Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180620 JHS Pedals Twin-Twelve Ver.2

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またまた新しい歪ペダルを導入しました(`・ω・´)b

世間ではファズ沼や歪の沼などありとあらゆる沼(笑)が出現してますが、俺はアンプライクエフェクターの沼にどっぷり浸かってますね(爆

で、またアンプライクですか?w

 

JHS Pedals Twin twelveです!

JHSはJosh Scottという若手の(天才)ペダルビルダーで、かつてのSansampやWamplerのように今勢いに乗ってる人物の立ち上げたメーカーであります。

TSやRatみたいな定番からEHX Soul Foodなどなどコアなペダルのモディファイをし、かなり好評を得ている他、自身でプロデュースしたペダルも昨今かなり人気を誇っており、本国アメリカは勿論、ここ日本でもかなりキてるみたいですねd('∀'*)

代表作はMarshall Blues Breakerのヘッドルームを2倍にし、より重厚で立体的なサウンドを出すMorning Gloryや、Marshall Guv'norを元に、より現代的な音楽にマッチするようにチューニングを施したAngry Charlie、数々のスプロアンプエミュレータに殴り込みをかけたSuper Bolt辺りでしょうか。

他にも高評価を得てるものは沢山あり、今のペダル業界では勝ち組ですねY(><。)Y

で、今回買ったTwin Twelveも例に漏れずそこそこ人気を博しており、元ネタになったアンプSilvertone 1484(最初○シバシ楽器と関係があるかと思ったwww)のエミュレータペダルは(マニアック過ぎてw)皆無なので、かなり異端な存在でもあります笑

その1484アンプとは、Silvertoneというメーカーが学生用、初心者用モデルとして60年代に発売した12インチ2発のチューブアンプで、ヘッドをスピーカーキャビの中に収納出来るという斬新な作りになってました(絶対音とかにも影響してるでしょこれw

確か1965〜1969年の4年間でしか製造されず、生産台数も少なく現在殆ど残ってない幻のアンプとも言われます。

そんなアンプ、昔ならボコボコあっただろーに何でこれだけやたら注目されるの?なんでこれだけTwin Twelveとしてトーンが復刻されるの?というと、White StripesのリーダーでギタボのJack Whiteが(もち中古で)購入し愛用し、Vampire WeekendやColdplayなど名だたるアーティストがその独特なトーンに魅了され挙って購入し、中古相場が一時期暴騰したというのがあります。

で、Twin Twelveに関しては、作者のJoshが個人的な趣味で、個人的な範囲の使用で制作したところ、聴いた周りのスタッフとかが製品化を望んで出た模様(笑

因みにVer.1からVer.2の変更点は、クリーンとオーバードライブの2ch仕様になり、ラッチタイプのリモートコントローラで各chを変更出来るようになってます。

最早ペダルというよりプリアンプという感じがします(笑

 

コントロールはClean/Dirtyの切り替えトグルスイッチにVol、Gain、Bass、Trebleの4つのツマミとなってます。

電源は9vアダプターで、内部で18vまで昇圧してヘッドルームを上げ、アンプライクなサウンドを得られるようになってます。

(並行輸入品の英語版などの)説明書を読み間違えて18vを突っ込んだ場合、お察し下さいm(_ _)m

 

トーンはやはりというか超イナタイサウンドが出てきます(爆

低音は非常に緩くブヨンブヨンしてます笑

上げるとモコモコし、かつ箱鳴り感も出てくる独特な効き方をします(あの特殊なキャビの箱鳴り感を出してるんですかね?w

高音もハイミッドという感じで、エッジを立たせるというより明るさ調整ですね。

歪の粒も粗く、歪ませる目的でないヴィンテージチューブアンプのvolをMAXにして無理矢理歪ませたような音が出てきます。

なので歪はあまり深くなく、またチューブ特有のコンプレッションでサスティンが自然に伸びてるような感じを受けました。

歪が弱いのにサスティンが長く、意外に音の抜けの良いサウンドとなってます。

全体的なトーンとしてはTSみたく全体的にミドルに集中してる感じで、プレゼンスや重低音は皆無と言った所でしょうか。

またチューブ独特の温かみが感じられるノイズのようなものも感じられ、雰囲気バリバリ出てます笑

これ、かなり人を選ぶと思います(爆

フェンダーツィード5E3みたいなヴィンテージチューブアンプが好きな人には堪らないけど、メサとかディーゼル、フリードマンなんかが好きな人には絶対に合わないペダルです(笑

僕は結構好きですね٩(ˊᗜˋ*)و

また、スピーカーの位置でトーンがガラリと変わり、スピーカーの正面に顔が来るとフラット、スピーカーが顔の正面より下に行くに連れて高音が抑えられ、代わりにミドルとイナタイ雰囲気(笑)が一気に追加されます。

 

CleanはGainノブが無効になり、Volノブと2バンドEQのみのコントロールになります。

やはりTwin Twelveの内部の、どちらかと言うと後段にイナタイフィルター(笑)が入ってるのでクリーンでも古臭さが感じられます(*´ェ`*)

またクリーンでも強くピッキングするとクランチ程度に歪みます。

 

DirtyはVolかGainどちらかが0だと音が出ない仕様になっており、丁度一般的なアンプのマスターVolとGainのようになってます。

Ver.1はこの仕様ですね。

因みに1484アンプはマスターVolが無く、また本来歪ませる用途に制作されてる訳では無いので、歪ませようとするとVolを最大まで上げて爆音で鳴らす必要があります。

Twin TwelveのGainが1484のVolで、それをTwin TwelveのVolで制御する、というコンセプトになってます。

 

早速似たペダルを比べていきたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و

 

Twin Twelve vs SHOD HW

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トーンはやや似てますが、SHODの方が僅かにレンジが広い印象です。

低音はTwin Twelveの方が出てます。

SHODの方が歪の粒が細かく、低音もタイトなので完全に現代の音楽シーン向けの音ですね。

多分大元のSuproとも違う気がします(というか寧ろTwin Twelveの方が似てたりしてw)

僕は断然SHODの方が好きでした。

因みに、Twin TwelveをCleanにし、SHODをブーストすると、Sick Asのように極上のハイゲインアンプライクディストーションが得られました\(^^)/

Sick Asとは違い何となくイナタイ雰囲気が出ており、これもまた乙な雰囲気ですねY(><。)Y

 

Twin Twelve vs Bogner Wessex

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これもSHOD同様、Wessexの方が歪が細かく現代的な音ですね。

Twin Twelveの方が音が前に出ます。

BassはWessexだと上がると篭もり、Twin Twelveの方が断然使いやすいです。

TrebleはWessexの方が帯域が高いのか、ある一定のピークを過ぎると急激にエッジの効いた音になります。

音作りの幅ではWessex、音作りのし易さはTwin Twelveといったところでしょうか。

 

Twin Twelve vs La Grange

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ラストはLGとの比較。

「低音の出方が似てたなぁ(沁沁」と何となく思いついての比較です(笑

比べ方はLa Grange側はgainをL(Low)にし、stractureを低音が一番ブーミーになる○に合わせて比べました。

結果、かなり近いところまで似てました\(^^)/

因みにEQに関わる部分を全て12にした場合、

・低音はTwin Twelveがめっちゃ出る。逆にLGの方がハイミッドがやや強め。

・Twin Twelveの方がより歪の粒が大きくモッタリとした感じで、LGは相対的にモダンな雰囲気。

・歪の深さはほぼ同じ。

・ヘタった真空管特有の立ち上がりの悪さ、もたつき感の再現度はLGがやや高め。

という感じです。

しかしながら、これらは僅差での違いなので、本質的にはかなり酷似しており、強いて言えばオールドチューブアンプをペダルでいかに上手く再現してるか、オールドチューブアンプの歪の傾向などが伺えます。

 

初JHSなのでテンションが上がっており、今後も研究課題として色々レビューしていきたいです!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

 

 

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