Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20171004 VH4-2 vs Sansamp vs 5150 OD vs La Grange

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 Diezel VH4-2が気に入り過ぎたので、「比べてみました」企画を連続で行いましたが、食傷気味なのでこれで最後にします(爆

今回はVH4-2の元のアンプ、Diezel VH4がMarshallの改造派生という事と、BognerのEcstasy RedやBurnleyよりMarshallのニュアンスが感じられたので(BE-ODよりはかなり弱いけどw)、同じMarshall系かそれの派生、アナログシミュによる比較を一挙に行ってみました!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

比較対象はまずBognerがMarshall SLPを事細かに再現したとされるLa Grange。
ブラウンサウンドでお馴染みのEddie Van Halenが開発に携わり、自身のトレードマークである5150を冠したMXR 5150 OD。
89年作の世界初のアナログアンプシミュレーターのSansamp ClassicのLeadモード。
因みにLeadでの音作りは、写真の通り自分のお気に入りよりもLa Grangeや VH4-2、つまりMarshallらしい乾いた音に近くなるようにセッティングしました(^^)

さあて、ここからグダグダと俺の自己満批評が始まりますY(><。)Y

最初はLa Grangeと5150 ODとの比較をしました。
結論から行くと、5150はどちらかと言うとBE-OD、(当の本人が携わってるから当たり前ですがw)ブラウンサウンドの再現系の音に近く、La GrangeとVH4-2がかなり似通った音でした(^^)

5150 ODはBE-ODのように高域のエッジが尖り、耳に刺激的なハードなサウンドが出てきます。
つまり簡単に言うと音抜けが良い\(^^)/
というか5150 ODの音の分離を良くして低音を増し、高域を調整してより耳に心地いい感じにしたのがBE-ODという感じです。

それに対しVH4-2やLa Grangeは同じように高域が丸くなり滑らかさを出しつつ、ハイミッドで暴れ、(しつこいですがw)立体感、奥行き感、太さが本物のアンプのようです。
本当にLa GrangeとVH4-2は似ていて、相違点を挙げるとすると、
「La Grangeは低域がブーミーで古臭い印象、VH4-2は重低音がブースト出来現代的」
「La Grangeの方がより音の粒が粗く、ハイミッドでの暴れ方も激しいため、相対的にVH4-2がシルキーに感じられる」
でしょうか(笑
まず低音に関してですが、擬音で表すとLa Grangeは「ブリュンブリュン」で、VH4-2は「ズンズン」という感じです(爆
この辺がヴィンテージMarshallか、モダンハイゲインにモディファイしたものかの違いですかね(適当
低音のキャラが違うと全体的なトーンの「雰囲気」がかなり違ってくるので重要ですね(^^;;

歪の強さはやはりBE-OD系列の5150が飛び抜けて強く、VH4-2とLa Grangeが同じくらい。
しかもLa GrangeのGainトグルスイッチを「h」にした状態で双方のGainつまみを3時にすると、双方とも音が潰れてファズディストーションのようになるのも一緒です。

全体的な音作りの幅は、Ecstasy Redの流れを汲むLa Grangeが一番広く、次にEQはさほど影響しないけどPresenseとDeepつまみで大きく変わるVH4-2、VH4-2よりもEQによる変化が殆ど無く、Gainの幅も狭くEVH 5150 IIIというかEddieそのものの音を狙った5150 ODが一番狭い印象。
但しLa Grangeは音作りの幅は広いけど低音がヴィンテージ感丸出しなので、Marshallで言うとBlues Breaker~SLP、ハイゲイン改造Plexiまでって感じですҨ(´-ω-`)
(まあそんだけ出来ればブルースからハードロックまではこなせるけどねw)

次に歴史的アンシミュ、Sansamp Classicとの比較です!
まず先に音作りの幅は割愛します(笑

で、上記の写真ようにClassicにおいて高域をプッシュして他2機種にトーンを近づけた設定での感想ですが、音抜けが悪いです(笑
今までVH4-2やLa Grangeは高域が丸く削られて柔らかいサウンドに聴こえてたのですが、どうやらSansampの極度なコンプレッションやキャビシミュのせいで逆に刺々しい音に聴こえてきました(爆
やっぱり比較対象が違ってくると耳が慣れてきて違った音に聴こえてくるのかも知れませんね(笑
幸いLa Grangeはハイミッドで暴れる性質があるのでなんとかキャラは守ってる感じですが、VH4-2はMetal Muffのようなザクザクサウンドに聴こえてました(爆
これはキャビシミュやコンプレッサーの他、弄れるPresense DriveやHigh、DIPスイッチのBright Switchでの弄れる高音の帯域があまり高くないため、相対的にVH4-2とかの方が帯域が高くエッジが尖ってるように聴こえてくるのかなと推測してます。

また散々話してきた立体感や奥行き感ですが、Sansamp ClassicはSpeaker Edgeとclose mikingで意図的に付加する感じで、他2機種と違って何となく違和感のようなものが弾いていて伝わってきます。
やはり昨今のアンプライクと呼ばれるエフェクターは本当にアンプのような響き方をするのがよく伝わります。
まあ開発されたのが方や1989年に対し、2機種はどちらも2016年、実に27年もの技術の差があるしw
それを考えれば当時の技術で真空管を使わずにここまで真空管のような音を再現したのは見事としか言い様が無いですL(’ω’)┘三└(’ω’)」

今回試奏して一番目立った「高域の音抜け感」別に並べると、

・BE-OD(飛び抜けて抜けが良く重低音の分離もいいバランス型)
・5150 OD(BE-ODと似てるが、低音はそこまで強くなくやや歪が暴れる)
・Triple Wreck(低音のキャラが異なるが強いのはBE-ODに似ており、高音のドライブ感も上記に似てる)
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・Ecstasy Red(抜けと太さを両立したバランス型)
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・VH4-2(ハイミッドが強めでアンプ本来の太さや立体感をも兼ね揃えてる)
・La Grange(VH4-2に準じるが、高音がそこまで強くなく暴れる)
・Burnley(上2機種に似てるけど、どちらかと言うとローミッド~ミドルが強め)
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・Sansamp Classic(抜けはあまり宜しくなく、またアンプのようなニュアンスにわざとらしさが感じられる)

となります😁
点線は特に似たグループ別に分けた感じです。
これを踏まえてVH4-2はかなりバランスの取れてるプリアンプだなって実感しました\(^^)/