Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20181120 Shin's Music Dumbloid

Guyatoneのペダルの実験記事はまだ書きますが比較対象がまだ帰ってきてないので、箸休めにちょっと気になってるペダルの簡単な試奏レビューをメモがてら書いておこうかなと思います(´>ω∂`)

因みにこのペダルは俺的にお値段がかなり張るので手が出せないブティック系のペダルです(笑)

 

まず簡単に概要を説明しておきますと、Dumbloidはその名の通りDumbleアンプをモチーフにしたペダルで、日本の大物ギタリスト専用にチューニングされたシグネチャーや、ブースト機能付き、2chプリセット式など多数の派生があります。

Shin's Music自体も大手のMXRとコラボしてShin-Juku Driveというディストーションペダルを手掛けており、中々勢いに乗ってるビルダーでもあります。

今回は全く追加機能の付いてないもの(俗に言うバニラw)を試してきました。

 

・インターフェース

Vol、Gain、Toneの基本的な3ノブの他、「Accent」という、所謂プレゼンスに当たるノブの計4ノブで構成されてるペダルです。

謳い文句ではプリ・プリアンプと名乗ってるとおり、アンプをクリーンサウンドにしてインプットに繋ぐ使い方を前提としてます。

電源は9Vアダプターか汎用のエフェクター用電池で動作します。

 

・歪量と歪の傾向

歪量はかなり幅広く変化し、クリーンに近いクランチから強めでアンプライクなディストーションまで変化します。

歪み方は、

「当該のアンプを弱目から強烈に歪ませたらこうなりました😉」

という感じをモロに受け、エフェクターライクでもなく、当該アンプの個性を封じるアンプライク系エフェクターとも違う、アンプ依存型のペダルという感じで、プリ・プリアンプという表現も理解出来ます。

なので良い意味でアンプの良さが引き出され、悪い意味だと没個性という感じです。

 

・ToneとAccentによるEQ調整

Toneはローパスフィルタ、Accentはプレゼンスの帯域でのローパスフィルタという感じで、可変範囲を広く調整する感じです。

なので露骨にトーンを変えるというより、Toneでは音が奥に引っ込むかの前に出るかの調整、Accentでは音の全体的な明るさの調整に留まってます。

繋いだアンプ本来のトーンをなるべく崩さない設計になっており、トランスペアレント系にも通ずるところがあります。

 

・どんなジャンルに合うか?

ゴリゴリのメタル系以外なら何でもいけると思います。

特にフュージョンやブルース、ロックなんかにはかなり強いトーンとなってますので、その辺をやる場合には便利かなと思います。

但しアンプのクリーンサウンドにほぼ100%依存するので、やるジャンルでアンプを選んだ方が良いかもです。

 

・Van Weelden Royal Overdriveと比べてどうなの?

比較したアンプも違いますし(RODはJC-40でDumbloidはFender TRでした)、参考にならないかもですが書いておきますと、RODは繋いだアンプの個性を強烈に封印し、Dumbloidは完全にアンプ依存なので、音の方向性はRODの方があると思います。

ROD=歪み方、トーンなどを完全にDumble ODSに寄せてる。

Dumbloid=Dumble ODS or SSSというより繋いだアンプをゲインやトレブルをブーストなどしてエンハンスしてる。

(しかしあくまで俺個人の意見なので、もしかしたら自然な響きのDumbloidの方がDumbleに近いという場合もありますし、参考程度にお願いします(´>ω∂`)

お値段はDumbloidの最上位機種?(2chプリセット出来るやつ)と、仲介業者がほぼ無いReverb.comで買ったROD(配送料、消費税、通関手数料込)が大体同じくらいです。

(更にその上に国内正規品並行輸入品問わずちょっとだけ高いEthos Overdrive w TLE/Classic SWが君臨してるわけですがw)

俺はDumbloidとRODどちらが好きか?と訊かれたら、迷わずRODを選びますY(><。)Y

 

・総評

マジでアンプを選ぶペダルなので、しょぼいアンプならしょぼい歪、高級機種ならそれなりの歪を奏でてくれます(笑)

このペダル単体の値段も中々するので、これを欲しい物リストに入れてる方は(スタジオ常設、手持ち問わず)アンプも考慮しておいた方が良いですね(^o^)/

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