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今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20181001 Catalinbread Formula No.55 Pt.2

前回の記事の予告どおり、今回はFormula No.55とそれとなく似通ったペダルなどを比較し感想を書きます(^o^)/

 

まずNo.55の概要を箇条書きで簡単に書きますと、

・コンプ感は薄くピッキングニュアンスに忠実。

・クリーン〜ミドルゲインまでの歪量。

・トーンや歪のキャラは極めてヴィンテージ寄り。

・EQは比較的フラットで、Toneつまみの可変値が広い。

・3〜18Vまで音色を保証?

となってます。

似通ったペダルやエミュレート元のペダルやアンプはいくつかありますので、今回はそれらを中心に比較していきます。

 

・JHS Twin Twelve V2

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個人的には色々な点で恐らく一番似ているペダルだと思います。

弄れるEQのHzが違うくらいで、High / Low Gain切替スイッチや歪み方まで酷似しており期待できる反面、

「ああ、やっぱ同族だな。。。(-。-)y-゜゜゜」

と嘆きそうな結果になりそうな気がしますが(笑)、取り敢えず比較してみました。

まずローゲインモードで全てツマミを12時にして比較したところ、案の定同じような温かみのあるクリーンサウンドが出てきました(笑

違いとしては、

・全体的にNo.55はEQがロー寄り、Twin Twelveはミドル寄り。

・ヘッドルームに関しては理論上同じ18V駆動だけど、Twin TwelveはGain絞っても巻き弦が歪み、コンプレッションも比例して強い。

・音量はTwin Twelveの方が上。

という感じでした。

聴いた感じTwin TwelveでBassを3時くらいにして同じようなEQになりますが、Bass上げるとより巻き弦が歪むのでコンプ感も当然変わってくる感じです。

次にハイゲイン設定ですが、EQに関しては(当たり前ですが)ローゲインの時と同じ感じでした。

しかしながらクリーンの時より明確に違う点がありました。

それは単音での音の硬さです。

どちらもオールドチューブアンプをクランクさせたようなSAG感やイナたい歪なのですが、No.55の方が音が柔らかく、また豊かなローミッドによって温かみなどはこちらに軍配が上がります。

相対的にTwin Twelveは12時の時点でNo.55より高音が強く、No.55でPresense 2時、Tone 1時位で似たような感じになりました。

チューブアンプライクのエフェクターに音のやわらかさ、温かみを第一に求めるなら俺はNo.55を推します(そんな人いるのかどうか。。。その前に俺なんかに意見を求めてくださる方なぞいらっしゃらないしね(இдஇ; )

後は気になった点として、やはり低音の出方がTwin Twelveには癖があります。

No.55みたいな似通ったペダルと聴き比べるとより分かりやすかったんですが、やはり特異なフィルター、キャビシミュじゃないんだけどキャビシミュっぽいローミッド辺りのイコライジングが施されてるらしく、独特の形状をしたコンボアンプのような飽和感のある低音が出ます。

(何となくキャビの上部に、ヘッドを収められるような空間があるような。。。( ゚д゚)ハッ!

まあこれは思い込みだとは思いますが(笑)、そのせいかナチュラルな低音が出るのはやはりNo.55ですね。

 

・Sweet Honey Overdrive

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前回JHSの記事でも書きましたが、今時のクランチとイナたいクランチではやはり明確に違いは出ます。

低音弦で顕著に違いが見受けられ、SHODは極めてタイトなので音の纏まり感があり、相対的にNo.55は低音の飽和感が強く、また元々低音が強く出るペダルなので音の太さはこちらですね。

ゲインの可変値もSHODはクランチ〜ミドルゲインに対し、No.55はクリーンの領域までカバーしてます。

音の粒のザラザラ感、分離感では何故か両者とも似てるような感じで、双方分離が良く抜けも抜群で驚かされましたY(><。)Y

多分良質なアンプを元にした良質な設計だとこの独特の立体感、分離感が得られるのかな?と推測しております(゚ロ゚)

コンプレッションはSHODが強め、なのでタイトな低音や強めなミドルレンジも含め弾きやすさはSHODですね。

対してNo.55ではコンプ感が薄く、カッティングなどの奏法は不得意な感じです。

 

・Bogner Wessex

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オール12時でローゲインで低音強めなところが似てたので比較しました(´>ω∂`)

まず歪み方が全く違い、両者ともチューブアンプのニュアンスはしっかり掴んでるけど、その大元のアンプ自体が違うという感じです。

Wessexの歪はきめ細かいのに対し、No.55はやはり粗いです。

またEQも違い、Wessexの方が全体的に周波数が低く、低音は(No.55よりは)重心が低く、ミドルレンジは恐らく500Hz辺りを強調してるのに対し、No.55はミドルに於いて大体1kHz辺りを滑らかに盛り上げたフラットな感じで明瞭です。

ゲインの可変幅は共にクリーン〜ミドルゲインまでをカバーしてます。

コンプレッションはWessexの方があります(というかNo.55ではほぼ皆無w)。

で、一番気になった点としてNo.55で耳を鳴らしたあとWessexをコードで弾くと、Bognerアンプの特徴である「獅子の咆哮」のようなニュアンスが感じられました。

前々からこの分かりづらい表現を使ってるのですが、要は独特なコンプレッションとミドルレンジで「があああおおおぉぉぉ」とかいう感じに聴こえるんですよね(爆

No.55が比較的フラットなEQなので、相対的にEQがチューニングされたWessexでは顕著に特徴が現れたのかな、と推測してます。

因みにこの両者でもコード弾きの立体感、分離感は顕在で、やはり高品質なペダルでは立体感などが体感出来るのかなと思います。

 

というわけで、前振りとだいぶ逸れた内容となりましたが(笑)、今回は様々なアンプライク系ペダルとの比較という事で検証しましたv(*'-^*)ゞ・'゚☆ブイ

 次回も様々なペダルと比較して感想などを書いていきますc⌒っ(*´∀)っφメモメモ

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