね(笑

 

・トーンなど

まずGainは、正直MAXでの運用が望ましいです(笑

何と言うか、絶妙に調整してどうこうするより、回し切ってハードなディストーション狙った方がこのペダル向きかな、と思いました🤘🏼

なので9〜10時くらいにしてクランチ狙いとかする位なら、同じEnglのRetroや他社のオーバードライブペダル買った方が全然マシです(笑

ギターのVol絞ってクリーンとかも作れなくもないですが、ガンガン弾いていくスタイルがこのペダルには合ってますね(*>ω<)b

歪みの質感は、流石Englが認めただけの事はあるなと思いました。

適度なコンプ感、伸びるサスティンは心地よく、チューブアンプ程くどくない感じです。

また倍音成分がかなり豊富なのか、ブリッジミュートを掛けた時の奥行き感のある余韻が独特で癖になります(笑

最初はメタルマフのように劈くようなディストーションかなと思ってましたが、高域は案外丸く、アンプライクなディストーションですね٩(ˊᗜˋ*)و

しかしながらEnglの名に恥じぬハードなディストーションである事は間違いないので、一風変わったディストーションをお探しならオススメです(*>ω<)b

(但しGainはMAX固定での運用前提ですがw)

気になった点として、コンプレッションがやや強めに掛かってる点ですね。

アタックはそこまで強くは無いんですが、Rockmanのヘッドホンアンプ、Aceシリーズに見られる、

「ピッキングした後一瞬だけ音量が下がり、そこから徐々に大きくなってサスティンが伸びる」

という現象が(ヘッドホンアンプほど顕著では無いが)確認出来、人によっては不自然でかなり気になるかも知れません。

ザクザクリフを刻んだりしてる分にはそんなに気にならないし、単音でも気にならないのですが、パワーコードを弾いてる際に目立つ感じなので注意が必要です(笑

 

EQはパッシヴタイプで、どのつまみもやんわりと効く程度に留まってます。

BassとTrebleをMAXでMidを0とか、MidをMAXでBassとTrebleを10とかみたいに、極端な設定にしない限り基本のトーンを保ってる感じです。

まずBassはかなり下の帯域を扱っており、他を12時にしてこれをMAXにするとかなりズンズン響きます└( 'o')┘

正に重低音という感じで、昨今のDiezelのペダルなどにあるDeepつまみと同じような帯域で、それがパッシヴタイプになったという感じですね。

次にMidですが、凡そ1kHz帯を幅広く上下させてる感じで、音色より音の太さを変化させるという効き方です。

なので俺はMAXが好きですが、ドンシャリメタルサウンド狙いでも9〜10時くらいが良いんじゃないかなと思います🤔

本当に根本的なトーンは変わらないと言った感じです。

Trebleは逆にかなり効きます(笑

やはり高い帯域は人間の耳で聴き取りやすいのか、他のペダルやアンプでもココを弄ると結構音が変わりますしね(^^)

具体的には2kHz辺りを局所的に操作する感じで、音色の傾向はかなり変わります。

またココを0にしてBassとMidをMAXにしても音があまり篭もりません。

MidがTrebleの役目を果たしてる為かな、と弄る限りそんな風に感じました。

逆にMAXにするとメタルペダルのようなザクザク感までは行かない、Marshall程度のキンキン感が得られます。

 

・Powerball IIと比べてどうなの?

正直Powerballは弾いた事がありません!(爆

なのでYoutubeで似たような音のデモを探してみました。

https://youtu.be/Rc7r2w3r0fA

コレですかね?(笑

ちょっとファジーな質感や、倍音成分の出方が何となく似てるような気がします。

(あくまで何となくですw)

動画はEnglスタックセット(4×12")で、こちらはペダル+JC-40(2×10")ですが、似てるという点では中々善戦してるとは思います( ˊᵕˋ ;)💦

一般的なディストーションペダルと比べても、値段やクオリティの部分でかなり上位に入るのでは無いでしょうか(おそロシアクオリティwまあエレハモも昔旧ソヴィエトにあったし、AMTとか最近活躍してるし、侮れないおそロシア😱)

 

・VOX Pathfinder 10

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恒例のパス10での乗り具合を試してみました٩(ˊᗜˋ*)و

いつも通りパス10はGain 12時、Treble 0、Bass 6の設定で試してます。

結果、JC-40とは違いかなりファジーな歪、即ちパス10のOD chと同じような歪み方になりました(笑

JC-40の時はエッジが丸くなり、滑らかなディストーションを奏でていたのですが、こちらはVOX特有の鼻詰まり感のあるミドルが乗った、かなり毛羽立ったサウンドになりました(^^;;

但しOD chとは違い高音はより高く、低音はより低い帯域でピークがある為、相対的にワイドレンジになった感じはあります。

またOD chよりもやはり高音が出る為、音が明瞭になり前に出て、立ち上がりが速くなった感じもあります。

結果としてはそこそこアンプの影響を受けるペダルかなという感じですね😵

 

・まとめ

価格にしては良く出来たペダルだなと思いました( ‘-^ )b

高域があまりザクザクとしないため、ソリッドなメタルサウンド狙いよりは、アンプライクなディストーションサウンドの方が得意かもしれません。

しかし他のアンプライクペダルも然りなので、次回はお馴染みの比較実験を行います😎🤓🧐

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