Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20210918 AMT P2

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昨今個人的なブラウンサウンド/5150ブームに浸っております(笑

という訳で、買ったものをどんどんレビューしていきたいと思います!🤘✨

今回はAMT P2です!

AMTやLegend Ampシリーズについては

www.guitarstuff.jp

で詳細に書きましたので省略しますが、今回のはPeavey 5150のエミュレータとなってます。

 

インターフェース

前回のB2と全く同じく、High、Mid、Bassの3バンドEQにオーバードライブ用VolのOD.Level、プリアンプやラインドライバーで作動するクリーンCh用VolのCL.Level、そしてOD.Gainの6つのつまみで構成されてます。

白いボタンを押下するとクリーンサウンドが適用されるのも同じです。

電源も9-12Vで駆動し、アウトプットはギターアンプのインプットに繋ぐOut Drive、パワーアンプやギターアンプのリターンに繋ぐOut Preamp、ミキサーやDAW、MTRに直で突っ込むOut Cab.Simの3つがあります。

ギターアンプに挿しながら同時にミキサーにも送れる優しい設計は、Legend Ampシリーズの醍醐味と言えるでしょう(強いて言えばCab.Simの方はXLRの方が良かったのかもしれません)

 

トーン

 

Out Drive

youtu.be

まずはJC-40のインプットに繋いで鳴らしてみました。

やはりB2同様かなりクオリティが高く、AMTの安定したチューブライクなサウンドが出てきます🤘✨

しかし個人的な感想にはなりますが、何となくB2と同じようなフィルターが掛かってるような気もしますね🤔

"1"と違って"2"は基盤が統一されたとか聞いた事があるので、恐らくチューブエミュレーションの部分の構造が似てるのかもしれません。

 

Out Preamp

youtu.be

今度はJC-40のリターンに繋いで鳴らしてみました。

インプットよりも音が前に出て、より明瞭さと迫力が増した感じですが、そこまで大差は無いので、ギターアンプのインプットでもパワーアンプ直でも行けますね🤘✨

EQに関しては、まずTrebleは下げれば篭もりますが、MAXまで上げてもそこまで耳に痛い高域が出る感じでも無く、良い感じに音が明るく刺激的になります(恐らく3kHz辺りか?)

Midは凡そ500Hz辺りを司り、下げるとMarshall風なドンシャリ、上げるとややボコっとしたミドルが持ち上がります。

これに関しても絶妙な±dBで可変する感じで、どちらに振りきっても破綻せず、ギターサウンドにおいて重要なミドルレンジが調整しやすくなってます👍✨

Bassは可変値がやや狭いですがこれまた使いやすい帯域で、下げると低域がタイトになってハイミッドが強調され、上げるといい塩梅で膨らみます。元のアンプのResonanceのように重低音は出せませんが、バランスの良い低音調整という感じですね。

OD.Gainは0にすると音がミュートされ、9時くらいからハイゲインになり、それ以降は微々たる変化という感じです。

但しMAXにしても歪が潰れず、分離感を維持したままゲインが上がるという印象でした。

 

Out Cab Sim

youtu.be

最後はキャビシミュ機能を活かして、モニタースピーカーのYAMAHA MSP3で鳴らしてみました。

参考までにB2(Bogner Triple Giantエミュレータ)も全く同じ設定で鳴らしてます。

AMTのキャビシミュ機能はかなり優れており、モニタースピーカー直でもアンプらしいサウンドを奏でます👍✨

なのでそのままMTRやオーディオI/F、ミキサーなどに突っ込んで録音とか行けますね😃👍

B2と比較した場合、P2の方がゲインが高くB2の方が音量が大きい、P2の方がハイミッドにピークがあって抜けの良いサウンドという印象でした。

 

総評

やはりAMT LAシリーズの例に漏れずかなりクオリティの高いサウンドを奏でてくれました🤘😃🤘✨

実機と比べてみないと分からない部分もありますが、少なくともギターアンプのインプットに繋いでディストーションエフェクターとしても、パワーアンプに繋いでプリアンプとしても、オーディオI/Fに直で繋いでラインドライバーとしても気持ちの良いサウンドが出せるので、値段も比較的手頃ですし、このシリーズは万人にオススメ出来るペダルです!😉

サウンドハウス

DJI

20210915 Toad Works MR.ED

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最近ブラウンサウンド系の音にハマってまして、これから集めていく予定のGuitarstuffでございます(笑

というのは、アーティストが生み出した世界的に有名なサウンドはやはり研究したいなという感じで、BOSTONやQUEENは正にそれなんですが、Van Halenはあまり深く掘り下げなかったので、これからやっていこうかなと思ってます🤘✨

 

Toad Works MR.EDです!

Toad Worksはアメリカのペダルビルダーで、2001年にライアン・ダン氏とダグ・ハリソン氏によって設立されました。

各所に事務所を転々とした後、2008年にバンドHeartの曲名から採用したフランジャーペダル「Barracuda」をリリースし、その後何点かラインナップをリリースし現在に至ります。

ペダルの名前は大概がその元となるアーティストから来ており、このMR.ED(Mr.の後には苗字が来るので正確では無いですが、恐らくEDはEddieから来てると思われます)もその中の一つですね🤔

 

インターフェース

シンプルにBrown(Gain)、Tone、Levelの3つのつまみで構成されています。

電源はエフェクターでお馴染みの9Vで駆動します。

 

トーン

youtu.be

まずBrownですが、MinとMAXでそこまで歪量に変化はありません。

ただ2時を超えてくると、急激に歪が潰れてヴィンテージファズのような歪み方になります(爆

それでなくとも全体的にファズエフェクターのような歪み方で、ブラウンサウンドか?と訊かれたら首を傾げざるを得ません🤔

一応弁護すると、初期〜3枚目までのVan Halenのアルバムは確かにややファジーに聴こえる部分はあります。

但しそのファジーな音は決して潰れず、ちゃんと芯があり、きめ細かくジューシーな歪(ズギャーンとかジュワッと言う表現が妥当か?)なので、歪の粒が粗く歪量によっては潰れてしまうMR.EDはかなり違いますね。。。

Toneに関してはパッシブ型のローパスフィルターとなっており主に高域が減衰する形となってます。

但し右に振り切るとかなり耳に痛いので、12時を中心に微調整するのが音作りしやすい印象でした。

 

チューブアンプ(Two-Rock)

youtu.be

ところがチューブアンプで鳴らした場合、MR.EDの欠点が払拭されて中々良い感じになりました。

まず全体的にチューブアンプの温かみのある柔らかい音が付与され、荒々しい歪が滑らかになります。

そしてソリッドステートでは顕著だった歪みの潰れもある程度は解消されてますね😉

フルテンだと流石に潰れが目立つので、2時くらいがちょうど良い印象でした。

Toneに関してはソリッドステートとは違い上げ目(これも2時)にしてます。

チューブだと硬さが無くなり、逆に奥に引っ込みがちなので高域成分を足す感じですね。

但しフルにすると音が潰れるので、やはり2時くらいが丁度良い感じでした(所謂マジック7)

ただ、やはりブラウンサウンドか?と訊かれたら、JC-40同様厳しいかもしれません。

Marshallのアンプとキャビで鳴らして恐らく最適なサウンドが得られるかと思われます。

 

総評

アンプをかなり選ぶエフェクターで、しかもブラウンサウンドとして見るとやはり厳しいというのが個人的な見解でした。

現時点では中古しか無く、中古の相場は安いですが、ブラウンサウンド系の音が欲しければ他に候補が多く、それらを差し置いてコレを選ぶのは勿体ないなという感じです。

特に現在ド定番ディストーションの一角を占めてるFriedman BE-ODに比べると圧倒的に弱いです😅

(俺みたいに)ブラウンサウンド系のペダルを我武者羅に集めてるとかでなければ、やめておいた方がいいかもしれません(笑

サウンドハウス  

20210909 Tech21 Sansamp Leeds

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8月15日から19日までの5日間、連休を貰ったのでハードオフ巡りを致しました(今度その記事を書こうかなと思いますw)

その中で、とあるハードオフで見つけてきたのが、このSansamp Leedsでございます🤩✨

 

ディスコン直後に価格暴騰したレアアイテム

LeedsはSansampのCharacterシリーズの1つとして発売されました。

Characterシリーズとは、往年のアンプに特化したSansampで、ClassicやGT2が色んなアンプの音色を各スイッチで再現するのに対し、Characterシリーズは3バンドEQや、歪み方やトーンを大きく変える「Characterつまみ」によって、そのアンプの特性を事細かく再現したものになります。

過去にも紹介しましたが、ラインナップはBritish(Marshall)、California(Mesa Boogie Mark 1)、U.S. Steel(U.S. Metalと同一、Mesa Boogie Rectifier)、Blonde(Fender)、Liverpool(VOX)、Oxford(Orange)、そしてこのLeeds(Hiwatt)の計7種類がありました。

現在では全てディスコンになり、人気の有無で値段が変わって来てる感じがします。

その中でも、今回買ったLeedsは特別値段が高いものとなっております。

 

値段の高騰の兆しがあったのは、大体8年くらい前でしょうか。

2chのSansampのスレッドで、とあるLeedsのユーザーがあまりにもLeedsを気に入って、Tech21に直接カスタム仕様のものをオーダーした事を報告したのが始まりだったかと思われます。

そこから「Leeds良いよね」という風潮になり、他のCharacterシリーズとは一線を画す極上な出来と評判になり、ディスコンになった直後デッドストック品が飛ぶように売れた記憶があります。

(一時期新品で5万とか付いた時までありました😳)

Hiwattのエミュレータが当時Catalinbread WIIOとコレしか無かったのもあり、その点においても人気を博したと言えます。

現在では軒並みCharacterシリーズの中古商品の流通量は減少傾向にありますが、Leedsは特段人気なのか、そもそも出てくるかどうかも分からない激レア商品となってます。

 

インターフェース

Sansamp Characterシリーズの例に漏れず、Level、Low、Mid、High、Character、Driveの計6つのつまみで構成されてます。

つまみ位置のレイアウトも同一で、違いは絵柄のみとなってます。

電源も006P電池か、センターマイナスの9Vアダプターと標準的なエフェクターのスペックとなってます。

 

トーン

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こちらの厚紙に書かれてる説明で細かく書かれており、非常にわかりやすくなってます。

まずLowは120Hzの値を取り、12時を基準として右に回すと最大+22dB、左に回すと最小-12dBの範囲で可変します。

120Hzは古いMarshallの低域も司り、70年代初頭の低域はこの値なのかなと推測してます🧐

所謂重低音と呼ばれるものは凡そ90Hz辺りなので、それよりも少し温かみがあって軽めな低音という感じでしょうか。

Midはかなりの変わり種で、12時を基準に右に回すと400Hzが最大+12dB、左に回すと750Hzが最小-12dBで可変します。

ブーストとカットで中域の値が変わる珍しいケースで、これが往年のHiwattユーザのトーンをこと細かく再現する重要な要素のひとつとも言えますね🤔

具体的には、ブーストの400Hzはローミッドの象徴とも言える500Hzよりもややモコモコして重心が低く、癖があって慣れが必要な値かと思われます。

逆に750Hzは丁度Mesa Boogie MarkシリーズにおけるグラフィックEQで同じ値を取っており、カットすればメタリックなドンシャリ感が得られます(ただ歪は弱いのでメタルサウンドは出せませんwww)

Highも中々癖があり、2.5kHzというどちらかと言うとハイミッドに該当するような値で、12時を基準に右に回すと最大+30dB、左に回すと最小-12dBで可変させます。

Hiwatt自体Fenderなどのキンキンとしたエッジ感が無く、どちらかと言うと耳に心地の良い上質なクリーンサウンドがウリなので、2.5kHzという値は雰囲気を出すのにも正解なのかなと考えてます。

Characterつまみは左に回し切った状態だとゲインが低くドンシャリなトーン、時計回りに回していくとミドルレンジ(恐らく1kHz辺り)とゲインが追加されていきます。

大体12時くらいがトーン的にフラットな印象ですね。

Driveはその名の通り歪量が増え、歪み方はCharacterつまみを上げていった時と同じような歪み方をします(シャリっとしたHiwattっぽい軽めの歪)

違いとしては、Characterつまみは歪量が増減しても音量はさほど変わらず、またEQに影響を与えるのに対し、Driveつまみはトーンは変わらず、逆に音量が顕著に変化する感じですね。

 

鳴らしてみた

youtu.be

まずは各々のツマミの効き方などを試してみました🤘✨

説明書通り、EQの±dB数が広いのでかなりアグレッシブに音色が変わります。

反面、スピーカーシミュをオフにしてJC-40のリターンに挿してもSansamp特有のフィルターっぽいものが感じられ、やはりSansampの範疇に留まってるという印象でした(笑

Characterつまみがやはりキーとなり、オーディオ寄りのピュアなクリスタルクリーンから、ミドルを押し出したクラシックなドライブサウンドまで、このつまみだけでいい塩梅で調整出来ます👍✨

 

続いては説明書の裏に記載されてた、Tech21のオススメのセッティング🤣

youtu.be

全体的につまみが大体1~2時で、シャリっとした質感が程よく堪能出来るオーバードライブセッティングが多いイメージです。

Hiwattは歪むアンプでは無く、寧ろ歪を少なくする為オーディオグレードのパーツがふんだんに使われているので、恐らくブースターなどを足した音を再現してるのかなと思われます(なので当時は超高級アンプとして位置付けられていた)

この独特のシャリ感が他のエフェクターなどでは出せず、ディスコン直後の需要過多の要因の一つになったのかも知れません🤔

CharacterとDriveをフルにして、漸くハードロックが出来る程のドライブサウンドが得られますので、専らクリーン〜クランチ専用ですね😉

 

総評

Sansamp Characterシリーズで特に優れてるか?と訊かれたら、正直難しい所はあります。

Oxfordも似たようなシャリっとした歪は出ますし、何よりSansampっぽい膜の張った癖のあるサウンドなので、Sansampの範疇に収まってて特段優れてるサウンドという感じでも無いかな、と🤔

但しクランチ系プリアンプ、ラインドライバー全体の中の一つとして見れば、確かに置き換えが利かないサウンドかもしれないので、Hiwattっぽさが出てるのも相まって欲しがる方はいらっしゃるのかもしれませんね😀

昨今Characterシリーズの中古品は店頭やネットで見かけづらくなりましたが、Leedsはディスコン直後から全く見かけないので、もし気になってて見つけられたら、即買いをオススメ致します(爆

サウンドハウス

DJI

20210809 AIAB系ペダル比較実験・2021年夏編

さてG.O.Dも手に入った事なので、早速恒例の比較実験をしてみました👨‍🔬

今回は俺の最も好きなジャンルであるAIAB(Amp In A Box、アンプライクの意)の中から、選りすぐりのものを6つ比較してみました🤘

 

今回選んだペダル達はこちら!

・Crews Maniac Sound G.O.D

・Herbe&Chick GAZON Distortion

・Ovaltone OD-FIVE 2 Xtreme

・Shigemori Stone Drive Custom Ver.3 Plus

・Suhr Eclipse

・Van Weelden Royal Overdrive

基準としては

・世間で一定の評価を受けている。

・クランチからリードまでこなせる。

この2点を基軸として手持ちのを選んだ結果、これらを選出しました😤

今回はDITTOを使い、6種類のペダルのリード設定とクランチ設定それぞれ分けて鳴らしてみました。

リード設定ではEQなどを弄ってトーンの変化も観察してみました。

 

まずはリードから

youtu.be

G.O.D

前回の記事では、パワーコードなどで弾く場合はPUとの相性が問われると書きましたが、単音に限り低音を上げても安定してました。

低・中・高域それぞれバランスが取れ、チューブアンプのような滑らかさや太さ、前に出る感じがよく出てるという印象で、やはり当時話題を攫っただけの事はありますね🤔

GAZON

低音がスッキリしてミドル〜ハイミッドの抜けが良くなったという印象です。

高域もある一定の帯域以上がカットされ、丸みを帯びて滑らかなサウンドという感じで、分離感の良さもあり皆に好まれやすい音というイメージです。

反面、アクティブEQに関してはBassだけ効きがかなり弱く、デフォで低音がタイトでスッキリしてるので、低音が欲しければアンプ側で調整するのがいいかなと思いました。

OD-FIVE 2 Xtreme

ミドルがかなり濃厚で、そこにプレゼンスが絶妙に加わってエッジ感を出し、チューブのSAG感を演出してる感じは、かのOrange Bax Bangeetarを想起させます。

Shapeつまみで高域の出方がかなり変わるので、こことPresenceツマミとの兼ね合いで色々なチューブアンプ感を演出出来るのは良いですね😆👍✨

ザクザク出来るAIABとしては最有力候補に入れても良いですね(但しディスコン🤣

Stone Drive Custom Ver.3 Plus

チューブアンプのお手本のようなサウンド(個人的にはDumble系)で、丸みを帯びた高域が特徴的です。

トーンは特に突出した感じではなく極めてフラット、かつ高域が丸くカットされてるというイメージで、アンプのインプットに繋ぐとモコモコしがちなので、Toneつまみをやや上げ目にするか、アンプ側で調整するのが良いですね🤔

歪の粒が太く、ソリッドステートアンプでもチューブのような温かみのあるサウンドが得られます。

Eclipse

Riotシリーズと双頭を成すペダルで、Riot的な歪み方を基軸に、ミドルの強いRiotに対しこちらはハイミッドを強調したチューニングを施されたような印象を受けました。

ほかのペダルに比べると明るいサウンドという感じで、またエッジ感が鋭く粒立ちが良いハイゲインサウンドを得られます。

Voiceつまみでトーンがガラリと変わるので、ここでエッジ感を調整する事も出来るのがいいですね👍✨

Royal Overdrive

上記のペダルを蹴散らす程の圧倒的レンジ感、太さを兼ね揃えたハイエンドDumble系ペダル!

250~500Hz辺りのローミッドが突出してるにも関わらず音の分離感が良く、それがチューブアンプのようなニュアンスに一役買い、JC-40で鳴らしても70~80年代のDumble系のサウンドが得られます🤤

(正直コレの後に上記のペダルを試すと、レンジが狭く感じてエフェクター感が浮き彫りになるような気がするwww)

 

続いてはクランチ

youtu.be

G.O.D

リードサウンドも充分良いのですが、どちらかと言うとこのローゲインサウンドで真価を発揮すると言われてるG.O.D。

特にCh Aだと程よいゲインやミドルが相俟ってハムバッカーでも中々に心地よいクランチを奏でます👍✨

ハイゲイン設定でもギターのVolを絞ればクリーンになるくらいなので、クランチでは更にニュアンスが付けやすい印象でした。

GAZON

余計な低域と高域が無く音の分離が良いので、クランチモードではキレッキレなカッティングが出来ます🗡

ハイミッドが程よく出てるので音の明るさや抜け感が半端ないですね🤤

ハイゲインモードよりもレンジが広くなってるので、それによる別の迫力もあるという印象でした。

癖がなくモダンなクランチが出せるので、ジャンルを問わず使えます🤘🤘🤘

OD-FIVE 2 Xtreme

ローゲインモードでゲインを絞ると高域が減衰して篭もりやすい印象です。

Presenceは高域の調整がしやすいですが、両Chで共有するつまみなので、もしもう一方をリードとして使ってる場合はバランス調整が必要になってきますね🤔

またShapeでも高域の調整が出来ますが、こちらはハイミッド〜トレブルレンジ間で帯域の山が動くような変化をするので、トーン全体が変わる為やはりPresence同様シビアな設定が必要になります。

音の分離感やふくよかなローミッドは健在でアンプライク、個人的には高域を足したい場合BottomとShapeは予め好きな設定で固定し、スイッチャーと併用してトレブルブースターやEQなどを足すのが良いのかなと思いました。

Stone Drive Custom Ver.3 Plus

ハイゲインにアップグレードされたSDCですが、寧ろクランチで真価を発揮するのかなと思いました🤞

クランチ設定ではハイミッドが心地よく、ローミッドによるふくよかさも併せ持ち、音の分離感も良くチューブアンプ感が良く出てますね🤤

Toneつまみはハイゲイン設定とは違って12時でも充分な気がしました。

ストラトでジャキッとしたエッジ感が欲しければやや上げ目、セミアコなどでジャジーなサウンドならやや下げ目とToneつまみの自由度はハイゲイン時よりも高いです👍✨

Suhr Eclipse

低域、中域、高域それぞれの区間で非常に計算された優等生なサウンドな反面、優等生故に癖がなく、癖が好きな人にはハマりにくいという印象です(つまりギターのPRSみたいな感じw)

OD-FIVE 2 Xtreme同様Ch毎にEQやGainが分かれておりVoiceつまみのみ両Ch共有なので、先にVoiceを決めた上で各Chのセッティングをしていくのが良いのかなと思います。

Riotよりミドルは抑えられてはいますが、それでも分離感の良い絶妙なミドルが美味しいです😋

Royal Overdrive

ハイゲインでもそうでしたが、クランチでも漏れなくアンプ感が出ており、分厚さや音が前に出る感が半端ないです(笑

聴いた感じ500Hzが超絶ブーストされており、普通はここを上げまくると音がモコモコになってこんな分離感は得られないのですが、Van Weeldenの技術で分離感を出してるので、ヴィンテージアンプのふくよかさをリアルに再現してるという感じで、やはり他のペダルがペラペラに聴こえる程分厚さが半端ないです(他のペダルが好きな方ゴメンなさい🙇)

反面、500Hzが強いと古臭いサウンドにもなるのでやはりジャンルやギターを選ぶという感じで、アーチトップ系のギターでフュージョンをやるには最適解ですが、エッジの強いクランチを求めるなら向かないかもしれませんね🤔

 

総評

流石は一流のAIABと評されるだけあり、どれも高水準でロー〜ハイゲインまで賄えるという感じです👍✨

やはりチューブアンプのダイナミックレンジや音の分厚さには流石に及びませんが、負けず劣らずなサウンド、収納や運搬しやすい利便性、それによるDAWなどで省スペースで運用したい場合に小型のIRローダや小型プリアンプなどの台頭によって、場合によってはアンプよりもペダルが主役にもなり得ると思ってます。

やはりアンプと違ってコレクションしやすいのが魅力的です(が、昨今アンプよりも高いペダルがボコボコ出てるのも悩みの種ですw)

サウンドハウス

DJI

20210731 Crews Maniac Sound G.O.D Genius Over Drive

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7月期に入って最初のmngはこちら!🎊🎊🎊

Crews Maniac Sound G.O.D Genius Over Driveです!

何故突如コレを買ったかと言うと、ハードオフで度々目撃してて、たまたま安価なのを見つけたのと、古より2chなどで最強と謳われてたので、それらが複合して衝動買いしてしまいました(爆

 

Crews Maniac Sound

www.crewsguitars.co.jp

Crews Maniac Soundの概要は上記の公式サイトに日本語で記載されているので敢えて省略しますが、主にギターやエフェクターの製造、渋谷にあるギターショップのHoochiesの運営などをしてる会社みたいです。

デジマートのYoutubeの公式ページなどでアンプやエフェクターをレビューする動画などでよく出てくるのが、Hoochiesの村田善行氏と同社のギターという事もあり、ご存知の方も多いかと思われます😃

そのCrews Maniac Soundの独自のブランドで作られたエフェクターが、今回のG.O.Dになります。

 

G.O.D

さてそのG.O.Dですが、俺が名前を知った頃はまだ通常販売されており、評判はすこぶる良いという感じでした。

国内ハンドメイドのエフェクターとしては比較的安価というのもありましたが、やはりサウンドが賞賛されてるという感じで、中には「数多くのエフェクターを試してきたが、G.O.Dのニュアンスの良さでエフェクター探しの旅は終わった」という絶賛されてるレビューもよく見かけました🤣

しかし今日ではパーツ供給が出来なくなった為にディスコンとなってます。

もし今でも当時の値段と変わらず売られていれば、間違いなくド定番ペダルに君臨してたかもしれませんね🧐

 

インターフェース

Ch AとBの2ch方式で、Drive以外は全て共通のEQやVolとなります。

EQはBottom(Bass)、Middle、Trebleの3バンドつまみの他、Middleの質感を変えるContourつまみ、Bottomの質感を変えるトグルスイッチのBottom Shift、Trebleの質感を変えるトグルスイッチのTreble Shiftで構成されてます。

フットスイッチはオンオフの他、DriveAとBを切り替えるスイッチが付いてます。

電源はセンターマイナスの9~15Vまで対応しており、Crews Maniac Soundとしては15Vのアダプターを同梱してるので、恐らく15V推奨かと思われます。

 

トーン

youtu.be

まずCh AとBをDITTOを使って同じフレーズで比べました。

まず歪のキャラですが、どちらも極めてチューブアンプライクな、音が前に出てエッジが自然に丸く削られたようなウォームな歪が出てきます🤤

ソリッドステートアンプのJC-40で鳴らしてますが、チューブ独特の音の詰まったようなサウンドが出てきます🤘👍✨

Ch AよりもBの方が歪が若干強く、ギターのVolを同じくらい絞った時Aはクリーンになるのに対し、Bはクランチという感じですね🤔

なのでリードとバッキングで使い分けるならAがバッキング、Bがリードとなるかもですが、深く歪ませた時の差は僅かで、トーンの違いなどもあるので、各々の好みもあるかもしれませんね😃

 

次に各EQやDriveつまみなどを弄って効き方を観察しました。

youtu.be

今回はAの方でやってます。

まずDriveですが、歪量がチューブアンプのようにクリーン〜ハイゲインまでシームレスに変化します。

これの凄いのは、Driveつまみを回して歪量を変化させても殆ど音量が変わらない点です!😳

大体のペダルはゲインを上げると音量も同時に上がるので、この「ゲインを上げても音量はそのまま」だと現場で歪量を調整する際に全体のバランス調整が最小限で済むので非常に便利ですね😃

但しEQは全てアクティブタイプで±12dBとかなり可変範囲が高めなので、弄ると音量が極端に変わります。

EQは予め決めておくのがいいかも知れません🤔

Bottomはかなり低めの帯域を操作します。

ただ0にしても低音がスカスカになるという事は無く、寧ろスッキリしたタイトな低音を求めるならガッツリ下げ目が良いですね🤘

逆に上げると、2時くらいまでは強烈な重低音が得られ、それ以降はBurst Buckerの場合、コードで弾くと音が割れました(笑

恐らくシングルコイルやP-90でも十分な低音が得られるようにという事かと思われます。

この現象はOrange Bax Bangeetarでも見受けられ、やはりPUとの相性で上手くイコライジングする必要がありますね🧐

Bottom Shiftで特性を変えられ、下にすると低域がグッと持ち上がり、上げるとタイトになってスッキリします。

音割れが低減されるのでBottom Shiftはハムバッカーは上、シングルコイルは下が良いかなと思いました。

Middleは凡そ1kHz辺りの、広めのQでブースト・カットを行う感じで、全体的な音の太さ、厚さなどを司る感じです。

500Hzや2kHzみたいに直接的に音色を変えるという風ではないですが、可変値が高いので下げればドンシャリ、上げればミドルが分厚い傾向のサウンドになります。

Trebleは文字通り高域の調整なのですが、0でも音がモコモコにならず、逆にMAXにするとキンキンになる寸前で上手く抑えられてるという印象を受けました。

G.O.D自体結構歪み、ミドルがやや強めで高域が埋もれがちかな所があるので、ハイゲイン設定ならここを少し上げて抜けを良くするのもいいかも知れません🤔

Treble ShiftはBottom Shift同様、高域の特性を変えます。

Bottomとは違ってTrebleはPUの影響が無いので好みで選べますね😃

下にするとハイミッドが目立ってミドル中心に音が太くなり、上にするとエッジ感のあるトレブルレンジが得られてオープンな感じになります。

Contourはキャビネットの特性をシミュレートするEQで、左に回すと抜け感のあるオープンバック、右に回せばミドルにパンチのあるクローズドバック的なサウンドになります。

昨今あるキャビネットエミュレータやIRローダーと違い、あくまでEQによる最終的なトーンの変化なので、コレを直接A I/Fなどに挿しても普通のディストーションエフェクター的なバリバリした音しか出ません!

 

総評

トーンや歪み方だけでなく、ギターのコントロールや弾き方によるニュアンスの変化もチューブアンプライクで、エフェクターでチューブのようなクランチサウンドを作るなら最終候補に入れてもいいかもしれないほど優れてます!

勿論ハイゲインにしても音が団子にならず、分離感を保って出力されるので、ブースター噛ませるだけで極上のハイゲインサウンドも簡単に出せるかと思われます🤘😎🤘

ディスコンになってしまったのは残念ですが、値段や性能、コントロール系統を総合評価すると、とても優れたAIABだと思いました。

サウンドハウス  

20210728 T.C Electronic G-Major2

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6月は立て続けにmngしまくりまして、これが最終章になります(更新が遅れましたが6月時点でのmngですw

T.C Electronic G-Major 2です!

これは非Rockman系のラックを構成する際に空間系として何か入れたいな、と思って買いました😃🤘✨

ラックマウント系の空間系マルチはそれ程数は無く中古で色々探してたのですが、評判の割に安価(3万弱)だったので、コレに決めました😉

 

T.C Electronic

T.C Electronicは最近はBehringerに買収されて傘下となり、安くてクオリティの高いペダルというイメージが定着しつつありますが、昔は高級路線でプロギタリスト向けのエフェクターを数多く作ってました。

俺も昔持ってたStereo Chorus/Flanger + Pitch Modulatorは同社の代表作のアナログコーラスで、恐らくSongbird Tri-Chorusに次ぐ高級コーラスだった気がします。

また80年代のスタジオミュージシャンやギターヒーローが挙ってラックにマウントしてた、デジタルディレイのTC2290があり、これは昨今ディスコンで数が少ない割に需要が滅茶苦茶多いので、オークションやネットショップで出品される際は大体超高額になったりします。

以前紹介したパラメトリックEQのTC1140は、某日本の音楽ユニットのギタリストが使った事により、2021年7月現在では中古でやや高め(3~4万弱)で取引されてたりします。

その他ハイエンドマルチエフェクターでJourneyのギタリスト、Neal Schonが愛用してると有名なG-Force、古くから評判の高いフロア型マルチのNova Systemなど、今でもクオリティが高く人気の機種が多々リリースされました。

その中のG-Forceの廉価版という位置付けでこのG-Majorが発売され、更にその廉価版としてG-Sharpという1Uラックマルチも発売されました。

そのG-Majorを大幅にアップデートさせたのが、今回のG-Major2になります。

 

Gシリーズの違い

上記に挙げたように、T.C ElectronicのGシリーズはG-Forceを筆頭にG-Major、G-Major2、G-Sharp、そしてフロア型マルチのG-Systemとあります。

特に優れてるのはG-Forceと言われており、パッチのプリセットの数、音作りの自由度、中でも音質(Pitch関連のエフェクト)が頭一つ抜けてるそうです。

G-Sharpに関しては同時に掛けられるエフェクト数が減り、殆どプリセット式となり、細かいパラメータを弄れない仕様となっており、TC Electronicの評判のモジュレーション/空間系エフェクトを最低限堪能出来る位置付けとなってます。

G-Systemはボードに組みやすくなり、またエフェクトループも3つ搭載されてるので、非常に拡張性の高い機種となってます。

ではG-MajorとG-Major2はどのような違いがあるか?

代理店のお話によると、「Tri-Chorus」「Through-Zero Flanger」「Univibe」のエフェクトや、Reverse Delay、Intelligent Pitch Shifting、Modulated Delayなどのプリセットが追加されてるそうです。

またフロントパネルも見やすく改良されてるみたいです。

 

こちらはG-Majorのスペック

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こちらはG-Major2のスペック
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D/A変換時の遅延が0.02秒ほど改善されてます。

また周波数特性が+0/-0.1dBから+0/-0.5dBになってます。

その他の部分では特に差は無い為、単純に処理速度が上がったという感じですね🤔

 

インターフェース

左から押下式電源ボタン、In Level(入力時のレベル)、Out Level(マスターVol)の2つのつまみのみアナログ制御みたいです。

 

LCDディスプレイ

G-MajorからG-Major2にアップグレードした際に大幅にテコ入れされた箇所。

かなりの情報がこの小さいディスプレイに詰め込まれてます(笑

 

左端はインプットレベルの表示で、オーバーロードした際に1番上の赤色LEDが点灯して知らせてくれます👍✨

下段には現在設定中のプリセットのタイトルが表示され、ユーザープリセットの場合は自分で名前を付ける事も出来ます。

 

オレンジのセクションでは、まず左側にはコードが表示され、オートでチューナーが作動してます😳

その隣のMatrixは、今現在エフェクトがどの様に接続されてるかを表示し、またこれを編集する事により直列や並列などの接続の仕方を変更したりも出来ます。

Serial:全てのエフェクトを直列に繋いだ時の鳴り方を再現します。

Semi Parallel:Filter→Comp→Pitch→Chorusまでは直列、DelayとReverbを並列にして鳴らします。

Parallel:Pitch、Chorus、Delay、Reverbの4つを並列にした時の鳴りを再現します。

Serial2:Filter→Comp→Delay→Reverbの後にPitch→Chorusと続きます。

 

その隣のバーは各エフェクトにおけるアウトプットレベルの表示です。

PPM:エフェクトのピークレベルを表示します。

IN:エフェクトのインプットレベルを表示します。

OUT:エフェクトのアウトプットレベルを表示します。

MIX:エフェクトの原音とのミックス具合を表します。

DAMP:ノイズゲート発動時はノイズの除去量、コンプレッサー作動時はコンプの効き具合を表示します。

右端の黄色のディスプレイは現在のプリセット番号を表示し、Factory(予め内蔵されてるプリセット)、User(ユーザーが作成したプリセット)となります。

MIDIスイッチャーを繋いでる場合はMIDIの部分が点灯します。

EDITはプリセット編集中に点灯し、同時にプリセット番号も点滅します。

 

各種エフェクトスイッチやダイヤル

押下式の四角いスイッチは、オンにすると右上の黄色いLEDが点灯します。

また2回連続で押すとそのエフェクトのエディットモードになり、掛けるエフェクトの種類やそのエフェクトのパラメータなどを調整出来ます。

 

GATE | EQ

ノイズゲートとイコライザーの調整をします。

ノイズゲートはModeでDjent向けのHard、ナチュラルに効くSoftなどが選べ、またパラメータなどで細かく設定出来ます😃

EQはパラメトリック式で、Frequency(ブーストorカットしたい周波数)、Gain(ブーストorカット量)、Width(Frequencyで決めた帯域を中心とし、どれくらいの範囲でEQを動かすかを決める)を設定出来ます。

最大3つのEQを弄る事が出来ます。

ノイズゲートとは違い音作りに積極的に関わってくるので、ここで最終的な調整を施すのがいいのかなと思いました(500Hz上げて2kHzをカットし4kHzを上げ( ∩'-' )=͟͟͞͞⊃ )´д`)ドゥクシ

 

Levels Routing

エフェクターの繋ぎ順などを変えられます。

Serialは「Gate/EQ→Filter→Comp→Pitch→Mod→Delay→Reverb」と直列に接続されます。

Serial2は「Gate/EQ→Filter→Comp→Pitch→(Delay↔Mod)→Reverb」となり、モジュレーションがディレイ音のみに掛かります。

Semi Parallelは「Gate/EQ→Filter→Comp→Pitch→Mod→(Delay, Reverb)」とディレイとリバーブのみ並列になります。

Parallelは「Gate/EQ→Filter→Comp→(Pitch, Mod, Delay, Reverb)」とコンプレッサー以降が並列になります。

 

Filter

ワウやワーミートレモロ、パンなどを設定出来ます。

ワウの場合、エクスプレッションペダルなどを繋いでそれをワウにしたり、繋がなければワウ半止め系ミッドブースターとして使えます😃

(なのでお馴染みワウ半止めサウンドも勿論コレで行けます👍✨)

Resonance Filterは高域成分を大幅にカットし、超低域のみを取り出すフィルターとなってます。

ギターを繋いでベースシミュレータとして使ったり、ハイカットする最低値を125Hz〜16kHzまで決められるので、ハイカットフィルターとしても使えます。

Tremoroは文字通りトレモロで音を揺らします。

リバーブエフェクトと上手く組み合わせれば、前段にFender系のクリーンサウンドを置いてサーフ系、GS系のサウンドがお手軽に出せます🌊🏄🌊

 

Comp

コンプレッサーセクションなんですが、モジュレーション特化型マルチなので恐らく大概のユーザーは後ろの方に積んでると思われるので、その場合はコンプも後段で掛かります。

マスターセクションのコンプとして運用するのがいいかなと思いました。

 

Pitch

音程に変化を与えたり、和音を加えたり、位相をずらしたりするセクションです。

DetuneはLとRそれぞれでピッチをずらした音を重ねて出力します。

コーラスに非常に似てますが、音程の変化が無いので揺れが無く、ダブラーやハーモナイザー的な効果です(BOSTONなどのダブラー効果にはうってつけ👍✨

ディレイタイムも調整出来るので、ダブラー〜スラップバックディレイまでのエフェクトが容易に作れます(個人的にはココが重要⚠️

WhammyはDigi○echのWhammyのようなエフェクトを得られます。

俺はWhammyは使った事が無いんですが、動画とかで見た限りですと同じような効果が得られます☺️

Octaverは原音に対し上か下に1 or 2オクターブのエフェクト音を加えます。

1オクターブ下げた音を足せば、クリーンサウンドだと8ビットサウンド的な音になったり、メタル系ディストーションに使えば低音が強調されたヘヴィネスなサウンドが得られます🤘😈🤘

Pitch Shifterは原音に2ボイス分の音を加えられます。

それぞれ-1~+1オクターブの間で音程を変えられます。

またそれぞれのボイスでパンニング(ステレオで左右に振る比率)や、遅延させる際のディレイタイムなどを決められます(Brian MayのSound on sound的な事が綿密に出来ます👍✨)

 

 

Mod

コーラスやフランジャー、フェイザー、ビブラートなどのモジュレーション系を司ります。

Chorusには「伝説の」Song BirdのTri-Chorusのモデリングが入ってるのが最大の特長で、再現度も高く、この機種の人気の要因の一つとなってます(勿論普通のコーラスもちゃんと入ってます👍)

フランジャーも通常のものから、フランジングし過ぎて音が消える程アグレッシブなモードまであります✈️

またG-Majorとの差別化の一つであるUni-Vibeモードがあり、これをファズと組み合わせれば60'sのサイケロックなんかも行けますね☮️

 

Delay

ディレイは多種多様なモードやパラメータなどがあり、またSerial2モードでモジュレーションをディレイ音のみに掛けられるので、多彩なディレイサウンドを作る事が出来ます👍✨

 

Reverb

リバーブはHallやRoom、Springなど他のマルチエフェクターとかに搭載されてるようなタイプで構成され、それらをハイカットしたり、質感を変えたり、リバーブの掛かり始める速度を調整出来ます。

Springに関しては、昨今出てるペダルの方が再現度が高いかなという印象ですね🤔

 

サウンドサンプル

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まずはPSA-1.1に入ってるAC30のモデリングに、G-Major2のEQ、ノイズゲート、コンプ、ワウフィルターを掛けてDeacy Ampのようなサウンドを狙い、更にピッチシフターを足して「サウンド・オン・サウンド」的な効果を狙ってみました(笑

(ソロがピッチシフターと全然絡み合ってないのはご了承くださいm(_ _)m

ピッチシフターの設定次第では不協和音になるので、上手くピッチを合わせるのがキモですね🤔

 

youtu.be

続いてはPSA-1.1で作った、ミドル強調型ディストーションにEQ、コンプ、レゾナンスフィルター(10kHz以上のハイカット用)、デチューン、ディレイを掛けてRockman的な音を作ってみました🤘😎🤘✨

モノホンのRockmanと比べると、ディレイ音を掛けた時に全体的に音が細くなる、コンプ感が全然違うなどの(厳しい)評価にはなりましたが、デチューンによるダブラー効果はそれなりにRockman Stereo Chorus感は出てるかなと思いました😆

(やはりEQの弄り方がシビアですな)

 

youtu.be

PSA-1.1で適当に作ったクリーンサウンドに、G-Major2のModから各種モジュレーションサウンドを組み合わせて鳴らしてみました。

やはり各種コーラスは相性が非常に良く、特にTri-Chorusモードはラグジュアリーな感じでした🍷

後はUni-Vibeが個人的には印象に残りましたね😁

60~70年代のテレビなどでよく使われたエフェクト感がモロに出てます(笑

 

youtu.be

最後はPSA-1.1で作ったドンシャリサウンドに、G-Major2のドンシャリEQ、ミドル底上げワウフィルター、オクターバー、フランジャー、ディレイ、リバーブなどを駆使してヘヴィネスなサウンドを狙ってみました🤘😈🤘✨

 

総評

モジュレーション、空間系マルチとして音質は頗る良く、機能も豊富で非常に有用だなと感じました。

同じセクションのものを同時掛けなどは出来ませんが(そんな機能は俺には必要無い)、接続順が変えられるのは非常に便利だと感じました👍🌟

デジタルな歪は昨今目まぐるしく進化し続けてますが、ことモジュレーション、空間系に関してはクオリティが頭打ちになってるような気がするので、パラメータ豊富なG-Major2は価格や性能を鑑みると非常に吊り合ったマルチかなと思いました。

サウンドハウス

DJI

20210625 Ovaltone OD-FIVE 2 Xtreme Pt.2

今回もまたOD-FIVE 2 Xtremeのポテンシャルを測るべく、数々のお気に入りペダルをぶつけてみました🤘✨

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Suhr Riot Reloaded

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コンセプトは同じかと思われるSuhr Riot Reloadedとの比較。

まず歪量は全く同じで、トーンも大まかな部分は酷似してます(両方CAA OD-100が基準ですしオスシ🍣)

細かな違いを見ていくと、Riot Reloadedの方が僅かに歪にきめ細かさがあり、それが柔らかさ、奥行感、太さ等に繋がってる感じです。

OD-FIVE 2 XtremeはRiot Reloadedに比べると高域が強くエッジが鋭い感じですね。

OD-FIVE 2 XtremeはBottom、ShapeそしてPresenceのつまみがあり、それらの効きが絶妙で良く、Riot Reloadedよりも幅広い音作りを行えるという利点があります。

Riot系はToneが12時でややモコモコしがち、必然と上げ目になるのでEQに関しては自由度が低く、3-Wayトグルスイッチで歪み方の傾向を決められるという強みはありますが、やはりOD-FIVE 2 Xtremeの方が音作りはしやすいかなと思いました😌

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs AMT B2

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続いてはOD-FIVE 2 Xtreme対Halfer Triple Giantのエミュレーター、AMT B2のミドルモリモリ選手権大会🔥

今回B2はエフェクターモードで鳴らしてます。

まず歪量はB2の方があります。

その上で両者を比較したのですが、上記のRiot同様かなり似通った両者という感じでした😳

B2の方が低音がどっしりとしていて重心が低く、OD-FIVE 2 Xtremeは高域のエッジ感が強いという印象ですね🤔

歪の性質もほぼ一緒なので、どちらか一方を微調整すればまんま同じになるかもしれません😇

強いて言えば、OD-FIVE 2 Xtremeの方が音の分離感は良いですが誤差の範囲です(笑

Riot Reloaded同様、ディスコンのOD-FIVE 2 Xtremeに近い音を出すエフェクターとして、このB2は非常にオススメですね🤘✨

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Orange Ban Bangeetar

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Orangeのカスタムショップ製のプリアンプは、ハンドメイド個人ビルダーとどのくらい渡り合えるのか?!

まず歪量に関してはBax Bangeetarの方が上ですが、上げ過ぎると潰れてファジーになるので、扱いやすさはOD-FIVE 2 Xtremeかなと思いました。

Bax Bangeetarはデフォルトでほんのりミドルが持ち上がってるという感じで凡そフラットなのに対し、OD-FIVE 2 Xtremeはミドルがかなり盛り上がったサウンドになってます。

Bax Bangeetar側で似させようとすると、Trebleと、Bassの出方がやはり違い、OD-FIVE 2 Xtremeは低音、中域、高域、超高域それぞれの帯域でバランスの良い濃厚なサウンドが出せるよう徹底的にチューニングされており、対するBax Bangeetarは低域からローミッドの扱いが難しく、下手にBassを上げると音が潰れ、Trebleはピーキーになり、またMiddleはQやFrequencyなどを弄れるのですがOD-FIVE 2 Xtremeのようなミドルは出ないです。

個人的にはOD-FIVE 2 Xtremeの方が好きな音でした🥰

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Bogner Ecstasy Red

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続いてはBognerのフラッグシップの名前を冠したペダルとの比較。

こちらに関してはかなり違いが現れており、Ecstasy Redでは高域成分が弱い代わりに巻き弦のプルンとした感覚があり、ミドルレンジで独特の音の解像度の高さがあります。

対してOD-FIVE 2 Xtremeは全弦において音の輪郭が整っており、癖の無さや弾きやすさという点ではOD-FIVE 2 Xtremeの方が勝ってるという印象でした。

後半の動画ではEcstasy RedをOD-FIVE 2 Xtremeに似させるセッティングをしてみましたが、普段削られがちなEcstasy Red側のTrebleを上げることにより高域成分はある程度近付けられます。

しかし低域の重厚さで圧倒的にOD-FIVE 2 Xtremeに大差をつけられており、Ecstasy Red側でBassを上げてもブーミーな低音が強調されるので、やはり完全な擦り合わせは難しいです。

仮にOD-FIVE 2 Xtremeが新品当時の値段なら、俺はOD-FIVE 2 Xtremeを薦めます(笑

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Diezel VH4 Pedal

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VH4 PEDAL

VH4 PEDAL

  • DIESEL(ディーゼル)
Amazon

Diezelのアンプの名前を冠したペダルプリアンプ/エフェクターとの比較⚔️

まず歪量はややVH4の方がありますが、こちらは上げ過ぎるとファジーになるので、大体同じくらいと思った方が良いかなと思いました。

その上でそれぞれの歪やトーンを見ていくと、VH4はチューブアンプ特有の空気感みたいなのが強く、チューブアンプらしさはVH4かなと思いました。

音に輪郭があり、EQ12時で扱いやすいのはOD-FIVE 2 Xtremeですね🤔

トーンに関してはやはり双方全く異なり、まず低域の帯域が低いのはVH4です。

どちらかと言うとベースの帯域を食うような重低音で、ギターらしい重低音が出るのはOD-FIVE 2 Xtremeかなと思いました。

ミドルレンジは、OD-FIVE 2 Xtremeは凡そ300Hz辺りのローミッドが濃厚で、これが分厚さに直結してるのに対し、VH4はどちらかと言うと1~2kHzのハイミッド辺りがやや盛り上がってるという感じでほぼフラットという印象です。

高域に関しては、OD-FIVE 2 Xtremeはやはり超高域を上手く出して音の輪郭や倍音を強調してるのに対し、VH4は丸くカットされてチューブアンプの空気感やウォームな響きを醸し出してます。

Diezelのアンプの音が好きならVH4 Pedalは最良の選択肢になりますが、ペダルエフェクターとして使いやすさはOD-FIVE 2 Xtremeと思いました🤘

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs KSR Ceres Preamp

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アンプも出してるKSRからの渾身のプリアンプCeresとの対決!⚔️

まず歪量ですがKSR Ceresの方があり、またGain MAXにしても歪が潰れないので扱いやすいです。

歪のキャラに関しては、ややOD-FIVE 2 Xtremeの方がきめ細かく、濃厚なミドルレンジの分離感があります。

トーンを見ていくと、OD-FIVE 2 Xtremeの方がミドルレンジがやはり濃厚で、KSR Ceresの方が高域が強くピーキーになりがちという印象を受けました。

逆にローミッド〜ミドルレンジが、MiddleつまみをMAXにしたり、Feelのトグルスイッチを下げてローミッドを強調しても、OD-FIVE 2 Xtremeの方が濃厚で、ミドルが出るサウンドが好きな人は堪らないような出方をします(俺

フラット〜高域強調型が好きならKSR Ceres、ローミッドと超高域が持ち上がって濃厚さと適度な分離感、エッジ感が好きならOD-FIVE 2 Xtremeという感じでした。

 

OD-FIVE 2 Xtreme vs Misaki vs GAZON

youtu.be

[rakuten:ishibashi-shops:10811288:detail]

ラストは国内ハンドメイドペダルの三つ巴の戦いヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'

 

まず全てのEQつまみは12時、次にMISAKIとGAZONのペダルのEQを弄ってOD-FIVE 2 Xtremeのようなサウンドに近づくかどうかをやり、最後に全てフルテンで実験しました。

 

1番目の「EQ全て12時」の場合、それぞれのペダルのカラーが大きく出ました(^▽^)o

OD-FIVE 2 Xtremeはやはりローミッドが特に盛り上がり、その分離感や倍音成分をプレゼンスで補ってる感じですね。

正にブティックハイゲインアンプさながらの気持ちの良いサウンドです🤤

MISAKIに関してはかなりトレブル~プレゼンス辺りが強く出る印象で、他よりもエッジの鋭いディストーションというイメージでした。

BassとMiddleをMAXにしTrebleを11~12時の間で微調整する事により、大まかなサウンドはOD-FIVE 2 Xtremeとそっくりなサウンドにはなりますが、音の分離感で圧倒的にOD-FIVE 2 Xtremeに差をつけられるので、やはりエッジ感が目立つ高域の強いディストーションとして運用した方がいいですね🤔

GAZONは前回の記事

https://www.guitarstuff.jp/entry/2020/12/21/194359

でも書いたんですが、低域と高域がザックリとカットされてミドルが強調されてる出方をるので、OD-FIVE 2 Xtreme等とは違ったサウンドというイメージでした。

歪みの粒が丸っこく、上記二者にはあるエッジ感が無いので、これはある意味一般的なエフェクターやアンプとはまた違ったテイストのサウンドなのかなと思いました。

 

総評

既存のエフェクターと比べてもかなりポテンシャルの高いディストーションかと、今回の実験で分かりました(*^^*)

ローミッドの豊かさ、プレゼンスのバランスの良さは素晴らしく、俺の中では上位に食い込むエフェクターですね👍✨

余談ですがAMT B2の良さも今回の実験で再認識させられました(本家Bognerのペダルより良いですw)

現在ではプレミア価格となってしまっているOD-FIVE 2 Xtremeですが、万人にオススメしたいアンプライクペダルです!

サウンドハウス