Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20181216 Catalinbread RAH (Royal Albert Hall) Pt.2

今回はRAHについて、色々試したいなと思います。

というのは、本当は比較とかしたいんですが、比較対象がほぼ皆無(Hiwatt+Marshall)なので、

色んなアンプに繋いだ時の音とかも纏めて書いていきます(*>ω<)b

 

・Catalinbread No.55

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本当はWIIOとDirty Little Secretを持ってくるのが筋なんだろうけど、あいにく持ってないので仕方なくこれと比較しました(笑

なのでかなり違う音ではありますが、歪の質、エッジの丸く削られる感じや飽和感、ピッキングに対するレスポンスはかなり似通っており、Catalinbreadのヴィンテージ系チューブアンプの表現の仕方が素晴らしい事に改めて気付かされました。

No.55はロー〜ミドルに掛けて分厚く、RAHは対照的にハイミッドにピークがあり抜けが良いです。

因みにNo.55を前段に繋ぎ、LoモードにしてVolume(Gain)を落とし、Master(Volume)を上げ、RAHのゲインブースター代わりにすると、ヴィンテージ系の上質なファズサウンドが出てきました!Y(><。)Y

倍音成分がモロに出ており、音の分離も良く、トランジスタアンプでもチューブに繋いだファズのようなサウンドになり、これは意外な発見でした✨✨✨

 

・Horizon Devices Precision Drive

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続いてはDjent化ツールのオーバードライブ、Precision Driveとの比較と、前段に繋いだ時の変化などを書きます(*>ω<)b

まず敢えて単体で使われる事は恐らく無いと思われる(笑)PDとの歪の違いですが、やはりPDの方が歪がきめ細かく、TSっぽいミドルモリモリな成分の他、ハイミッドが絶妙に出て音の粒に艶があり現代的な音なのに対し、RAHは歪が荒く、低音は相対的にブーミーでヴィンテージ感が満面なく出てます。

では(お待ちかねのw)RAHのDjent化計画ですが、PDを前段に繋ぐとやはり全体的に音がタイトになり、アタックが強くなり、ハイが強調されて音が明瞭になって抜けが更に良くなります─=≡Σ(([ ⊐•̀⌂•́]⊐

またRAH単体ではノイズは皆無なので、ノイズゲートは主に倍音成分の除去みたいな作用があります。

そしてPDのGainを9時くらいにし、Brightを2〜3時位にして繋ぐと、RAHが途端にモダンハイゲインサウンドに生まれ変わりました(爆

70年代のHiwatt+Marshallが昨今のミドル強めな、歪のきめ細かいハイゲインサウンドに早変わり(笑

まあ元々RAHの素質がいいのも有りますが、PDの音を強引に変える力は目を見張るものがあります(^^;;

コンプ+ノイズゲートもバリバリ効いてるのでスラッシーなリフを刻むのもお手の物(*>ω<)b

ヴィンテージ系とDjent系の歪を切り替えて使うなら(そんな人いるのか?w)、この両者を揃えておくと便利だと思いますY(><。)Y

 

・Supro 1305 Drive

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今度は同じくJimmy Pageが1971年に「Stairway to Heaven」などで使ったSuproアンプのエミュレータとの比較です(*>ω<)b

Hiwatt(+Marshall 1960キャビ) v.s. Suproコンボアンプでの戦いとなります(笑

て、印象としては恐らく「皆が思い浮かべるLed Zeppelinのギターサウンド」を即席で出せるのはRAHですね(爆

1305の方がミドルレンジが豊富でハイミッドが無く、代わりに高めの帯域のハイとプレゼンスが強烈で、エッジの立ったジリジリとしたサウンドなのに対し、RAHはエッジがチューブよろしく丸く削られており、チューブの特性を再現してるのはRAHとなります。

(寧ろ1305は最近ファズペダルなのでは?とさえ思ってまして、今度最終兵器(ヒント:🍯🍯←文字化けしてたらすみませんw)と比べようと思いますw)

各EQの調整幅、歪の扱いやすさ、元ネタの再現度どれを取ってもRAHの方が1枚上手という感じで、しかも値段も同じくらいなので俺はRAHを推します(^o^)/

 

・VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

俺が大好きパス10!Y(><。)Y

恒例の、パス10ではペダルの乗りはどうなのか?実験を行いましたⓨⓔⓐⓗ♡

因みにパス10側はいつも通りGainとVolは12時、High 0、Bass 6で行いました。

結果、JC-40で出した時は音の分離感や厚みなどがありましたが、パス10だとそれらが一気に無くなり、あまり良い効果はありませんでした(笑

正直な所、パス10の内蔵ODの方が歪がきめ細かく、ローやミドルが豊富で、パス10単体の方がカッコイイ歪を出してくれます。

強いてRAHの利点を挙げると、音の分離やピッキングに対するレスポンスはRAHの方が上で、歪の粗さが良い具合にヴィンテージ感を出してます。

結論として、RAHはそのワイドレンジを活かすために大きい口径のスピーカーで使うのが望ましいです。

 

・Mesa Boogie Mark V Combo

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最後はMesaのフラッグシップモデル、Mark Vでの乗り具合です。

大体のペダルを葬ってきたMesaのアンプは、RAHを繋ぐとどんな反応を示すのか?

結果、意外にもRAHのキャラが中々保たれてる印象でした( ̄0 ̄)/ オォー!!

JC-40の時よりハイが抑えられ、逆にミドルが加えられ、C90スピーカー独得の低音が加わり、全体的に立体感、奥行感が向上してます。

俺はMesaに繋いだ音の方が好きですね(*´ェ`*)

立体感や奥行感は多分スピーカーの大きさが影響してるものと思われます。

(現にパス10だとJC-40よりも平坦なサウンドだったので(^^;;

RAHの謳い文句では「アンプのクリーンやクランチに繋げばあの音を出せる」と書いてあったので、MesaのCleanモードの他、TweedやEdgeでも試しましたが、TweedではRAHの音色はあまり変えずに音圧を上げ、Edgeは双方のトーンがミックスしたような感じになりました。

 

・総評

現代の音楽シーンではあまり歪が強くなく、どちらかと言うとバッキングで真価を発揮する印象でした。

またスピーカーの大きさに深く影響するペダルなので、なるべく大きめのアンプで鳴らすのが好ましいペダルでもあります。

鳴らした瞬間、独得のフィーリングや時代相応の歪がパッと出てくるこのペダル、Zepp好きには是非オススメしたいペダルですd('∀'*)

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