Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20190113 MXR six band graphic equalizer

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ハードオフ吉祥寺店で買った掘り出し物🤘🏼(><。)🤘🏼

MXRの6バンドEQです!

。。。とは言っても、Jim Dunlopから割と最近まで同じ製品が販売されてました(笑)

(しかも値段は現行品より高かった(^^;;

 

☆現行品との違い★

1. 電源が9V電池のみ!(漢らしい!(ง🔥Д🔥)ง)

2. オンオフ出来ない!(漢らしい!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

3. 現行品はLEDによる視覚で設定を確認出来るが、こちらはそんなもの無い!(漢らしい!💪)

 

。。。と、不利な点だらけです(爆

では何故こちらを選んだか?

それは「浪漫」ただ一点のみに尽きます(爆

「浪漫」に値する何かはあるのか?と言うと、こちらの

「Jim Dunlopに買収される前のMXR社製品」

が70〜80年代に掛けてのプロギタリストのペダルボードに必ずと言っていい程入っていたという事らしいです🤘🏻

(Rockman Smart GateはSR&D社製品でVan Halenのラックに入ってたりしたから、現行のMXR Smart Gateとは違う、みたいなw)

またコレクターやビルダーに言わせると、ヴィンテージ品と現行品では内装パーツが全く別物で、ヴィンテージ品は内部のパーツの殆どが現状手に入らない物ばかりの、レア素材の塊のような物らしいです(壊れたらアカンでしょ😓

 

初めは俺も「値段も若干安いし現行品でいいかな(´-`).。oO」なんて思ってまして、「でも折角吉祥寺のハードオフに来たし、何か買っていこう☝( ◠‿◠ )☝」という軽いノリで買ってしまいましたが、今考えると「ナイス俺🤘🏻」と気まぐれな判断に感謝してます(爆

 

このEQは昔から欲しくて、何に使うかと言うと

「初期Bostonサウンドの再現」

に尽きます!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

ヘッドホンアンプのRockmanが出る前の、まだPower Soakをやっと出した頃、Tom Scholz御大はこのEQを自身の1969年製Marshall Super Lead Plexiのエフェクトループに繋いで(当時エフェクトループがあったかどうかは分かりませんが、無ければ恐らく改造して増設してたと思いますw)独特のミドルが分厚いディストーションを奏でていたそうです。

(確かSLPも帯域が2kHz中心にピークが来るように改造を施してたとかなんとか)

その時の設定が上の写真のような設定だったそうで、これはかなり有名な話です🤔

なので俺的には

「強制Bostonサウンド化ツール」

として狙ってましたが(笑)、遂に本人が使ってたものと同じスペックで手に入れる事が出来ました!(*>ω<)b

(しかも筐体もかなり綺麗だし、何よりこの青色と白文字がRockmanしてます(ง🔥Д🔥)ง

 

弄れる帯域は100Hz、200Hz、400Hz、800Hz、1.6kHz、3.2kHzと、BOSSやそれを模倣したペダルに比べると6.4kHzが弄れない代わりに、±18dBまでブーストやカットが行えるので、よりアグレッシヴなサウンドメイキングが行えます。

特に400Hzから上はギターにおけるミドルレンジなので、音作りに深く関わってくる為、6.4kHzが無くても必要十分という感じです。

 

今回は幾つかのペダルの後段に繋ぎ、効果の程を試しました( ‘-^ )b

 

・Friedman BE-OD

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FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

FRIEDMAN/BE-OD フリードマン

 

先発はMarshallをモダンハイゲインに昇華させた鬼才Friedmanの放つ必殺のディストーション!(笑

果たして後段に繋ぐとどのような効果が得られるのか?

すると単体の歪に比べ、Playtech Heavy MetalやGuyatone Metal Monsterのようなワウ半留めのフィルターが掛かったようになり、Friedmanらしさが消し飛んでかなり癖のある鼻詰まりサウンドになってしまいました(笑

歪み方はFriedmanなんですが、トーンがガラリと変わった感じで、あのカラッとした爽快なディストーションから、80〜90年代のJ-POPにおける、シンセと組み合わせて鳴らすギターサウンドになるような感じになり、俺的にはあまり相性は良くないかな、という感じでした(笑

 

・Bogner La Grange

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Bogner ボグナー / La Grange 【国内正規品】

Bogner ボグナー / La Grange 【国内正規品】

 

Bogner La Grange

Bogner La Grange

Tom Scholz御大はSLPを使ってたので、ならばSLPのエミュレータを使おう!という事でコレで試しました。

因みに今は無きRockmanのファンサイトで見かけた「2kHzをピークにした改造」を感性で作ったセッティングが上の写真です(笑

まずEQを繋がない状態だと、上の写真の設定でハイミッドが強調されたヴィンテージMarshall Plexiサウンドという感じなのですが、EQを後段に繋ぐと確かに初期Bostonサウンドのような音に変貌します!(((;゚;Д;゚;)))

まずEQ側で100〜200Hzを絞って3.2kHzをブーストしてるので低音がタイトになり、ピッキング時のアタックが強調されます。

これが恐らくRockman特有のコンプ感のあるピッキングを再現してるのかなと思いました。

また400Hzを9dB、800Hzを最大の18dBまでブーストする事により、ワウ半留めのような強烈なミドルブーストを行いますが、同時に1.6kHzを削る事により音を籠らせず、分離のいいミドルのブーストの仕方をしてる感じです。

これは元々音の分離がよく低音がタイトなBE-ODだと分離感の向上が裏目に出てあからさまな鼻詰まり感が出てしまいましたが、ローファイで高音が丸く削られ気味なLGだと相性が良く、EQでミドルブーストや分離感の向上を担い、結果的にまんま80年代のHRサウンドに最適なディストーションを得る事が出来ました🤘🏻(^^)🤘🏻

これにコーラスを掛ければたちまちBostonサウンドの出来上がり(笑)という感じで、相性は抜群という感じです!

 

・Lovepedal Jubilee

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LOVEPEDAL ラブペダル/JUBILEE

LOVEPEDAL ラブペダル/JUBILEE

 

LGとの相性が抜群だったので、その勢いで今度はコレを引っ張り出しました(笑

まあ多分乗りは抜群だろうと思って早速Testing Tastingԅ(¯﹃¯ԅ)

まずJubilee自体LGに比べるとかなりハイファイな感じで分離感が良く、EQを繋ぐと分離感は増しますが、同時に倍音成分も削られるような感じで、何となく固い音になります。

しかしながらピッキング時のコンプ感やミドルブーストはBostonのそれに近く、また音抜けの向上や綺麗に伸びるサスティンもまた魅力的です( ‘-^ )b

恐らく元々がハイファイなのでLGの時よりは効果が出づらい気がしますが相性は良く、単体とは違ったミドルが豊富なディストーションを堪能出来る感じです。

 

・Diezel VH4-2

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Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

Diezel / VH4-2 PEDAL ディーゼル オーバードライブ

 

ラストはコレ、VH4-2です。

俺がこのEQを試した時に使ったのが正にこのアンプで、このEQをループに繋いだ時の、ネックに手がくっ付くような強烈な粘り気のあるコンプ感や、Diezelには無いミドルを補ってぶっとく心地の良いモダンハイゲインは忘れられず、アンプの方のVH4が欲しくなってしまった経緯があります(爆

「ならばアンプと同じ音」

と評されるこのペダルだとどのような反応を示すのか、興味が有り過ぎて試しました(笑

まずこちらのスペックはVH4-2とJC-40で、あちらはVH4(アンプ)とMesa Boogieの4×12"キャビなので、やはり前者の方の音は軽い印象です(爆

それを差し引いても、このVH4-2とEQの相性は抜群に良いです!(*>ω<)b

アンプの特性を事細かに再現してるのか、低音が散り気味になるトーンを補正してタイトにし、やはりピッキング時のアタックを強調させる効果が得られます。

ネックに吸い付く、とまでは行きませんが、非常に粘り気のあるコンプ感は得られました。

またDiezel単体では足りないミドルを大幅に追加し、かつ籠らないように補正もされてるので、結果的に音が太く、抜けが良くなる感じで、俺的には大幅にアップグレードしたような音に感じられました🤘🏼(><。)🤘🏼

(勿論単体でもよりアンプらしい、SAG感のあるぶっといモダンハイゲインを出力してくれます(^^)

BE-ODの時は投げましたが(笑)、こちらは超相性が良いという印象でした(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆

 

・総評

今回はRockmanやBostonのサウンドを目指した設定で試しましたが、逆にミドルを削ってドンシャリ系の音を作ったり、ベースブースターやトレブルブースターとしても充分活用できるのかな、と思いました。

また一部のコレクターに言わせると、このEQは現行品よりも角が取れて温かみがあり太い音だそうです(真相は分かりませんがw)

同社の10バンドEQは幅広く音作りが出来るのに対し、こちらは過激に音を変える印象で、正に適材適所という感じです(^^)

サウンドハウス