Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20181226 YAMAHA DI-100 Distortion Pt.2

今回はDI-100を、いくつかの似たようなペダルと比較して違いなどを確かめる記事を書いていきます(^o^)/

こういう大手のペダルは、当時のギターブームもあり開発費に莫大な資金を掛けてる場合が多く、またBOSSに追いつけ追い越せの勢いがあるから、クオリティも(当時では)相当高いのかなと推測し、期待がパネェです(*>ω<)b

 

・Guyatone PS-001 Distortion

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第一発目は気になるアイツ(ง🔥Д🔥)ง

双方とも80年代から90年代初頭のイカ天バンドブーム辺りまでに生産された入魂の逸品同士の対決‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

どちらも黒地に赤色が基調となっており、ハードロックな雰囲気バリバリですが(笑)、果たしてどのような違いがあるのか?

(ちなみに買った時のお値段はPS-001は5,000円、DI-100は3,240円となっております。)

まず音量は写真の設定で同じ位なので、DI-100が大きいと言うより寧ろPS-001がかなり小さいのかなと思います。

それを踏まえて考察すると、まず歪量や可変幅は断然PS-001の方が広いです。

12時での歪量はDI-100の方が上ですが、左右に振った時の増減の幅は圧倒的にPS-001の方が大きいです。

歪の性質は全く別物で、PS-001はザラザラでファジー、DI-100は高域が削られてマイルドなディストーションとなってます。

なのでエッジが際立ちRATとかDistortion+の流れを汲んでるのはPS-001、TS系やSD-1の延長のような太い歪はDI-100という感じです。

Toneは逆にDI-100の方が可変幅が広く、PS-001では左右に回し切っても音が破綻することは無いですが、DI-100は左に振り切るとモコモコ、右だとキンキンになります。

ミドルのイコライジングは全く一緒で、どちらも大体750Hzがピークとなってます。

このミドルはやはり80年代当時の音楽シーンに最適化されてる感じで、エモーショナルな雰囲気が堪らないです(*´ェ`*)

総合的に考えると俺的にはDI-100の方が使いやすいかな、と思いました( ‘-^ )b

 

・VOX Satchulator JS-DS

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お次はDS-1の進化系と言われるコレとの比較。

「まあDS-1の派生だし、ブーストの有無以外はインターフェースも同じだし、似てるでしょう😁」

と鷹を括ってましたが全然違いました🤘🏻

まず歪量は、DI-100がフルでJS-DSが1~2時(ブーストオフ)でほぼ同じ位なので、圧倒的にJS-DSの方が歪みます。

また歪み方は、JS-DSはPS-001とは違うチューブのSAG感のようなファズっぽさがあり、滑らかなDI-100とは明らかに違います。

ピッキングニュアンスやギターVolへの反応はJS-DSの方が良い感じです。

Toneつまみの可変値については、JS-DSの方が扱う高域が高く、また12時では俺には耳に触る音なので絞り気味になり、12時でも安定してるDI-100の方が弄りやすいかなと思います。

(両方基本12時以降には回しませんがwww)

全体的なEQは、恐らくJS-DSではPS-001やDI-100でのミドルのピークになってる箇所を逆に減らし、低音とハイミッドを強調してJCM900以降のMarshallっぽい雰囲気を出しており、より現代的な音になってます。

JS-DS弾いた後でDI-100を弾くと、やはり低音と高音が削られ、ゲインが低くなり、ミドルが強調され、全体的に甘いサウンドになる感じがしました。

どちらが使いやすいか?というのはキャラが違い過ぎるので言及は出来ません(笑

それぞれの作られた時代の音を再現するのにうってつけ、という表現が良いのかなと思います🤘🏻(^o^)🤘🏻

 

・VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

最後に恒例のパス10でのエフェクターのノリの良さを調べました。

但しやはりYoutubeで確認した結果、金色の線が入ってる旧verの方と明らかに音が違く、現行の線無しverの方が天地の差で音が良くなっている為、参考にならない可能性が浮上してきてしまいました(笑

(まあそれでも伝統行事だし続けます(^o^)/

パス10はいつも通りGain 12時、Treble 0、Bass 6で試しました。

結果、JC-40の時よりも歪がきめ細かくなり、やはりスピーカーの特性かレンジが狭くなりミドルに集中した音になりました。

なので恐らく初見でドライブ感が出てると感じるのはパス10の方かなと思います。

同じEQでパス10のOD chと比べると、歪の性質は概ね一緒ですが、OD chの方が低音が強く、逆に高音が弱くなり、ピッキング時のアタックがくっきりと出てる印象です。

特別に抜けの良さとブリブリ感(?)が欲しければDI-100、そうでなければ敢えて使う必要も無いでしょう( ‘-^ )b

 

・総評

当時の技術としては、アンプライクなふくよかさが出てるペダルだなと思いました。

当時主流だったファズディストーションとかとは違い、どちらかと言えばSD-1やTS9の流れを汲んでますが、コンプ感やロー〜ミドルにおけるEQのカーブが違く、やはりヤマハ独自のチューニングが施されてるのかな、と推測してます。

80〜90年代のエレキギターブームで学生だった人がこれを使ってたんだな、と考えると感慨深いですね(-。-)y-゜゜゜

PS-001同様、昨今の音楽シーンでは昔の音過ぎて使いにくいところもありますが、当時のJ-Rockとかをやるには超良いと思います( ‘-^ )b

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