Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170915 Sansamp Classic

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Metal Muffと続けて買いました(笑

Tech21製品は最初アンプであるTrademark 30に衝撃を受け、(今はディスコンの)上位版のTrademark 60、キャラシリーズ、PSA-1.1、Flyrig2種(通常とRK5)と揃え、ぶっちゃけ信者になってました(爆

で、これに関しては噂で、
「ゲインが低くGT-2やキャラシリーズ(特にU.S. Metal)で全て賄える」
「TM30にはGT-2、TM60にはClassicの回路が搭載されている」
「Classicを大幅に拡張して使いやすくしたのがPSA」
というのをネットで見てましたので、GT-2同様手を出さずにいました(笑

しかしながら、やはりTech21製品はどれも別物という事は所有して十分把握しており、全てのSansampの元祖という事で欲しい欲しい症候群(笑)は治まらず、また公式サイトでディスコンになり手に入れなければという使命感(爆)に駆られました(^^;;
そして遂に、店頭展示品らしきものが通常の約半額で出てたので即席ポチりました\(^^)/
なので筐体は綺麗ですが、包んでるビニールが汚く、なんか箱が臭かったです(^^;;

コントロールはAmp Drive(ゲイン)、Output(音量)、High(トレブル)、Presense(プレゼンス)の4つのつまみの他、3種のアンプタイプを選べるスライドスイッチと有名な8種のDIPスイッチで構成されてます。

まずゲインですが、確かに噂通りMAXにしてもそんなに歪まないです。
造られたのが89年頃で、その頃のアンプをシミュレートしてた為かもしれないです。
なのでアンプのような太い歪が得られ、クリーン設定とドライブ設定共々温かみがありナチュラルという感じはあります。

音的には確かにTM30よりPSAやTM60に近い感じですが、プレゼンスの効きが弱く全体的にレンジはその2種より狭いです。
(もっと強ければデュアルレクチなんかもシミュできたのかもしれないです)
因みにプレゼンスは一般的なアンプのパワー段で超高域を調整するもので、こちらの場合だと歪のきめ細かさが際立つ印象です。
一般的なアンプに比べ可変幅は大きくないので、最大にしても耳に痛くなく、寧ろハイゲインサウンドを作るなら最大が良い感じです。

Highは大体4kHz辺りをブーストorカットしてる感じで、弄ると音量も上下します。
プレゼンスは歪のきめ細かさを活かしてる感じですが、こちらは上げると音が固くなっていき、きめ細かさが無くなっていくので、俺は11時以下で使ってます。
(Fender設定の)クリーンや(VOX AC30設定の)クランチで使うと程よく煌びやかになるので適材適所ですねd('∀'*)

アンプタイプはBassがフェンダー、Normalがメサ、Leadがマーシャルになってるそうです。

Bassは文字通りベースにも対応してる、クリーンや弱目のクランチが作れるモードです。
ミドルが減衰した傾向の音で、主にフェンダー系のアンプの音を作るのに適しており、後述のDIPスイッチを併用してフェンダーの個々のアンプを再現する感じです(^^)
説明書にパラメータが載っており、様々なギタリストの音の他、ベース用のものも多数搭載されており、同社のBass Driverなんかと棲み分けが出来てる感じです(大多数はより安価で使い易いベードラを使ってると思いますがw)

Normalは低域が強く、どちらかと言うとブーミーな傾向の音です。
Leadとはそんなに歪の量は変わらず、低域がブーミーかタイトか、高域が篭ってるか抜けが良くなってるかの違いですかね?(笑
歪がきめ細かいのでクランチなども得意です。
傾向としてはメサのマークシリーズの、グライコを通さないヴィンテージ系なトーンで、GT2のものと似てます。
GT2の方が歪が強くなり、LowとHighの可変値が広いので、より激しいサウンドが作れる感じです。
こちらはメサの他、VOXのサウンドなども作れる感じで、各種フィルターで調整出来るので、ヴィンテージなトーンを作るのは得意ですd('∀'*)

Leadはスッキリしたディストーションで、正にマーシャルという感じです(笑
扱い易いハイゲインサウンドを作るなら、まずはこのトーンが作りやすいですね(^^)
しかしながらやはり歪は後の製品より弱く、マーシャルで例えるならJCM800辺りまででしょうか。
「よりハイゲインな音を求めるならGT2やBritish、U.S Metalを選べ。ClassicはClassicにしか出せない音があるから選ばれる」
とよく言われますが、的を射てると思います(^-^)
まあ当時はどちらかと言うと、
「これ1台でフェンダー、ブギー、マーシャル、VOXの音が作れ、アンプ無しのライン直でも音作り出来るから場所取りませんよ~」
というスタンスだったのかなと思います(笑
(Rockmanを除けば)世界初のアンプ要らずのアンプシミュですし。

DIPスイッチは、

1のMid Boostは2より若干帯域の高いミドルレンジをブーストし音が堅くなります。
2のMid Boostは正にミドルこんもりという感じで、太くなる反面篭もりやすい音になります。
3のLow Driveは低音をブーストし歪も加えます。ヴィンテージかモダンかの傾向をPresense Driveで調整する感じです。
4のClean Ampは歪量を極端に落とし、クリーンや少し歪んだクリーンを作る際に使います。
5のBright Switchは2kHz辺りのハイミッドをブーストします。
6のVintage Tubesは音圧が下がり、エッジを丸く削りウォームなサウンドにします。
7のSpeaker EdgeはGT2のOff AxisやTM30のU.S.のスピーカータイプのような、高域と低域をブーストしてラウドな音にします。
8のClose Mikingは音圧を下げ、奥行きのある音にします。

こんな感じでしょうか?
俺も最初は全く理解出来ず、取り敢えず全部オフから音作りを始めました(笑
買ってそんなに日が経ってないのでまだまだ試行錯誤ですし(^^;;
取り敢えずまたなにか発見とかしたらPart2書くかも知れません(笑

因みにPSA-1.1、GT2、Classic、キャラシリーズ、Flyrig5のどれかを人に勧めるかと言われたら、

1.(好みを訊いて)キャラシリーズ

2.GT2

3.Classic

4.PSA-1.1

5.Flyrig5

になりますかね。
やっぱキャラシリーズは一番扱い易いし、音も一番洗練されてるっていうのが強みですね(笑
好みが無ければ汎用性の高いGT2で、Classicはディスコン&高い&扱いにくい、PSAは音はどれをも上回る良さですがディスコン&(新品は)超高い、Flyrigは3つもエフェクターが入ってるので安価ですが、如何せんPlexiが使いづらいので(^^;;

BritやCaliのFlyrigは試した事が無いですが、もし単体とそう変わらなければ1番にオススメするかもです(爆