Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180804 楽器店の変遷

「よっしゃ給料も入った事だし新しいエフェクター買うで!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ」

と息巻いて、都内の楽器店(池袋、御茶ノ水、中野など)を練り歩く、楽器店途中下車の旅(笑)をやって来ました(^^)

(中野?ってなるかもしれませんが、有るんですよ歪ペダル専門店がw)

元々東京生まれ東京育ちなのですが、今は川崎に住んで早2年で、やっぱ渋谷や御茶ノ水に行くとホームグラウンドという感じがします(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

で、早速お目当てだったエフェクターと、気になってたけど後回しにしてたエフェクターが激安だったのでそれを買い、御茶ノ水を練り歩いてたのですが、ここ最近の雰囲気がどうも違う感じがして、それを書いていきます。

(もちエフェクターのレビューはしますのでお楽しみに←自信過剰(゜Д゜)ウゼェェェ

 

俺は御茶ノ水に(時折ですが)通い続けて8年くらいなんですが、8年前と比べて活気がドッと下がった気がします(^^;;

8年前といえば「けいおん!」が大ブームの頃で、何処も彼処も「Gibson Les Paul Cherry Sunburst」をガチ推ししてました(懐

(俺はTom Scholz氏のGold Topか、青系のギターにしか興味なかったのでスルーでしたwww

で、客もそこそこ店内にいて、店員は客に超話しかけまくってた感じでした。

(ちな俺は40マソのアンプが"ちょっとだけ"気になったってだけで店員にローン組まされそうになりました(爆

で、客層も俺みたいな感じの陰キャから、バンドサークルのような連中まで多種多様で、正に「人種のサラダボウル」という感じでした(笑

 

で、今は?

今日は土曜日という事もあって、人でごった返してるのかな?と思いきや、ごった返してました(爆

というのは、御茶ノ水にある明治大学のオープンキャンパスの日だったらしく、JKやDK(笑)が列を作って歩道で待機してました。

で、楽器店は?

楽器店は見た感じどこもあんまし人がいないといった感じで、一部小物を扱ってる店は兎も角、楽器中心のとことかは1人か多くて2人という感じでした。

以前のめんどい(笑)接客も全然無く、楽になった分ちょっと寂しい感じもありました(^^;;

 

ここで気付いたことは、やっぱ楽器業界全体が萎縮してるような感じです。

バンド主体にしたコンテンツ「バンドリ」などちょくちょく流行ってはいますが、流行ってる対象は専らトレカかスマホゲームでして、楽器店がブームに乗ってるという風では無いですね。

あと客層も、どこへ行っても俺より大分上の方々がちらほらという感じで、敷居が高い的な感じで気まずい思いをしました(爆

(あれ、気楽に入ったらまずいかな?的なw)

だが「ギター機材=生涯の伴侶」な俺は、ブームが来ようが去ろうがめげません!Y(><。)Y

 

序に(許可いただいて)写真を撮ってきました。

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某楽器屋で見つけた逸品、Rockman Demo Centerです!

これはRockmanのハーフラックエフェクターシリーズを店頭で試奏してもらう為のデモ機で、5種類のハーフラックエフェクター(Sustainor、Distortion Generator、Instrument EQ、Chorus、Echo)を、ラッチ信号で制御可能な筐体に詰め込んだものです。

Sustainorの上にある、青い小さいスイッチを押して対応するラッチ信号を切り替えます。

で、この筐体の左右に穴が空いており、そこからステレオパワードモニターに繋いでコンパクトにRockmanサウンドを鳴らしてもらうというシステムになってます。

俺としてはめっちゃ欲しいのですが、如何せんお高いので。。。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

あと別の店で試奏もしてきました。

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BORは前々から気になっておりまして、優先順位は低いですがいずれ欲しいと思ってる機材でございますd('∀'*)

だがデモ動画を幾つか確認しただけで、モノホンには触れなかった為、今回試奏してきました。

因みに使ったのはFender Twin Reverbです。

Fender フェンダー ギターアンプ 65 TWIN REVERB 100V JPN

Fender フェンダー ギターアンプ 65 TWIN REVERB 100V JPN

 

本当はJC系のトランジスタアンプで試したかったんですが(チューブアンプは各社の個性がめっちゃ出るから、個性の出にくいJCが俺的に使いやすいw)、もう1つあったKochよりはJCに近いんじゃね?という事でFenderにしました(笑

 

まずBORですが、予想通りローゲインなオーバードライブという感じで、噂通り低音が出ます。

これはBOR本体のToneやアンプ側の調整でどうにかなる範疇で、箱鳴り感みたいな輪郭は無く、ボワッとした感じの篭もりやすい低音ですね。

コンプ感は極めて少なく、奥行き感はあり、これがエフェクターらしからぬ音、アンプ直という感じでした。

(今回チューブアンプで試したので、チューブライクさを確認するためにもJC-40が使いたいです(^^;;

またブースター機能(同社のSuper Hard Onと全く同じらしいです)ですが、これは後段に付いており、Volブーストの他音が太くなり、トランスペアレント系な印象を受けました。

(次からこのフォーマットを使いたいと思いますので)纏めると、

・ゲイン量は?

クリーンに近いローゲインから、最大でもSHODより歪まない程度のローゲインドライブ位です。

・トーンは?

歪は粗めでエッジは丸く、EQはTone12時で低音寄りでやや篭もり気味です。

Toneはハイミッドの調整で、元々低音が強目なので効きはほんのりという感じです。

奥行き感は抜群にあり、逆に和音での分離感はそこまで無いかなという感じです。

・どんなジャンルに合う?

ブルースや古めのロックがいいと思います。

またブースターが独立して使えるし、本体もローゲインなのでこちらでもちょい足しが出来るので、前段でゲインブーストとか後段でVolブースト、BORの独特のトーンを加えたりとメイン歪の補佐としても使えそうです。

 

Dumbloidに関しては、同じくダンブルをモチーフとしたRODを先に弾いてるので比較も出てきます。

・ゲイン量は?

クランチ程度から80年代のHR位までの歪み量をカバーしてます。

・トーンは?

まず歪の傾向はAccentノブで顕著に変わり、ボワッとした柔らかいトーンから、エッジの鋭い荒々しい歪まで表現出来ます(メサとかMetal Muffみたいなきめ細かさは無いです。

EQは高域の増減のToneと、Presenseに相当するAccentの2種で調整するようになっており、どちらも12時でフラット、どちらか一方を上げると高域寄り、下げるとその逆とシンプルな効き方をします。

またコンプレッションがやや強く、先程のBORに比べるとニュアンスが出しづらく、またAccentを下げ気味にしても音が潰れた平坦な感じで、エフェクターらしいという感じです。

その分弦を弾いた時の詰まったような濃厚な単音は絶妙で、特にフロントPUでは太く前に出る音がとても心地よい印象を受けました。

・どんなジャンルに合う?

ブルース、フュージョンからポップス、ロック、ハードロックですかね。

高域の微調整から歪のキャラまで大幅に変えられるので、イナたい音からロキノン系まで割と幅広く使えそうです。

・RODとの違いは?

最大の違いはミドルレンジですね。

RODはMid Boostオフ且つEQのミドルをカットしてもミドルレンジが強烈で、Dumbloidは相対的にフラットという印象を受けました。

動画で聴いたダンブルアンプの音もミドルレンジが豊富で、これについてはRODが近いかなという印象でした。

またRODの方がコンプ感は薄く、分離感や奥行き感、単音の太さ、低音から高音まで迫力のある音、ダイナミックレンジもRODの方があり、アンプライク基ダンブルライクなのは圧倒的にRODですね。

ただ、RODの方が良くも悪くもダンブルに近いので、幅広いジャンルの曲に対応しやすいのは断然Dumbloidだと思います。

 

 今回は楽器屋探訪でしたが、中々充実した休日でした^^

サウンドハウス

20180729 ダンブルサウンドについての考察

Ethos Overdriveを狙ったり、Van Weelden Royal Overdriveを買ったりして何かと「ダンブル系」をそこそこ追求しておりますが、とうとう先日これを買いました(^o^)/

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シンコーミュージックのEffector Bookです。

エフェクター系の本では多分1番有名だと思います。

 

因みにKatana Miniを買ってしまった原因(笑)は、このナンバーのブラウンサウンド関連のやつでした(^^;;

俺としては、ブラウンサウンドと呼ばれるものについては謎に包まれてるという風でもなく、EVH御本人がMarshallのセッティング?を初め、Peaveyや現在のEVH(Fenderと提携)など渡り歩き、ブラウンサウンドそのものの定義が曖昧かつ幅広く、それを模したアンプやエフェクターがゴロゴロ存在するので、俺的には

「MX5150 OD、Friedman BE-OD、Katana Mini辺りを常備しとけばいいや」

みたいな考えがありました(笑

(MXRのやつが出るまではWampler Pinnacleもいいなって思ってました)

 

反面、ダンブルは謎に包まれた部分が非常に多く、エフェクターで再現されてる、と言われてもモノホンのアンプを弾く事はおろか実物を見た事すら無いので逆に興味が湧きましたね(笑

前回の記事での書きましたが、ダンブルは個々のアーティストの為にチューニングを施されたアンプで、同じ型番でも全く違う音が出るというのが概ねの見解だそうです。

 

但しハワードダンブル本人はフェンダーアンプの改造から始まり、全てのダンブルアンプはフェンダーアンプから派生したものが多いので、その名残を残すようなトーンを持っているという共通点もあります。

 

前回RODの記事でダンブルの大凡の説明はしましたが、今回もう少し詳しく書いていきます。

 

・音の速さ(音速か?!w)

ダンブルといえば「ピッキングする前に音が出る」と言われるほどレスポンス、立ち上がりが早いと言われてます。

これは

ギター→プリアンプ→パワーアンプ→スピーカー

と増幅する過程で、その処理が速い(余計な回路を通らず無駄がない)というのもありますが、ダンブルのトーンにおいて3〜4kHz帯が最も聴こえやすくなっており、それは人間が最も聴き取りやすいと言われており、その帯域の音が真っ先に聞こえるので「速い」と錯覚するのだそうです。

フェンダーアンプ(主にツインリバーブとか)なんかも立ち上がりが早いと言われるのは高域が強調されがちなのも一理あります。

当時の他の大多数のアンプは篭ったり低音がブーミーなものが大多数で、それが「普通」だったので、高域の特性に優れてたダンブルは速いと感じたんでしょうね(適当

 

・ダイナミックレンジ

よくペダルビルダーが口を揃えて語るものに、

「ダンブルはダイナミックレンジが重要」

というものがあります。

これは俺も解釈が難しく、最初は分かりませんでした(笑

(今でも分かりづらいか理解してないかのどっちかですねwww

「モダンアンプみたく重低音から超高域まで出力する、ワイドレンジの事じゃね?」

的な感じで捉えてましたが、どうも違うようです(^^;;

これは恐らくオーディオケーブルの最王手、Monster Cableのハイエストモデル、Studio Pro 2000の考え方が分かりやすいかなと思います。

これは、音を出した時1番早く信号が届くのは高音で、低音は後から付いてくるので、結果的に「音が痩せてる」とか言われるのは信号が遅く減衰した低音が再生しきれなかったと思われます。

なのでSP2000の場合は高音と低音の信号を分け、高音の信号を伝える線を、低音を伝える線に巻き付けて信号の到達速度を均一にし(つまり高域を伝える線を長くして信号を遅らせる)、結果他のメーカーのシールドとかより太い音を出せるという仕組みになってるそうです。

ダンブルアンプの場合も同様で、3~4kHzの高域がよく聴こえるチューニングを施してはいますが、同時に低音の信号の遅れを考慮し、高域、中域、低域がほぼ同時に出力される工夫をし、結果音の立ち上がりは早いし、低音もそれに付いてくるから音圧、音の壁みたいなものも体感出来、「ダイナミックレンジだ!」と言われてるのかも知れないです(推測ですw

 

・歪んでるか歪んでないかの境目のクリーン

ダンブルはODSやSSSなどありますが、専らクリーンサウンドが注目され、ドライブサウンドも軽めでニュアンスが非常に出やすい程度で使用される事が多いです(元々深い歪のアンプでは無いので、ダンブルアンプでザクザクリフを刻んだりDjent系みたいにドロップチューニングを施して重苦しいサウンドを出したりしてる人なんて見たことないですw)

ダンブルのクリーンについては、一部の機種では「最初から歪んでるけどクリーンに聴こえる」仕様らしいです(^^;;

歪んでるか歪んでないかの境目のクリーン、長いサスティンなどからもその片鱗は見られます。

俺的にはDr.z Carmen Ghiaのアンプと同じような傾向なのかな、と推測してます。

あれは1Vol 1Toneの潔いアンプで(笑)、volを上げていくと歪んではいきますが、歪んでるか歪んでないかの境目のクリーンが1番美味しいトーンとされ、それ目当てにファンが出来たという噂もあります。

(確かにクランチより歪んでないくらいのクリーンは何処か上品な、煌びやかな印象がありますね(^^)

 

・使用されてるパワー管

ダンブルの大多数のアンプにはフェンダーと同様の6L6管が使われてますが、一部ではEL34管や6V6管が使われてるそうで、EL34はブリティッシュ寄り(Marshallでしょうねw)、6V6はFender Deluxe Reverbからの派生でしょうが、デラリバとは全然違う音らしく、「クリーンと歪の中間のようなクリーン」が最も体現されてるのがこれだそうです。

(流石にEL84とかKT88は無さそう)

 

・ダンブルアンプに合う曲

フュージョン、ブルース、オールドロックです!(爆

何故なら、それらのジャンルを代表するギタリストの殆どが使ってたアンプがダンブルだからです(^o^)/

ダンブルアンプを使った曲がたまたま70~80年代に数多くリリースされ、ビルボードを総ナメにしたりグラミー賞とか取っちゃたりしたから、ダンブルの音が必然的にその年代の音という感性を刷り込まれてるのかも知れませんね。

(個人的にはダンブルODS辺りののクリーンにMetal MuffとかMegalithとか繋いで弾いてみたいと思うておりますlml(^^)lml

(Rockmanは、、、面白いかも(^^;;

 

ダンブルアンプ、、、一度拝んでみたいものです。

あと弾けるなら下手くそでも弾くと思いますlml(^^)lml

 

The EFFECTOR BOOK Vol.35 (シンコー・ミュージックMOOK)

The EFFECTOR BOOK Vol.35 (シンコー・ミュージックMOOK)

 

サウンドハウス

20180728 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.6

さてまだまだ続くパス10のエフェクター乗りですが、最終章となります(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)

(こんな事してないでさっさとエフェクター欲しいんですが、ROD購入がやはりでかかったデス(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

こうやってブログの記事を稼いでる間に、世間ではHorizon DevicesというDjent系に特化した製品や、JHS BonsaiというTS系ペダルを尽く表現したものなどが発売されて、手を出したいのに出せないもどかしさ(笑)で苦しんでるわけです(´;ω;`)

(あとRockett Pedals Mark Sampson High TopとかWampler SLOstortionとかも気になってるし、物欲が止まらない(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

昨今はアンプライクどころか、アンプ単体よりもペダルの方が音圧とかハイゲインが稼げる場合もあり、ペダル優位の時代と言っても過言ではないですね(^o^)/

(特にMegalith DeltaとかVH4、開発段階のHorizon Devices Apex Preampなんて90年代のハイゲインアンプはあらゆる面で凌駕してると思います)

 

話が逸れましたが、早速コピペを貼ります。

 

まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

ラストですが(機材溜まったらやりますけどねw)行ってみましょう!Y(><。)Y↓

 

・Van Weelden Royal Overdrive (✨✨✨)

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OD chとの差異:一発目は俺自身が大絶賛し、当初「パス10の音を封じ込める!」と騒いでた(笑)RODだけど、Sansampやメタル系エフェクターに比べるとスピーカーの影響がモロに出てる。

ピッキング時のコンプ感はチューブアンプのそれとほぼ同等、高域と低域のいらない部分をカットしてミドルに凝縮されてる感はSuhr系に通じ、音の粒はOD chのそれより断然太く分離感があるものの、パス10特有のザラザラ感が残り、それが仇となってOD chに似てる印象を与えてくる。

しかしながら今回の判断は非常にシビアに付けての判定で、前回のVH4位の存在感はパス10に於いても維持してると思う。

JC-40との差異:JC-40だとパス10のBulldogスピーカーの癖が軒並み消し飛び(笑)、さらに奥行き感、立体感などが付加されてアップグレードしたような感じで、かなり相違がある。

ミドルレンジはパス10の方があるものの、ROD自体最初からミドルが強烈なエフェクターなので、JC-40のワイドレンジなスピーカーの方が個人的には相性がいい。

 

・Rockman Sustainor Model 200 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:確か最初パス10をレビューした時は「Rockmanでさえパス10の音にする」とか何とか書いた記憶があるけど、今回試したら完全にRockmanの音でした(爆

(つか絶対プリアンプの回路変わってるってwww)

パス10のスピーカー特性さえ抑え込み、Rockman特有のコンプ感、綺麗に伸びるサスティン、強弱が皆無な感じ、ゲインは弱いけどその分強烈なミドルとコンプレッションで補ったような特異なディストーションはOD chとは全く異なる、というか殆ど全てのディストーションエフェクターとは異なる働きをし、それがモロに反映されてる感じ。

JC-40との差異:パス10の方が歪がきめ細かく感じる。

反ってJC-40では歪が弱く感じられ、クリーンとディストーションが混ざった様な、音の粒に艶のある印象があった。

 

・Rockman XPR (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:こちらに関しても紛れも無いRockman XPRのサウンドで、OD chとは全く異なる。

Sustainorよりもアンプの特性を抑え込んでる感じが強く、そこに付属のコーラスやエコーなど掛ければ完全に「あの音」になる(爆

JC-40との差異:無い(爆

厳密にはスピーカー径によるレンジの広さなどが多少感じられる程度で、アンプを完全に封じ込める様はPTHMやMetal Muffと酷似している。

 

・Tech21 Sansamp PSA-1.1 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:完全にSansampの音(笑

設定によって様々なSansampのトーンが露骨に顔を出し、AC30のプリセットではパス10よりVOXらしい音色を出すという皮肉(笑

コンプ感、EQ、歪の質感どれを取ってもOD chとは全く異なり、逆にPSAでOD chの音を作ろうとしても、鼻づまり感のあるエッジの立った音を作るのが極めて困難で相反する印象。

JC-40との差異:スピーカーの影響が強く、EQや歪み方に差はないけど奥行感や立体感でJC-40の方がアドバンテージがある。

 

おまけY(><。)Y:BOSS Katana Miniのデフォルトスピーカーと、Cab Simを介したPhones Outからパス10に繋いだ時の音の比較

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基本的には同じ傾向の音だけど、やはりキャビシミュを介すと超高域の倍音とかエッジ感が削られて、ハイミッド〜ハイがやたら強くなる感じなので、デフォルトのスピーカーの方が断然良いと思います(^o^)/

 

ふぅ~何とか終わりました(汗

昔はパス10にエフェクター繋いでもまんまパス10の音になる、使えない子(爆)という印象が強かったんですけど、恐らく噂通り2015年ぐらいからプリアンプが変わってると思われ、エフェクターの乗りは良く、またパス10自体の歪も向上しており、ブティック系の歪エフェクターとそこまで大差無いような所も見受けられました。

 

パス10を完全に支配しているものとしては、ドンシャリメタルエフェクターみたいなハイゲインでエッジが強烈に尖ってるもの、アンプの他ミキサーやパワードモニターへ出力する事も前提に作られてるものが殆どでした。

アンプライク系エフェクターに関しては、歪のきめ細かさはパス10のOD chよりも上なのですが、全体的に滑らかなザラザラ感が一部OD chを彷彿とさせる印象があり、全くもってパス10の音とは違う!とは言い切れないものが多かったです。

 

アンプライク系エフェクターに関しては、

 

パス10のOD chはク〇、歪エフェクターの乗りもク〇

ブティック系アンプライクエフェクターをJC-40で鳴らし絶賛する。

パス10で鳴らし、OD chと比べて「あれ?似てね?」

「パス10のOD ch以外に使えるんじゃね?」

 

こんなフローが確立しました(爆

 

現在はBlackstar Fly3やKatana Mini、THRシリーズなど高音質な卓上ギターアンプが台頭しており、パス10やFender Frontman 10G、Marshall MG10などかつてのギター練習用アンプが隅に追いやられ、またギター自体の人気もやや低迷気味なのも拍車を掛けてるため、パス10なんて見向きもしない人も大勢いますが、俺としては9年くらいの付き合いで、久しぶりに鳴らしてその魅力に気付けたので今後も使っていく所存でございますm(_ _)m

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

サウンドハウス

20180726 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.5

またまたパス10でのエフェクター比べです。

今回はモダンハイゲイン系を中心に比べてみました。

連日パス10を使って分かってきた事は、パス10の歪はかなりモダンハイゲイン寄りの歪になってると言うことですね(^^)

つか昔買った時(金のパイピングがあった頃)と絶対に音変わってると思います(笑

(どっかで聞いた都市伝説によると、2015年にプリアンプが一新され、それと同時にパイピングも無くなったとからしいけど真相は闇)

 

、、、ではいつものコピペを貼ります(笑

 

まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

それではLet's Shoot Out!!( ´・ω・)▄︻┻┳═一

 

・Suhr Riot Reloaded (✨✨)

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OD chとの差異:ゲイン高めだとほぼ同じ音(爆

ゲイン絞ると、単音でRiotの方が太く、またミドルレンジがかなり高め。

ハイゲインでもRiotの方がほんの僅かに歪がきめ細かく分離感はあるが大差はない。

OD chでもちょっとイコライジングに慣れてくればRiotにかなり近い音が出せてしまう(^^;;

JC-40との差異:やはりスピーカーの影響が非常に大きく、奥行感、レンジの広さなどが大幅にアップd('∀'*)

またパス10にあるピッキング時の鼻詰まり感のあるコンプレッションも軽減されている。

 

Suhr Eclipse (✨✨✨)

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OD chとの差異:初めはRiotと同じ結果だと思い込んでたが、こちらは明らかに奥行き感やRiotよりも滑らかな歪が目立ち、OD chとは一線を画してる(後ほどRiotをもう1回試したけど、やはりRiotとは感触が違う)。

OD chで再現しようとしたけど、歪の質感がRiotとは多少似てるが違うのでこの評価。

JC-40との差異:Riotよりは近いかな、という印象。

歪をかなり下げたクランチだと、JC-40ではザラザラ感が無いので太いクランチが作れるが、パス10だとどうしてもその成分が残るので、Eclipseでのクランチ設定はパス10とはやや相性が良くない。

 

・Diezel VH4-2 (✨✨✨)

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OD chとの差異:これはBE-ODやEclipse同様、初見は「似てるな」と感じるものの、聴き分けていくとかなり相違点が出てくる。

VH4-2の方が単音の太さや分離感、それに伴う奥行感や立体感に長けており、OD chは相対的に平坦なトーンに聴こえてくるが、更にVH4-2にはBognerの通称「獅子の咆哮」のような特別なトーンが見え隠れしており、それがOD chと決定的に違う印象を与えてる。

その特別なトーンとは、BE-ODのようなギューン! (’ω’ ⊃)⊃三二一(爆)という感じのドライブ感に加え、そこに太いミドルとBognerのシルキーさが足されたような重厚なハイゲインで、極めて立体的な印象を与えてくる。

JC-40との差異:JC-40では剥き出しのままVH4-2の音が出てくるが、パス10だとやはりピッキング時の鼻詰まりのエッジ感がほんの僅かに感じられ、そのほんの僅かでもパス10臭さが浮き彫りになってる印象。

但しそれ以外に関しては概ね同じような音。

 

・Diezel VH4 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:基本的にはVH4-2と同じだが、ピッキング時の鼻詰まり感のあるコンプレッションが排除され、チューブらしい滑らかなものになってる。

またVH4-2よりもミドルレンジが大幅に加わり、OD chよりもあからさまに分厚くドライブ感のある音で、OD chが逆に薄っぺらく感じたのでこの評価。

但しイコライジングではそこそこ近付けられるので、やはり大きいアンプでの運用がいいと思う(^^;;

JC-40との差異:前述の通りスピーカーが大きいためレンジや奥行き感が大幅にアップするが、パス10のスピーカーでもミドルが凝縮したような中々ナイスなサウンドを出力するので、総じてVH4は非常に優秀(^o^)/

 

・Hughes & Kettner Tubeman2 (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:今回は「To Power Amp In」から敢えてパス10とJC-40に接続し、「エフェクター」として機能させるためにEQを最適化して比較。

(因みにプリアンプとして使うと低音が強過ぎたけど、エフェクターとしてInputに繋いだらBassが12時以降で丁度いい塩梅になったので、恐らくEQの弄り方でどちらでも運用出来るようになってると思う。)

結論から書くと、全くもって違う音!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o(爆

Tubemanは超絶滑らか、フラットで無機質な性質なのにチューブ特有の生々しい歪で非常に上品、優秀と感じさせるシルキーな歪で、OD chでは何をどう弄っても似せることが出来ず、本来プリアンプとして働いてる通り、アンプキラーなエフェクターである。

JC-40との差異:JC-40の方が歪がほんの僅かに大まかになり、レンジが広くなるくらいで、基本的には同じ。

 

総評としては、Suhr系はRODの時にも書きましたがやはりパス10に近いなという事。

歪の細さ加減や低域、中域、高域の出方がそっくりなんですよね(-。-)y-゜゜゜

パス10をJC-40のリターンに繋いだ時の音とSuhrシリーズをインプットに繋いだ時の音は全然違うので、Suhr系はスピーカーに依存するのかなと思ってます。

Diezel系はパス10の面影は残ってるものの、歪の質感やドライブ感で差別化を図ってる感じです。

VH4の方がミドルが強めですが、基本同じようなキャラで、エッジ感が欲しければVH4-2、分厚さが欲しければVH4ですかね。

Tubemanは驚きました(笑

パス10は封じ込められるし、何よりエフェクターとしても使えるという事に今日初めて気付いたので(笑)、今後様々な記事で顔を出すか知れません(笑

 

もう試す機材も僅かなので、引っ張ってサーセンした!!!ლ('꒪д꒪')ლm(._.)m

もう少しで終わります(^^;;

(ま、機材増えたらやりますけどね(☝΄◞ิ۝◟ิ‵)☝

サウンドハウス

20180725 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.4

前回に引き続き、今回もパス10の歪エフェクターの乗り具合を検証していきます。

何故パス10にここまで拘るのか?!と言うと、エフェクターを買う予算が無いからです!m/(^^)m/

、、、というのも有りますが(笑)、パス10はスタンダードなギター練習用アンプでありながら、何処と無く他の小型アンプとは一線を画してるような気がするんですよね(*´ェ`*)

なんつーか、トーン自体に60年代風のフィルターみたいなものが掛かってて、良い意味で古臭い音なんですが、OD chにするとそのフィルターを残したままドンシャリメタル風のきめ細かい歪が得られて、Bass上げると重低音が効くので、オリエンタルな音?が出て来て非常に興味深いと思ってます。

 

では前回に引き続き概要をコピペしときます。

 

まずJC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

ではいってみませう!\\└('ω')┘////

 

・Orange Bax Bangeetar (✨)

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OD chとの差異:違う点としては、Baxの方がより詰まったような分厚い音が出るかな?というくらいで、全く同じような感じ。

後はピッキング時にBaxの方が指にまとわりつくような感じがあり、それに比べてOD chは硬質。

まさかこのプリアンプ買ってパス10で使う人はいないと思うけど、Bax買ったらもっと大口径の高めなアンプに使うのがベスト。

JC-40との差異:やはりスピーカーの影響なのか、JC-40の方が奥行感や立体感がある。

しかしながら基本的には歪のエッジの立ち具合や荒さなどはかなり似てる。

 

MI Audio Megalith Delta(✨✨)

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OD chとの差異:歪み方が非常に似ている。どちらも程よい荒さを持ってるが、Megalithの方がややきめ細かく滑らかな印象。

またミドルレンジも豊富で、歪がよりきめ細かいため、OD chより分厚く詰まった音が出てくる。

低域がOD chと同じようなキャラなので、リプを刻んだ時の空気感がかなり似てる気がする(笑

JC-40との差異:JC-40の方がややエッジが抑え込まれ、よりミドルレンジが豊富になり、太く抜ける音となっている。

 

Friedman Dirty Shirley (✨✨)

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OD chとの差異:DSの方が音が太いが、ほぼ同じ音。

DS側でEQを弄ればOD chと差別化出来なくもないが、パス10の備え付けのEQでも追い込める範疇なので大差ない。

またゲインもパス10の方が可変範囲が広く、歪み量もカバーされてしまっている(笑

JC-40との差異:JC-40ではGainやEQで多彩なトーンを実現出来るが、パス10ではほぼ備え付けのスピーカーによってDSの個性が丸め込まれてる感じ。

 

Friedman BE-OD(✨✨✨)

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OD chとの差異:BE-OD特有の歪のきめ細かさ、ドライブ感、高域が強烈なのに耳に痛くない感じはOD chでは決して真似出来ない。

ODchで似たようなイコライジングをした場合、どうしても歪の粗さによるチープさが浮き彫りになり、また滑らかにギュイーン(笑)とドライブするBE-ODに対し、何か歪が引っかかるような嫌な感じが出てくる。

パス10の名残として、ピッキング時に特有の鼻づまり感、エッジの立ち具合が感じられるためこの評価。

JC-40との差異:やはりピッキング時にパス10では独特の鼻づまり感があり、それがややJC-40と相違があるかな?位で大体は安定のBE-ODサウンド。

 

・Mad Professor Sweet Honey Overdrive Hand Wired (✨✨✨✨)

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OD chとの差異:EQはやや支配されてるものの、単音での太さ、コード弾きによる分離感、澄んだサスティン、ピッキング時のコンプ感の違いとあらゆる面でOD chを凌駕し、パス10でもSHOD独自のトーンを築いてる。

前回の記事のSick Asとちょうど同じ路線で、SBODより断然違いがハッキリしてるので、ひょっとしたらSBODとはパーツや回路そのものが根本的に違うと思う。

JC-40との差異:JC-40の方がやはりレンジが広く、それに伴い奥行感などが増すため、スピーカーの影響は比較的受けやすい。

コンプ感もJC-40では自然だが、パス10だと先に話した鼻詰まり感が多少感じられる。

 

総評としては、今回はハイゲイン系が比較的多いですが、前回のPTHMやMetal Muffとは違いパス10の影響をかなり受けてるな、という印象がありました。

BaxやMegalith、DSはBogner Redと同じ反応の仕方で、一番目立つ高域のザラザラ感とコンプ感が似てるな、という事でPTHMとかとはまた違う反応をしてますね。

良くも悪くもアンプとフレンドリーでアンプキラーとまではいかないのかな?という印象でした。

BE-ODに関しては、これはなんつーかPTHMやMetal Muffみたいにアンプの個性を封じ込めるけど、ほんの僅かにアンプの特徴も残してるという感じで、MXR 5150ODよりやや個性が強くなったという感じです。

「どこでもBE-100の音が出せる」というのも伊達じゃなさそうです(笑)

SHODはローゲインでありながらパス10の個性を封じ込めた感じがあり、これはこれで凄いですが、同時にSBODとは違う反応を示したのが面白いです。

言うなればトランスペアレント系みたいに音を太くさせてる感じで、OD chとほぼ同じ位のゲイン量で比べた場合、明らかにSHODの方が太く、分離感も抜群です。

 

パス10 × エフェクターのコーナーも佳境に入りましたが、次もそんな感じで書きます(笑

(早く新しいエフェクターを、、、

サウンドハウス

20180723 VOX Pathfinder 10 with Amps

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今回はパス10のPhones/Line Outからコンボアンプのリターンに繋ぎ、果たしてパス10自前のスピーカーやパワーアンプと比べてどうなのか?という実験をしました(^_^)

(勿論エフェクター乗りの実験は継続しますが箸休めです爆

これは、パス10が一部の人に敬遠される理由が恐らくスピーカーの「癖」にあり、プリアンプについては逆に想像より遥かに優秀なのでは?と思い、昨今パス10にハマってる事もあり試しました(^^)

 

繋ぎ方としては、ギターからパス10のInputに繋ぎ、Phones/Line OutからEWS Subtle Controlに繋ぎ、そこから各々のアンプのリターン端子に繋ぐという方法です。

最初はPhones/Line Outから直接リターンに繋いでたんですが、パス10の出力レベルが0dB以上らしく、パス10側のVolではとても調整出来ない爆音が出てきた為、急遽Volコントローラを挟みました(-.-;)y-~~~

(それでも最小にしないと途端に爆音なので、恐らく+4dBくらい出てるんじゃないかと思います。)

 

・JC-40

パス10標準搭載の6.5" Bulldogスピーカーよりやはり音が太くなりました^ ^

具体的には、デフォで鳴らすより歪のエッジが抑えられ、低音〜ローミッドが持ち上がり、VOXのような古臭いフィルターのような物が無くなり、良い意味だと「使える」ディストーションになり、悪い意味だとVOXらしさが無くなった印象でした。

デフォだとTreble MAXなんて論外でしたが、JC-40に繋ぐとMAXでもBassとの兼ね合いでなんとか運用出来ます(笑

ゲインの効き具合も絶妙で、デフォだとどうあがいてもザラザラ感が残り、ゲイン調整での個性が失われる傾向でしたが、JC-40ではゲイン9時でジャッキジャキのクランチ、12時以降はさほど変わりませんが、音も潰れないチューブライクな太いディストーションが得られました(^^)

ただしチューブライクとは言っても、あくまで音の太さやエッジが丸め込まれた感じがそんな感じであり、厳密に比べるとピッキング時のコンプ感やギターvolへの反応、ニュアンスの出しやすさなどで結構違ってきます。

まずコンプ感に於いては、チューブとは違いやはり音が固いです。

何より音が詰まって出てくる感じがなく、無機質、金属的(思い込みかもしれません、さーせんm(__)m)で平坦な印象がありました。

ニュアンスも、ゲイン高目に設定したハイゲインアンプでは弱く弾くとそれ相応の反応をしますが、こちらはゲイン高めにするとピッキングの強弱であまり変わりません。

ギターvolへの反応もチューブに比べてゲインが非常に落ちにくく、クリーンサウンドが作りづらいです。

それさえ気にならず、ぶっとくなって迫力のあるパス10のドライブサウンドを試したければ、JC-120に繋ぐのは大アリです!d('∀'*)

 

・Peavey Bandit 112

こちらは基本的にはJC-40と同じような反応を示しましたが、スピーカー径かスピーカー自体の恩恵か、奥行感がグッと増し、パワーアンプの恩恵なのかJC-40の時よりコンプ感で音が詰まって出てくる感が感じられました。

俺的にはBanditの音の方が(JC40と比べれば)より有機的、チューブ的な感じで好みですが、Banditに搭載されてるBlue Marvel自体が癖が強く、何となくBanditのドライブサウンドにも聴こえてくる感じがありました。

なんつーか、ちょっと80'sに大流行したようなミドルがやや強いカラッとしたドライな音で(つまりブラウンサウンドw)、パス10の特徴がJC-40よりも失われた感がありました(笑

あと、こちらの方がW数が高いのに、何故かJC-40よりVolコンでの制御がしやすかったですd('∀'*)

 

・Rockman XP-100

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同じ6.5インチスピーカーの対決ですが、結論から書くとBulldogのほうが良いです(笑

こちらのPyledriverスピーカーなんですが、聴こえ方がオーディオ用のフルレンジスピーカーっぽく、リターンに繋いで鳴らしたら兎に角高域がザラザラして平坦な印象を受けました。

後でパス10のみで鳴らしたところ、ミドルが非常に出ておりギターの美味しいところを感じたので、これに関してはパス10の方が好きですね(^^)

恐らくXP-100のプリアンプ(XPR相当)の回路自体にキャビシミュの回路があらかじめ搭載されてるから、ギター用にチューニングされてるものよりフルレンジの方が効果を発揮すると見込んでたんだろうと思います。

(エフェクターの乗りが悪いのもこれに原因があるかもしれないです)

 

・Rockman A12-50

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Banditと同じソリッドステート、同じ12インチ(メーカーはCelestionだけどw)のコレならどんな反応を示すのか?

まず、リターン繋ぐとめっちゃくちゃ音が小さいです(爆

Vol MAXにしても使い物にならないので、仕方なくフラットに出力してくれるだろうという考えでAUX Inputに繋いで鳴らしました(因みにこちらだと爆音になるので通常通りVolコンを運転w)

結果、Rockman (A12-50)の音になりました(爆

Treble上げると多少エッジが立つぐらいで、まんまRockmanの音です!w

多分キャビシミュが搭載されてない分、パワーアンプやスピーカーがそういう音を再生するようチューニングされてるのでしょうね。

(メサのC90積んだキャビと同じ発想w)

 

・Tech21 Trademark 30

サウンドハウス

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(関係無いけど、大きさがあまり変わらないのが驚きw)

Tech21なので、恐らくパワーアンプもスピーカーもSansampに特化してるものと思ってましたが、その通りでした(笑

パス10なのに思い切りSansampらしい音が出てきました(笑

具体的には、パス10のコンプ感がSansamp特有のキャビシミュを通したような音になり、キツい高音が抑えられてその分ミドルレンジにかなり凝縮された感じです。

なのでVOXらしさは皆無で、Sansamp Classicの「Speaker Edge」やGT2のSpeaker Typeにおける「Off Axis」、TM30のSpeaker Typeにおける「U.S.」の音が好きなら堪らないようなサウンドとなってます。

逆に言うと没個性化してるので、Bulldogスピーカーの鼻詰まり感のあるミドルや耳に刺激的な高音がキレイさっぱり無くなってます(笑

 

・Mesa Boogie Mark V Combo

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こちらに関しては、意外にもまんまMesaの音という感じはなかったです。

確かにMesaらしいミドルやきめ細かい粒の歪にはなりましたが、どちらにせよアンプ直程ではなく、やはり膜が張ったような奥まった音という印象を受けました。

また他のアンプだとパス10側のTrebleは「上げても問題は無い」でしたが、こちらだと「MAXにしないとやや籠る」という感じで、特に12時より左だとモコモコします。

JC-40やBanditよりも籠るので、このアンプでもし運用するならTrebleは上げ目がいいです(運用する人なんているのか?ww)

 

総評として、パス10のプリアンプは中々質が高い、他のパワーアンプやスピーカーの影響がものすごく大きいという事が分かりましたd('∀'*)

因みに個人的にはBanditかTM30が良かったですね(^^)

それらのどっちがいいか?と聞かれたら、、、よりチューブらしい感じのBanditかなあ?w

甲乙つけがたいです(笑

 

次回は引き続きパス10 × エフェクターの考察をしていきますm(__)m

サウンドハウス

20180721 VOX Pathfinder 10 w Pedals Pt.3

今回もパス10に対する歪エフェクターの乗り心地の良さを追求していきます(^^)

 

今回のラインナップはこちら👇🏻

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現在手元に残ってるSansamp系を中心に実験しました(BritishとU.S. Metalが再び欲しくなった今日この頃デス(๑•̀ㅁ•́ฅ✧m/

 

前回のおさらいですが、JC-40とパス10各々のクリーンchで聴き比べた後、パス10のOD chとの差異を聴き比べるという内容となってます。

 

アンプ側のEQに関しては以下の通りです。

JC-40 = Bright SW ON、Treble 0、Mid 8、Bass 3

パス10 = Gain 12時、Treble 0、Bass 6

 

評価の基準は、

✨✨✨✨ = エフェクターが強力に働き、パス10を封印してパス10らしからぬ音を奏でる。

✨✨✨ = ややパス10の癖はあるものの、エフェクターのキャラは保ってる。

✨✨ = パス10とエフェクターの各々のトーンが共存してる。

✨ = 完全にパス10に飲み込まれてる。

となってます。

 

ではいってみましょう!L('ω')┘三└('ω')」

 

🍡Electro Harmonx Metal Muff with Top Boost (✨✨✨✨)

OD chとの差異:歪み方、EQまで完全にMetal Muffのそれ(爆

PTHMといい、これといい、線の細いメタル系エフェクターはどうもアンプの個性を強引にねじ伏せる傾向があるような(^^;;

設定次第でパス10からザクザクリフを刻めるスラッシーなディストーションが出てきます(笑

JC-40との差異:全く同じ(爆

スピーカーとかプリアンプ度外視したような完全Metal Muffの音(^^;;

 

🍡MXR 5150 Overdrive (✨✨✨)

OD chとの差異:似てるような違うような感じで、歪み方はOD chよりかなりきめ細かくし、音を細くしたような感じ。

EQはOD chに比べかなり高域寄り。

最初は星2つにしようか悩んだけど、ピッキング時の密度の高い、チューブらしい有機的なアタック音がパス10とは違ったのでこの評価。

JC-40との差異:JC-40でもほぼ同じ音を出せるので差異は無し。

 

🍡Tech21 Sansamp RK5 (✨✨✨)

OD chとの差異:OMGモード単体だと歪がきめ細かくなったOD chという感じで、ピッキング時に感じられるチューブのような詰まったアタックが若干感じられるくらいで大差無い。

しかしSansampをオンにした途端、Burnleyのようなミドルが太く、エッジが丸く削られた柔らかい音となり、ここで差別化を図ってる感じ。

但し、この丸く削る感じがSansamp臭さや迫力の欠如に繋がり、OMGと併せて上手く調整する必要がある。

(上手く調整すれば、エッジが耳に痛いOMG単体よりかなり良い音が作れますd('∀'*))

JC-40との差異:OMGモード単体では大差ない。

Sansampをオンにすると低音のキャラがかなり異なり、JC-40ではブーミー、パス10ではタイトになるため、パス10の方が相性がいい感じがする。

 

🍡Tech21 Sansamp Classic (✨✨✨✨)

OD chとの差異:完全にSansampの音で、OD chとはアタックからEQまで全く異なる。

特にアタックは顕著で、金属的なOD chに比べSansamp Classicは丸く柔らかく、有機的でチューブらしさがバリバリ出てるd('∀'*)

イコライジングに関してもパス10のプリアンプに左右されず、Classicで設定したものが適用されてる感じで、総じてパス10が封印されてる。

JC-40との差異:これに関しては中々違う部分があるけど、どちらも甲乙つけがたいような音で、JC-40が低域から高域までワイドレンジな音だとすると、パス10の方はVOXらしいヴィンテージなミドルレンジに凝縮したような音で、歪のきめ細かさもパス10の方が細かい。

個人的にはパス10で出力した方が若干好みかも?(*´ェ`*)

 

🍡Tech21 Sansamp Liverpool (✨✨✨✨)

OD chとの差異:説明書に載ってるどの設定を試しても、前回の記事のSick Asみたく基本的なキャラは似てるが、OD chのあらゆる部分(ピッキング時のエッジ、平坦なトーン、歪の薄っぺらさ)を軒並み改善してまんまVOXのチューブ系の音に強制変換してる感じ。

JC-40との差異:これに関してはスピーカーの径が大きく関連し、JCでは奥行感、立体感があり、パス10では豊富なミドルレンジときめ細かい歪と分かれる。

JCがどちらかというとハイファイ、パス10はモロにヴィンテージな音でかなり好みが分かれると思う(俺もどっちも好き(^^;;)

 

🍡Tech21 Sansamp Oxford (✨✨✨✨)

OD chとの差異:Oxfordのセットリスト+自分のオキニ(笑)設定を試した結果、どれを取っても完全にOxfordの音。

唯一の欠点としてOD chより若干音が奥に引っ込むくらいで、Oxfordの良さが全面に出てる。

JC-40との差異:他のSansamp系と同様、JC-40よりパス10の方がスピーカーかプリアンプの特性上美味しいミドルに凝縮しており、パス10の方が全体的にOxfordの歪の乗りが良い(^^)

特にオキニ設定(Gain 2時、Bass 11時、Mid 4時、Treble 12時、Char MAX)だとパス10からAC30みたいな音が出てきてぐう気持ちいい(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

 

総評としては、やはりSansamp系は「アンプ要らず」の通称通りパス10でもそれなりの威力を発揮しましたd('∀'*)

但しRK5に関してはOMGの部分だけだと差別化が難しく、やはりSansampのフィルターが必要ですね(^^;;

またMetal MuffはSansampの「チューブアンプ風に変換」とは真逆の立場、メタルド直球(爆)でパス10のトーンを変えてきたのも中々面白いです(^^)

5150はJC-40でもパス10でも同じようなディストーションなのですが、そのディストーション自体がパス10のOD chと若干似てるな、という印象でした。

MXR 5150OD自体がEVH 5150IIIとトーンがほぼ同じ、という意見が散見されますが、そうなるとパス10自体の歪もモダンハイゲイン系チューブアンプと比べた場合、案外似ているかもしれないですね :D

(思い起こせばBE-ODやBax Bangeetarもそんなだった感じだし、前回の記事のBogner赤青も正に5150と同じ系統に聴こえました。)

 

パス10自体もう半世紀近くの歴史がありますが、色々なエフェクターの乗りの方向性という形で非常に興味深くまだまだ続けたいと思ってます(退屈でしたらすみませんw

サウンドハウス