3台買ったペダルの3台目( ¯﹀¯ )/+*
暫くST-2の研究に没頭し(笑)、このペダルを放置していましたが、そろそろ紹介しておこうと思います(*>ω<)b
前回同社のNo.55を紹介しましたが、今回のはちと特殊、ある意味シグネチャーっぽい位置付けのペダルとなってます。
それはペダルのデザインから想像出来ると思いますが(ロイヤル・アルバート・ホールに飛行船がぶっ刺さってるしwww)、Led Zeppelinが同所で伝説のライブを行った時のギターサウンドを再現してるペダルです( ¯﹀¯ )/+*
俺は正直そのライブを知らなかったのですが(笑)、何やら超爆音で、そのロックの象徴というような音色でファンの心をガッチリ掴んでるとかなんとか。
つべで聴いた感じだと確かにめっちゃカッコイイです!(o´Д`)=зフゥ…
1970年の音にしてはスコーンと伸びるサスティンや音抜けの良さは斬新で、この音がある意味ハードロックのギターサウンドの原点になったんだろうなと考えてます(^o^)/
アンプヘッドはハイゲインにカスタマイズされたHiwatt、キャビネットはMarshall 1960を使用してるそうで、2つの良さを掛け合わせた絶妙なトーンで構成されており、今回のRAHはその組み合わせを綿密に再現したペダルだそうです。
そのペダルを制作するにあたり、まずは同社のHiwattアンプを再現したペダル、WIIOを基軸とし、同じく同社のMarshall系ペダルであるDirty Little Secretの回路を組み合わせる事により、
「Hiwatt+Marshall+α(ハイゲイン改造云々)」
を再現したと言われてます。
コントロールはGain、Volと3バンドEQの5つまみで構成されており、一見音作りの幅が広そうですが、そうでも無いです(笑
確かに各つまみの効きはそこそこ良いですが、どこをどう弄っても、Hiwatt寄りかMarshall寄りか、みたいな音になります(笑
タイトル通りガチでZepの音を再現してるペダルなので、それ以外の音、例えばVOXとかFender、Suproみたいな音を求めるなら論外という感じですね。
Gainはクリーンから、ミドルゲインのディストーションまでこなせます。
JC-40基準になりますが、JCクリーンよりもハイミッドがやや豊かになり、更に音に艶が加わります。
強く弾けば僅かに歪み、ピッキングに対するレスポンスは抜群で、チューブアンプっぽいニュアンスはバリバリ出てます。
なので(メインは歪ですが)クリーンエフェクターとしても充分行けると思います。
また歪の量は9時位でクランチ、12時でオーバードライブ、3時でディストーション、MAXでファズを足したようなディストーションとなり、シームレスですが非常に分かりやすい加わり方をするのもGOOD(*>ω<)b
どの歪み方も非常に音が良く、3時がメインとなる音だそうですが、9時位のクランチでバッキングにしたり、逆にフルにしてファジーな歪を加えたりと守備範囲は広いです(^o^)/
勿論深く歪ませてもレスポンスは非常に良く、弱く弾けばクリーンな音もちゃんと出る辺りチューブアンプの感触は充分に出てます(*´ェ`*)
またMarshallのようなバイト感の中にHiwatt特有のシャリっとしたようなニュアンスが垣間見れ、単音だとブルース向けの味わいのあるトーン、コードを弾けば分離のいい音の粒が折り重なったものと、独得のシャリシャリ感が合わさって、何とも言えない心地良さがあります(*´ェ`*)(*´ェ`*)
俺はこのペダルだとジャカジャカコードを弾くのが好きですね。
逆にソロパートだと、レスポンスがいい塩梅で反映されるため、俺みたいな下手くそだとモロに下手さが反映されるため、練習には持ってこいです(爆
何よりJCをレスポンスの良い、艶のあるトーンに変える辺り、どのアンプでも最良のトーンを出せそうな気がするので今度色々比較します(笑
EQに関しては、まずBassはMarshallのキャビの特性を相当意識しており、下げるとミドルが強調され、フルにすればMarshallっぽい、重くない低音が強調されます。
ここの部分でHiwattに対するMarshall度(笑)の匙加減が決められる感じです。
Middleは主に500Hz辺りのブースト/カットで、0だとHiwattのシャリシャリ感があるドンシャリMarshallサウンド、徐々に上げていくと分厚いミドルが追加されていき、フルにすればまんま70年代ハードロックサウンドが出てきます。
ミドルの弄り方で結構音の方向性が変わる印象です。
Trebleは効き目は薄く、どちらかと言うとPresenseみたいな立ち位置で、高域の倍音成分やローミッドの出方を調整する補助的な感じです。
殆ど変わらないため、ここは他のつまみを決めた後、最終的な音の微調整として弄ると音作りしやすかったです。
音の核の部分はHiwattで、それをMarshallのフィルターに通したような音、という感じでしょうか。
これは確かに元の機材構成を再現しており、如何に当時のサウンドを研究したかが伺えます。
またNo.55でもそうですが、ヴィンテージチューブアンプの再現度がかなり高いメーカーと思いました。
丸く歪む感じが他社よりも柔らかく、それでいて分離もいいので弾いてて疲れず、心地良さがあります(*´ェ`*)
次回はいくつかのペダルとの比較やアンプとの相性などを書いていきます。