今ではもうド定番のBOSSのデジタルディストーション、ST-2を先月買いました(笑
なぜ買ったかというと、、、完全に無意識です(爆
休日だったので渋谷や新宿の楽器店を宛もなくブラブラして見物してまして、渋谷のイケベ楽器店の幾つかが移転したビルに行きました。
その中にあるアンプステーションのフロアに行って、展示品は地下にあった時と何ら変わりはなかったのですが、まあ新鮮な空気でしたw
で、
「折角来たし、前々から記憶の片隅にあったST-2でも買おうかな、1万円ちょっとだし(笑)」
となり、そのまま買いました(爆
うちにあるペダルは殆どがアナログのアンプライク系だったので、デジタルペダルが欲しかったというのと、ST-2率いる新世代COSM技術を試したかったという欲求が重なって買っちゃった感じです(^^;;
このペダルに関してはBOSSファンのみならず多くのギタリストが詳細なレビューを書いており、今更(ドシロウトで悪文なw)俺が書いてもしょうがないと思ったんですが、折角買ったペダルに愛情を注ぎたいと思い、至極個人的な感想を書きます(^o^)/
まず(散々語られている内容だと思いますがw)概要を書きますと、BOSSのデジタルディストーションで、COSMのバージョンアップ版が使われてるそうです。
この技術はCombo Drive BC-2にも採用され、後にさらに昇華したMDPとなり、それはAdaptive Distortion DA-2やOD-1X、DS-1Xに採用される流れとなります。
COSMに関してはJS-10の記事でも書いたと思うのですが、アンプやエフェクターなどのサウンドだけでなく、挙動やコンプレッション、ノイズなどもシミュレートし、再構築して出力する方式だったと思います(うろ覚えでさーせんm(__)m)
COSMの名称自体は古くからあり、黎明期のマルチエフェクター(オールデジタル)から恐らくBC-2までがCOSM、DA-2やXシリーズがMDP、マルチエフェクターのGT-1000がA.I.R.Dと日々進化してる感じですねd('∀'*)
コントロールに関しては、Vol、Bass、Treble、Soundとなっており、Soundは後述しますがGainと考えても支障はないと思います(笑
まずBassですが、どんな値にしても破綻することは無く、最小値でミドル強めでタイト、上げていくとスタックアンプの箱鳴り感とブーミーさが増してきます。
この可変の仕方は特異なものがあり、Trebleとの組み合わせであらゆる年代のMarshall系の音を再現出来るような感じです。
そのTrebleもBass同様バランスが良い効き方で、最小値でヴィンテージ系のウェットな感じ、上げていくと耳に全く痛くない可変範囲の広いハイミッドが追加されていく感じです。
正直Bass MAXとTreble 0やその逆でも成立する音なので、どんな回し方でも使える音が出るのがGood('∀'*)
Sound(Gain)はノブに書いてあるとおりJTMのようなクランチからPlexi、JCM800系のドライブサウンド、JVMのようなハイゲインディストーションまでこなせます。
「でもヴィンテージアンプのクランチとモダンハイゲインのディストーションって歪み方違くね?」
という疑問があるかと思いますが、ST-2の凄いところは歪みの質自体をSoundつまみで変えてしまう所です(^o^)/
具体的にはCrunchモードだと歪は粗く、トーンも全体的に低域寄りで、昔のブリティッシュアンプのようなダークでウェットな感じです。
Soundつまみを徐々に右に回していくと歪が徐々にきめ細かくなり、ミドルレンジが追加されていき、Driveモードから更に右に回すとハイミッドも強調されてバイト感のある抜けの良いサウンドになって行きます。
この効き方は丁度Sansamp BritishやU.S MetalのCharacterつまみ(惜しくもどちらも2018年12月現在でディスコン(;Д;)(;Д;)に似ており、それとGainノブを足して使いやすくした感じです。
なのでただ単にゲインを追加するだけでなくトーンの傾向までも担ってる重要なつまみと言えますd('∀'*)
ST-2のCOSMによるアンプの再現度は、JS-10(GT-100)までのCOSMはやはりコードを弾いた時の音の重なり方にちょっと難があり、どうしてもべシャッと潰れたような感じがありましたが、VerUP版のこちらではより音が前に出て、音に立体感があり、歪の輪郭も際立ってる印象です。
この歪の粒が潰れず纏まって出てくる感触はBD-2やDS-1などにおける(良い意味での)BOSSのペダルらしさが出てるとも言われてたり。
(但しJS-10ではキャビシミュ+オーディオスピーカーでの出力なので、フェアな比べ方では無いですがw)
今度もう少し比べていこうかなと思いますd(^O^)b
コンプレッションは全体的に程よく掛かってる印象で、Crunchモードでもサスティンが長いです。
また、チューブアンプの美味しいところは軒並みツボを抑えてはいますが、まんまチューブという感じでは無く、指にまとわりつく感じが無い代わりに独得の奥行き感があり、JC-40でもスタックアンプで鳴らしたような迫力が得られます。
「チューブの音色を継承した新世代のアンプ」
という感じです(分かりづらくてサーセン(´>ω∂`)
またこのペダルの最大の売りとして、デジタルなのにピッキングニュアンスの良さやギターVolによる歪量のコントロール、とりわけクリーンサウンドを作れるまでリニアに変化するゲイン量ですが、やはりSoundを3時以降にすればクランチになります。
そのチューブアンプのような自然な変化でクランチになるのがやはり凄く、演奏で使えるクランチなのがまた良いですY(><。)Y
勿論Crunch〜Driveモードだと綺麗なクリーンが出せます。
BassとTrebleの兼ね合いもありますが、基本的にはドライな感じで、アルペジオからコード弾きまでこなせる感じです。
トーンに関しては800Hzを上げたような、かなり鼻詰まり感のあるEQという印象。
巷で言うワウ半留めサウンドという感じですかね。
またMarshall特有のキンキンな高音は出ず、ミドルにピークが移動して非常に使いやすい音になってます。
これに関してはBE-ODや5150ODにも通ずるところがあるかもしれないので今度比較します(笑
(また同社のKatana Miniとも比べましょうかね( ¯﹀¯ )/+*)
総評として流石はBOSSと言ったところでしょうか。
Marshallの癖をとっぱらって使いやすいトーンにし、JC-120でもスタックアンプのような迫力があり、十分に心地良いクランチからナチュラルなドライブ、ハイゲインディストーションが奏でられるという素晴らしいペダルです。
逆に1万円台で昨今のブティック系ペダルに全く劣らない音を出すこのペダルは脅威だと思います(((;゚;Д;゚;)))
それも兼ねて次回は引き比べをぜひ行います!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o