Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20181202 Guyatone PS-001 Distortion Pt.3

PS001の記事最終章(笑)

今回は前回同様比較実験と、各アンプやブースターとの相性について色々考察したいと思いますヾ(*・ω・)ノ゜+.゜★ィェィ☆゜+.゜ヾ(・ω・*)ノ

これまで色々調べて分かってきたことは、やはり昨今の歪ペダルと比べて歪み方が粗いという事と、低音が削られてミドルにEQをフォーカスしたような、既存のアンプにTS系のペダルを足してブーストしたようなトーンになっている点です。

この事からやはりその時代のニーズに合わせて作られたんだな、としみじみと思います゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

 

まずはアンプとの相性からLet's Start!-=≡( ๑´・ω・)

 

・VOX Pathfinder 10

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まずはお馴染み一家に一台の練習用ギターアンプの定番、パス10で試してみましたd(^O^)b

すると。。。ほぼパス10のOD chと同じような歪み方をしました(((;゚;Д;゚;)))

(まあ想定の範囲内だけどね┐(-。ー;)┌)

というより、多分使い勝手の良さはパス10のODの方がいいかもしれません(笑

PS001はピッキングした時のニュアンスがファズっぽく潰れたようなのに対し、パス10は程よくコンプレッションが掛かって輪郭があり、コントロールのし易さで長けてます。

またトーンコントロールに関しても完全にPS001をカバーしているので、同じようなディストーションを簡単に出せます。

前回このペダルは多少アンプの特性に左右されると書きましたが、チューブorソリッドステートのみならず各々のアンプの個々の特性まで影響を及ぼす感じですね(-。-)y-゜゜゜

 

・Peavey Backstage & Bandit 112

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続いてはTranstube内蔵のこれら2機種(^o^)/

チューブやソリッドステートの特徴を色濃く反映するPS001だと果たしてどんな反応を示すのか?

まずBackstageから書くと、こちらに関してはミドルが大量に追加されたパス10のようなディストーションになりました(笑)

なので備え付けのOD chと比べるとエッジが立ってメタルっぽく、音が全体的に細い攻撃的な印象を受けました。

チューブアンプライクな音が欲しいならデフォ、敢えてザラザラザクザクな音を狙うならPS001の方が良いでしょう。

次にBanditに関してはクリーンをWarmモードにすると、ModernモードのOD chとかなり肉薄したサウンドを得ることが出来ましたd('∀'*)

Modernモードよりややトレブルが目立ち明るいサウンドという感じです。

逆に言うとModernモードのEQ調整でPS001の音が再現出来るので、PS001はこのアンプにおいては必要無いですね(笑)

PS001側のBalanceつまみでBanditよりも高域は稼げますが、ピーキーな音になりかねないので、それも兼ねて俺はBanditの歪で充分です。

 

続いてはブースターによる各種補正です。

 

・Horizon Devices Precision Drive

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70~80年代のディストーションサウンドは果たして昨今のDjent系サウンドになり得るのか?

結果、Djent系として考えると正直(;-ω-)ウーンという感じですが、全体的にはカッコイイサウンドにシフトしており結果オーライという感じですY(><。)Y

まず高音のブーストをPDで行ってくれるのですが、PS001単体で補正するより明らかにバランスが良く、埋もれていた音の粒が立ち上がる感じでより立体的なサウンドになります。

またコンプレッションも良い方向に作用しており、単体だとブーミーな低音がタイトになり、パワーコードなどがかなり弾きやすくコントロールしやすくなります。

PS001のいいところは崩さず、更にエンハンスしてるという感じで相性は抜群ですが、Djentみたくノイズゲートをガンガンに掛けてスラッシーに刻む、というのは音の粒が纏まりにくく難しい感じです(^^;;

 

・BOSS SD-1

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本当はTS9かTS808が実験において望ましいのですが、手元にはこれしか無いので代用しました(笑)

(まあ一応ミドルブースト系ペダルとしては定番の1つだと思うので(^^;;)

結果、PDとほぼ同じ反応でやや変化の度合いが弱いかな、という印象を受けました。

ミドルのブースト量は一緒で、所謂ハイミッドがPDの方が出ており、結果PDの方が明るいサウンドで効果が分かりやすかったですd('∀'*)

しかしながらSD-1の方がコンプレッションが自然で、低域の削り方も絶妙なので一概にどっちが優れてるのか?というのは中々決められないです(笑)

ただ言えるのは、ブースター無しよりも明らかに使いやすい音になるのは確かですd('∀'*)

 

最後はあいつとの比較(૭ ◉༬◉)૭⁾⁾⁾⁾ ᓓ̸ᐠⱠ~ƕ!

 

・Rivera Double Shaman Overdrive

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交換品のDSが戻ってきたので最後は勿論コレ(^o^)/

(俺の勝手な想像ですがw)80年代系ディストーションの対決!

DSに関してはやはりチューブアンプのようなニュアンスが感じられ、エフェクター臭さが薄いため、PS001に近付けるように調整した音(Austin)と、Tone 12時、Gain 2時くらいのL.A. chを比べました。

まずAustinで調整した音は、Tone 1時、Gain 4時、Stackモードで大体同じような音になりますが、やはりDSの方が高域が丸く削れて太い音になりがちです。

Toneを上げても違う帯域のハイが上がるので別物の音になります。

ザラザラザクザクした音はPS001の方が出ますが、奥行き感、音の分離感などはDSがありますね。

独得の古臭い空気感は双方とも出ており、またEQなども似通ってるので、ローミッドの豊富な80'sサウンドはどちらでも堪能出来ますY(><。)Y

次にL.A. chですが、こちらは全くの別物です(笑)

L.A.の方があまりにも音が太く、ミドルが豊富で、立体感や奥行感、温かみまであるため、アンプ直の音と(アンプライクでない)エフェクターの音を比べてるような感じです(^^;;

敢えて(チープなw)エフェクター臭さの方が好き、という方はPS001の方がいいかも知れませんが、俺はどう足掻いてもDSのL.A. chの方が好きですね(*´ェ`*)

PS001が優る点は、アンサンブルでの抜けの良さは軍配が上がるかなという感じでした。

 

・総評

昨今の音楽シーンにおいてはより優れた歪ペダルが蔓延しており、このペダルを選ぶ理由はノスタルジーやビザールに尽きるのかな、と思います。

(多分ベリンガーとか中華ペダルの方が使いやすいディストーションを出力してくれると思うw)

「70~80年代当時の音楽シーン」を再現するという意図だと、これと適当な12インチスピーカーを積んだアンプさえあればやりやすいかもです(笑)

ちなみに俺はノスタルジーとビザールに釣られて買いました(爆

サウンドハウス