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今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190119 BOSS × JHS Angry Driver JB-2 (JHSモード編)

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前回に引き続き、今回もJB-2について取り上げていきます!🤘🏻(*>ω<)🤘🏻

今回はかなり期待値の高いJHSモードをザクザクと掘り下げてみました👀💭

 

JHSモードは機種名通り同社の看板商品であり、Marshall Gul'norを改良してアンプのサウンドに近付けた「Angry Charlie」のトーンを採用しており、本家とはインターフェースが違い、BD-2とのマッチングに最適化する為改良が加えられてるとの事。

現行品のAngry CharlieはVolやGainの他、3バンドEQが付いてますが、こちらはBOSSに準じEQ調整はToneつまみのみとなってます。

 

まずGainは0で全く歪みの無いクリーンを奏で、その音色はToneを12時にしてかなりダークな印象。

高音が丸くなって低音が強調された感じとも取れます。

9時くらいからクランチ、12時でオーバードライブ程度の歪、それ以降はAngry Charlie譲りのアンプライクな太いディストーションが得られます( ‘-^ )b

MAXにるとやや歪が潰れ気味になり、ノイズが若干乗るので音の分離が悪くなります。

Tone 12時で全体的にやはりウェットでダークな印象があり、ブラウンサウンドとは相反する、ブリティッシュアンプの音という印象を受けました。

また歪みの粒は割と粗めで、ブラウンサウンドのような子気味の良いドライブ感とは違います。

恐らくこれは大元のGuv'norの歪み方に準じてるのかな、と推測してます🤔

また歪の性質は音の分離が極めて良く、巻弦のプルン感が感じられるほどなのでクオリティは高いです(*>ω<)b

ただ他のアンプライク系エフェクター、とりわけMarshallやブラウンサウンドを意識したペダルに比べると、ピッキング時におけるコンプ感は感じられるものの、チューブ独特のザラつきは無いです。

これはBOSSのエフェクターに準じてるのか、それともAngry Charlieでの仕様なのかは分かりませんが、こちらも意図的に高域と低域が削られてるような感じですね。

アンプのような太さや、コード弾きでの解像度の高さは感じられるのですが、同時にエフェクターらしさも出てる印象です。

BOSSエフェクターらしい、癖を排除して無難な音に納まってるとも言えると思います。

 

Toneつまみはかなり可変値が高く局所的で、0でモコモコし、2時くらいまでは上げていくとハイミッドが追加されていくような明るいサウンドになって行き、それ以降はエッジの鋭いハイが追加されていく感じです。

2時以降は急激に音色が変わり、歪も激しくなる一方、ザクザクし過ぎてアンプらしさが無くなり、よりエフェクター的な音になる感じもしました(^^;;

なのでToneをガチ上げして、従来のウェットな音をブラウンサウンドよろしくカラッとドライにドライブ(笑)させようとしても、歪みの性質自体が違うので似ません😓

 

・BOSSモードとの違い

結論を書くと、両者は完全に別物の歪やトーンという感じです。

歪みの幅は0でBOSSがクランチになるのに対しJHSはクリーン、双方MAXで同じ位の歪量です。

歪みの性質はBOSSの方がきめ細かく、対してJHSは丸まって滑らかな感じです。

なのでチューブのSAG感は(どちらも高域がカットされてるようなのでどっちもどっちなんですがw)ややBOSSモードの方が感じられ、チューブの太さ、温かみはJHSモードに分があるという感じです。

また全体的なトーンも違い、BOSSはほぼフラットで、特定のミドルがほんのり上がってる為(1.4〜1.6kHz位?)古臭い音という印象で、対してJHSは高域がBOSSモードよりも大幅に削られ、その分ミドル(700〜1kHz辺り?)を極ブーストしてて、80年代風のディストーションサウンドという印象を受けました。

BOSS特有のフィルターが効いてる中で、Fender Tweed Champをフルアップしたようなイナたい歪はBOSS、Guv'norやJCM800〜900辺りの歪を狙うならJHSモードという感じですかね(適当

どちらもリードやバッキングになり得る位音作りの幅は意外に広く、トーンの方向性や歪みの質で自分好みにチョイス出来るのは便利です(*>ω<)b

 

・これ買えばBD-2やAngry Charlieは('A`)イラネ?

BOSS Blues Driver  BD-2

BOSS Blues Driver BD-2

 

両方持ってない&弾いた事が無いので、ぶっちゃけなんとも言えません(笑

ただAngry Charlieに関しては、恐らく本家とJB-2では別物の音かなと思ってます。

本家はGuv'norを元に改良を加え、よりMarshallに近いアンプ感やチューブ感を出してる(かもしれないw)為、昨今のMarshall系ペダルの人気機種の筆頭になってるとも言えますが、こちらは前述の通りBOSSエフェクター特有の帯域がカットされてるような印象を受けたので、トーンや歪の解像度は継承しつつ、細かなニュアンス等は再現してないのかなと思います。

後は3バンドEQではなくToneつまみ1つだけと、トーン調整も簡素化されてる点も、このモードと単体で比べた時の音作りの幅の違いに繋がるのかなと思います。

BD-2に関しては、本家よりも高域が増した、とか歪量が増した、とか噂されてますが真相は不明です(笑

ただこちらに関してはイナたい雰囲気は抜群に出ており、代用としては充分使えると思いました( ‘-^ )b

 

次回はお待ちかね、各々のシリアルorパラレル接続について考察して行きます(*・ω・*)wkwk

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